国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

6歳長女の日本語状況など(6歳6ヶ月 在米4年9ヶ月)

アメリカでアジア人ヘイトクライムが大きな問題になってきています。ダウンタウンでは地元では大きなニュースになるような事件も起きています。直接の知人ではないものの、かなり近いコミュニティの日本人の方が、ひどい暴力被害に遭われました。実は大きなニュースにもならないけれど、我が家の近所でも起きています。

実はこういう事態は、昨年の時点で予想できたことで、悲しいけれど驚かないよ…というのが正直な気持ちです…。決して許せないですが、そういうことする人はいてもおかしくない、というのがアメリカです。アジア人が狙われているけれど、ヘイトクライム起こすような人は多分みんな中国人だと思っていて、韓国人も日本人も区別つかないしそんな違いがあることすら知らないかもしれないですね…。まあわかってるような人はやらないでしょう…。長女の学校でもいろいろと動く準備をしているようです。我が家でも今回は声を上げていかないとな、と考えています。


さて、長女6歳半になります。半年ごとの成長記録です。


Z会小学生コース2年生での取り組み


日本語 読み・書き

漢字はドリルで一通り練習するだけはしていますが、2年生から急激に画数が増えるので、まだまだ自在に書けるところまではいきません。手の器用さが追いつかない感じです。今は、2年生の漢字は読めればいいかなと思っています。1年生の漢字は、日本語教室で市販のドリルを進めてもらっているので、徐々に書けるようになってきています。

読解は、月末の添削問題しかやっていませんが、それで今のところ十分です。意外に記述をめんどくさがったり嫌がったりしないです。PreKの頃から当たり前のようにやっていたのがよかったのかもしれません。


算数

日本の2年生の内容は、だいたい頭に入っているようです。懸念していた掛け算の九九ですが、単元が始まった頃にいくつか九九の歌をYouTube で検索して聴かせたところ、「歌はいらない」と言って普通に覚えていました。考えてみれば、昔の日本人が覚えやすいように作ったのが九九なので、それだけですでに語呂が良くて覚えやすいはずなんですよね。(自分はなかなか覚えられなかったのですが…)

まだ暗唱してパッと答えられるというわけではないものの、掛け算というものが理解できています。どういうことかというと、わからなかったら×1から順番に唱えて、かけられる数を一つずつ足していって確かめています。3×7がわからなかったら、さんいちがさん、さにがろく…と唱えながら3を一つずつ足して考えるのです。Z会のテキストで少しずつ学びながら理解していきました。今は完璧に暗唱できなくても、これで良いと私は思います。2年後くらいには言えるようになっているでしょう。長女の学校では、掛け算は3年生で覚えるようです。


日本語教室での取り組み

日本の一年生の教科書の音読と、一年生の漢字をメインに指導してもらっているようです。ここで一年生の内容は完璧にするつもりで取り組んでいます。季節の工作や歌や読み聞かせも少人数でやってもらっていて、娘も良い気分転換になるようで、私は親としてものすごく助かっています。いくら家で親が勉強みていても、そればかりでは単調になってしまいます。他人に認められたり褒められたりする経験があると、子どものやる気はぐっと出ると思います。


日本語 話す・聞く

学年相当で、発音も日本で育ったようにできていると思います。「らりるれろ」のRを巻きすぎたりとか、単語に英語が混じることもほぼありません。ただ、英語でしか知らない単語は、英語発音になります。特に英語で観ているアニメのキャラクター名とか、地名とかです。日本だといちいちからかわれそう…。そんなの考えるのも嫌なのですが。


英語

長女はまだ、英語を第二言語とする生徒向けプログラムのELLを受けています。長女の通う学校は、その特性上、ELLを受ける生徒が多いです。1クラスに5人くらいいます。とはいえ、オンライン授業を見ている限り、長女以外の他の生徒さんはほぼ英語を話すのに不自由していないような様子です。みんな現地の子のようにしゃべっているように聞こえます。そんな子達と一緒に、じっくりみっちりやってもらっているので、結果的によかったです。一年生になった昨年の9月から、本格的にフォニックスや、スペルテスト、小冊子の音読を続けてもらっています。担任とELLの先生は別の人なのですが、担任の授業よりこのELLの方が娘にとっては意味があるように思います。

 

スズキバイオリン

4年目は3巻から

ちょうど去年のパンデミック開始頃に2巻に入り、先生とのビデオ通話だけで一年かけて一冊を終えました。バイオリンを始めて丸3年経ちました。2巻は本当に濃い内容で、書きたいことがいろいろあるので、また別記事にしようかと思います。この春から3巻です。内容的に、4巻への準備期間という感じです。サードポジションへの移動(shift)に加えて、最近長女はビブラートの初歩的な練習もさせてもらっているのが、羨ましいです。(私は音程悪いからビブラートはまだダメと先生に言われ続けて小3でやめてしまい、結局学生オケ入るまでビブラートかけたことなかったんです…今思えば、ビブラートできるようになってたら楽しくてやめてなかったかもしれないですね…)

読譜の練習も始めています。最近先生に言われて買ったテキストがとても面白かったので、今度紹介しますね。

長女にとってバイオリンは、まあまあ楽しいけれど、どうも夢中になって弾くようなものではないようで…4巻終了までいったらまた続けるかどうするか考えようかなと思っています。新しい曲が弾けるようになるのは楽しいようなんですけれど。娘曰く、バイオリンの嫌なところは…「ずっと立って弾かなきゃいけないところ」だそうです…。子どもも座って練習してもいいものなんでしょうか?オケに入れば座って弾けるよ〜!

 

絵と工作大好き

放っておいても気づいたらやっていることが、その子の才能があることなのだというのを、どこかで聞いたことがあります。(出典がわからず、すみません)

長女の場合は、完全に絵と工作だということが、だんだんわかってきました。他の子と比べて上手いのかと言われるとわからないのですが(むしろ雑だなと思うことが多い)、とにかく本人が夢中になって、気付くと何か作っているんです。上手く描いてやろうとか、大人から褒められるのを期待してやっているのではなく、純粋に自分が楽しくてやっているんだなというのがすごくわかるんです。だから、雑に感じることもあるのですが、関係無しにどんどん描いていくんです。朝起きたらごはん食べる前に何か描いたり作ったりしているんです。私も素直にとても良い作品だと思うので、どこが良いのか具体的に褒めています。最近、三角定規や分度器とコンパスをそろえました。多分そろそろ算数で出てくると思うので、その前に使って遊んでみようと思います。

今後、本人が望むなら、Artの方向にもう少し時間をとってあげたいなと思っています。


読書

エルマーのシリーズ(日本語)を独りで読み進めています。朝、食事の前など暇な時に読んでいます。シリーズ1巻目である「エルマーのぼうけん」は、昨年度日本語教室で先生が読み聞かせしてくれたので、「あ、知ってる!」とすっと入っていけました。

あと、そろそろ漫画の読み方を身に付けさせるべきか?と悩んでいます。長女はまだちゃんとストーリー漫画を読んだことがありません。自分から読みたがるまで、まだ待っててもいいのかな…。

 

 

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
 

 

 

エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)