国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

5歳長女の日本語状況(5歳6ヶ月 在米3年8か月)

5歳半になった長女の様子です。渡米してから、今年の夏で4周年になります。早すぎる!4年前の今頃アメリカ行きが決まっていたんだなあと…思い出します。閏年だったんですね。

まさか外国でこんなことになるとは思ってもみませんでした。外出禁止令出てます。いや、実際、この数年で戦争が始まるとか日本経済が破綻するとかいろいろ可能性はあるなと思っていたので、戦争じゃないだけまだましかもしれません。

これから書くのは、コロナ騒動で休校になる前までの様子です。

 

5歳になったばかりの頃の記録↓

 

nicota-in-us.hatenablog.com

この頃から、あまり大きな変化はないような気もします。

 

長女は昨年の秋から公立キンダーガーテン(どうでもいいけどガーデンgardenじゃないんですよ、現地でもガーデンて言ってる人いるけど)へ通っていますが、半年経ってもやっぱり日本語の方が得意です。学校に日本語話せるお友達がいるのも関係があるかもしれません。英語があまり伸びていない気がします。誰だキンダー行き始めたら日本語忘れるって言ってた人は(よく言われました)!完全英語プリスクールに2年くらい通っていたのにこの状態なので、本人の性質なんだと思います(あと英語苦手な母親のせいでしょう)。変な発音が身についちゃうのも嫌なので、家ではなるべく英語を使わないようにして生活しています。私もあまり教えないようにしています。

 

日本語

日本語での学習は、Z会の国語は全部手が回らないので、きちんとやっている添削のみと、週1回の日本語教室、毎晩の読み聞かせ、及び音読くらいしかしていませんが、細々とでもやっていてよかったと思っています。

 

読み

小学1年生レベルの本は読めているようです。しっかり声に出して読みます。カタカナもほとんど読みます。漢字も初歩的なものは読みます。

 

書き

自分で考えて作文を書きます。もちろん、かなり単純な文章ではありますが。書くのは、ひらがなとたまーに簡単な漢字のみです。普段カタカナをまず書きません。カタカナは漢字への導入になるので、マスターしておきたいものですが、なかなか時間がとれず、週に1回通っているアットホームな日本語教室頼みになっています。夏休みまでにはマスターできるといいなと思っています。本人は漢字の方が興味があり、カッコイイと感じているようです。でも、まだまだ手先の器用さが足りず、細かい動きができないためか、画数の多い漢字は無理なようです。何度も書くことが大切ですが、うちの子はそんなストイックさは無いので、手先が器用になるまでもう少し様子を見ます。こういうのは時が来れば、書けるようになるはず!

 

算数

20未満の繰り下がりのある引き算までできるようになりました。日本語の文章題も音読してから考えています。キンダーでは、簡単な計算は習っているようですが、まだ数を数えるのに慣れるくらいの内容です。びっくりしたのは、計算はまだまだなのですが、現地校では図形やパターン(順列?)も習ってくることです。これは日本のZ会1年生の内容よりも進んでいるように感じました。現地校のMathは、近いうちに記事にしたいと思っています。

 

Z会小学生コース1年生

このほど3月号が届き、無事1年生をやり終えることができそうです。現地校のキンダーで、Mathへの苦手意識を持たせないために、Z会1年生コースを受講しておいたことは、大変役に立ちました。アメリカのキンダーは幼稚園みたいなものですが、日本と違ってちゃんと授業があるし、思った以上に内容が進んでいます。さすが義務教育一年目。

そして、この現地のMathが、「考えさせる」内容なので、Z会と相性が良かったと思います。反復練習とかではないし、正しいかどうかすら問題ではないといいましょうか。「考え方」を学習するような内容なんです。学年上がるとどうなっていくのかな。

ドリルZは、やり残してしまうことが多いのですが、「わくわくエブリスタディ」の算数だけは何とか毎月終わらせて、添削も国算は毎月出せました。長女の添削やZ会の取り組み、先取り学習の是非については、もう少し具体的に別記事にしたいです。

 

英語

母親と同じか、それ以上に聞き取れているらしいことが最近わかりました。単語の知識はまだまだ少ないのですが、さすがにリスニング力はついてきているようです。学校で友達や先生がよく言っているフレーズを口に出して言うことも増えてきました。単純な文を作文して言うこともできるようです。しかし、まだ文を書くことはできません。単語を音で聞いたまま当てずっぽうで書いています。英語だけを話すお友達とも遊んでいるようで、何話してるの?と聞くと、「Can I play with me?て言う」と言っていました。めっちゃ間違ってる…!!けど、子ども同士は関係なくわかり合えるのでしょう。学校でも、「書き」に関してはまだまだ放置しているらしく、ネイティブの子もデタラメに綴りを書いていて、それで良いようです。読みは毎日音読を励行されているので、聞いて読んで理解できるようになることが大切なのでしょう。

 

バイオリン

毎日、宿題やZ会など何かしらお勉強をしてから、バイオリンを弾く、というのが習慣になってきました。それが終わったら絵を描いたりディズニーの動画を観たり、何してもいい時間ということにしています(平日はこの間に私が夕食を作る)。毎日弾くようになったので、上達も今までのペースに比べると早くなり、上達するからもっと弾きたくなる、という好循環がようやく…ようやく、(すすり泣)出来てきました。2年かかりました。人前で弾くことも抵抗が無くなってきたようで、むしろ弾きたがるようになり、自信がついてきたのかなと思います。この調子でぜひユースオケに入ってほしい!1巻の卒業曲、ゴセックの「ガボット」を合格できたので、3年目は2巻からスタートです。(発表会はやはり中止…)



その他、夢中になってやること

絵や工作が大好き

紙(白いコピー用紙)、水性ペン、クレヨン、色鉛筆、ビーズ、刺繍糸、水彩絵の具、ハサミ、テープ、のり、モール、廃材等を与えておくと、自分で何かしら作っていて、面白いです。

 

なわとび

学校で流行っているらしい。クラスに上手な子がいるようです。家の中でもやっていて、最長で15回くらい続けて飛んでいました。

 

キックスクーター

5歳の誕生日プレゼント。上手に軽快に飛ばすようになりました。



 

現地校Mathと、Z会小学生コース一年生について、近いうちに書きたいなと思っていますが、なかなか毎日時間があるようでないような状況なので、できたら書きたいです。

世界同時に過酷な状況。人生に何度かはこういうことがあるんだなと、思っています。"do the next right thing"ってFrozen2でアナが言っていました。日本語だと「できることをしよう」と言ってたと思います。いかなる時でも、自分達にとっての「正しいこと」を粛々とするしかないですね。