国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

Z会の英語とプログラミング学習

もう7月も後半。日本は夏休みが短縮になるところが多いようですが、こちらアメリカはいつまで続くのかもわからない長い長い夏休みです。学校本当に始まるんだろうか…。うちの学区はまだ検討中です。


夏休みに入ってから、学校関係のオンラインの時間が減ったので、最近は時々自宅学習の時間に、Z会のオンライン講座をやってみています。これは、通常の紙のテキスト受講する場合の料金に含まれています。普段のテキスト類とは別に、専用サイトにアクセスして取り組むものです。


5歳長女は、日本では4月から年長の年齢ですが、アメリカでは9月から一年生(1st grader)です。すでに小学校附属のkindergartenへ一年通っていて、義務教育が始まっています。キンダーでは、英語の読み書きと算数も日本の小1の内容が少し入ってくるので、昨年度はZ会小学生コース一年生を受講しました。


昨年度はあまりオンライン学習に手を付けなかったのですが、最近amazonタブレットのfire10インチを子供達用に新調したので、それを使うと長女もやる気が出るようです。それまでのは8インチだったので、それに比べると細かい作業や文字を読んだりがしやすくなりました。


Z会のオンライン学習には、「英語」と「プログラミング学習」があります。それぞれ月に一回程度やれば終わってしまうくらいのボリュームなんですが、それくらいがちょうどいいのかな、とも思っています。プログラミングはやりこめばもう少し長く楽しめると思います。


英語

長女は現在小学2年生コースを受講しているので、小2向けですが、英語圏に生活している子どもにとっては易しいレベルで、英語だけなら3歳の次女にもちょうど良い感じでした。ただ、思わぬ効能で、問題文や説明文に小2レベルの漢字が使われているので、良い日本語の訓練になります。(これはプログラミングにも言えます)


それと、日本の子達もこうやって英語を勉強しているんだよ、みんな英語話せるんだよ、と教えることが、長女にとってはやる気につながるように見えます。(どうして自分だけ両方やらなきゃいけないの、という不満を抱えがち。長女の場合は日本語の方が得意なので、英語に苦手意識を持っています。)


毎月の内容は、ABCの歌と、アルファベット(大文字)、基本的なあいさつやフレーズ、くだものなど身近なものの名前を聴く、発音できるようにする、というものでした。(マイクを使った発音の録音もあります)


ABCの歌なんですが、改めて気がついたことがあります。日本だと「ABCD_EFG_HIJK_LMN」で区切れますよね。私はこれを聴いてハッとしました。アメリカで耳にする歌だと、「LMN」のフレーズの間に歌うのが「LMNOP」なんです。そういえば最初に聴いた時に「早い!」て思ったのですが、いつの間にか当たり前になっていました。初めのうちは、そこだけ早くて、その後が何だか間延びしてバランスが悪いんですよね…。


でも、この「LMNOP」が、英語のスピード感なんじゃないかな、と今なら思えるのです。「エレメノピー」みたいに歌わないと間に合わないわけですが、この、次の音の準備をしながら音を出す発音、これを意識していないとネイティブの英語は聞き取れないような気がします。「LMN」で区切るのは日本独自なのか、それともそうではないのかわからないのですが、もし「早すぎるから歌いにくい」という配慮でこうなっているのなら、その配慮はいらないかもしれません。子どもは歌えます。そして、小さいうちから耳や口が慣れた方が良いのかな、と老婆心ながら思います。(指導要領がそうなってるのかもしれないですが…)


うちの長女は英語に苦手意識を持っているようなので、(いつもはちょっと難しいZ会なのに)簡単!できる!と思える体験をして自信をつけるのに役立ってくれるといいなと思っています…。(英語の得意な英語圏在住者にはたとえ2学年上でも取り組む必要のない内容でしょう)


プログラミング学習

プログラミングも、夫が「プログラミングは英語でやるべき」と言うので積極的には取り組んでいなかったのですが、じゃあ夫が何かやるかというと忙し過ぎて今まで結局何もやらなかったので、ひとまずZ会のプログラミングをやってみることにしました。一つ不満があるとすると、操作性があまり良いとは言えないのですが、かわいくシンプルな絵柄と優しい色合いで、長女は気に入ったようです。私も好きな雰囲気。


これも小2向けですが、文字を時々親と一緒に読みながら、アプリで遊ぶ感覚でできます。6月から始めましたが、なんとかできています。7月は、繰り返す動きが入ってきて、プログラミングらしくなってきました。英語のところにも書きましたが、説明も、コードも全部日本語なので、日本語力が鍛えられます。「上下左右」が漢字なので、小1漢字がまだまだ怪しい長女にとっては良い機会となっています。


Z会にはプログラミング専用講座がある

通常料金に含まれているプログラミング学習とは別に、レゴを使ったプログラミング講座があるようです。こっちの方が多分もっと本格的。


2020年度から、小1はタブレット講座が始まっていたらしい

単純に知らなかった…。これまで、タブレットコースは小3からはありましたが、この4月から小1も始まっていたようです。しかし、小2は来年度からとのこと。つまり、うちの長女は紙一択だったんですね。

けれども、私は親として、なるべく手を動かして紙に書きなが考えたり読んだりしてほしいので、紙でよかったと考えています。あと、アメリカだとちょうど良い時間に日本が深夜になるため、サイトのメンテナンスに入ってしまうというデメリットも大きいです。だから、小3以降も紙の学習を継続するつもりです。ただ、国によっては郵便も大幅に遅れたり、配送ができなくなってしまっているところもあるのかもしれません。そういうところには、オンラインは強い味方でしょうね。

ちなみに、タブレット講座にしても、国語などの書く学習用に、紙のテキストも送られてくるみたいです。(タブレット講座専用テキストのようです)


番外編「みらい思考力ワーク」

オプション講座の「みらい思考力ワーク」ですが、昨年度一年間寝かせておいたものを、一年遅れで取り組んでいます。去年はさすがにムリ…という雰囲気で、見るだけで逃げ出していた長女だったのですが、一年ぶりに見ると「できそう!」と感じたらしく、だいたい取り組んでくれます。頭の体操みたいな内容が親としては好きで、土日におやつ食べながら一緒にクイズを解くような感覚でやっています。こういうのに苦手意識持たなくなってくれればそれでいいかな…。

 

今後は現地校Mathについてそろそろ記事にしたいと思っています。