国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

TwoSet日本関連動画1 ~日本の神童達~

TwoSet Violinのことだけで時間がいくらあっても足りなくなっている毎日です。でも、しつこいようですが英語の勉強だと思っているので、恥とは思わず続けていきます。

●印の付いた表現は、今回新たに知った表現としてメモしていくことにします。

 

富樫美玲さん Mirei Togashi 

前回の記事でご紹介した動画の冒頭で、二人がMenuhinに呼ばれてると話していました。↓

nicota-in-us.hatenablog.com


10-Year-Old COMPLETELY BEAT Us in Playing the Hardest Violin Piece Ever

 

〈会話部分〉------------------

Eddy(E)「実はここだけの話なんだけど…Menuhinが、まあ、僕たちを招待したかも」

Brett(B)「僕たちはバランスを取る必要があるんだよ。一か所に才能が集まりすぎちゃうから、『よしあと二人呼ぼう!才能が無い人を』ってね」

------------------------------------

 

ていうか、そもそもMenuhinて何?自分の人生には無縁すぎて全く無知な私は二人の雰囲気からして、どうせ何かの冗談だと思っていたのです。ところが、調べてみると面白いことがわかったので、そのことも併せて、今回はTwoSetの日本人神童バイオリニストへのリアクション動画の紹介を記事にしてみます。

 

ユーディ・メニューイン国際コンクール

Menuhinとは、「ユーディ・メニューイン国際コンクール」のことで、15歳以下のジュニア部門と、16歳から21歳までのシニア部門に分かれている、バイオリンのみの音楽コンクールだそうです。イギリスで開催されています。

Wikipedia

ja.wikipedia.org

 

このコンクールに、今年TwoSetの二人が本当に招待されているらしいです。コンクールの公式サイトにも出てる!しかも画像が富樫美玲さんのリアクション動画(彼女は出ないけど!)

公式サイト

Menuhin Competition Richmond 2020

The rumours are true - we've invited Twoset Violin to join us for the #Richmond2020 Competition - but not to destroy their self esteem (we hope)! We've invited the duo to join us as roving reporters, giving their unique perspective and one-of-a-kind sense of humour, and we can't wait to wait to see them there. Watch this space for more updates as we approach the Competition!

 

 

二人を「roving reporters」として招待した、と書いてあります。

  • roving: うろつく、さまよう、きょろきょろする

 

ということは、出演者に突撃インタビューなんてことがあるのかな。本人たちの演奏は期待できなさそうですね。(誰もそこで期待しないか)

 

そもそも、富樫美玲さんへのリアクションの前に、Eddyがパガニーニの超難曲「Nel cor piu non mi sento」に挑戦したのは、Ziyu Heさんの動画がきっかけだったのですが、練習でも何度も観ていたこの動画が、このメニューインコンクールの動画だったのです。確かにロゴが出ています。

Ziyu Heさんは、2016年のシニア部門覇者でした。↓


Ziyu He | Paganini | Nel cor più non mi sento | 2016 Menuhin International Violin Competition

 

また、TwoSetあこがれの人としてよく登場する同郷のRay Chenさんも、2008年にシニア部門で優勝しています。今年は審査員に名を連ねています。

この方もすごいのに面白すぎ↓


Imitating Famous Violinists

 

そんなつながりがあってか(?)今年はTwoSetが招待されているということで、この春は面白い映像が観られる予感!若い(才能のある!)音楽家を、新しいメディアで(クラシック通だけではなく私のようなライトな音楽ファンにも)広く紹介していることが、クラシック業界でも評価されているんでしょうね。あとユーモアのセンスも!だとしたら何だか私が嬉しいです。ほんとふざけてる人たちだけど。

 

村田夏帆さん Natsuho Murata

また、今年は日本からは二人(イギリスからも日本国籍を持つ方が一人)出場するようですが、そのうちの一人、村田夏帆さんは、すでにTwoSetがリアクション動画を作っています。↓

11歳があなたの夢を打ち砕く時


When an 11 Year Old CRUSHES Your Dreams

この人達は、言うだけじゃなくて弾いてくれるから偉いよほんと。神童が弾いてるとすごく簡単そうに聞こえるから。この二人を見てるとどれだけすごいことやってるのかよくわかって面白いです。二人は音楽を愛してるんですよね。(ただ早く弾くだけとかの「音楽」をしていなくて才能が怪しい人物や、それに拍手喝采を送る人に手厳しいのもホント好感が持てる!)

 

村田夏帆さんは、すでにいくつかの国際コンクールに出ているので、けっこう動画が上がっています。どれを聴いてもすばらしいです。なんか、音がちょっとハスキーな感じがすごく個性的で、いいです。心揺さぶられます。演奏後は、あどけないかわいい表情なのも、演奏中とのギャップにやられちゃいます。黄色いドレスを着ている動画は、ロシアの「シェルクンチク(くるみ割り人形)」国際コンクールのものです。2018年12月に、村田さんが1位及び「金のシェルクンチク賞」に輝いたというニュースが出てきます。この村田さんと、メニューインでTwoSetがどんなやり取りをしてくれるのか(やりとりはあるのか?)5月が待ちきれない。

 

吉村妃鞠さん Himari Yoshimura

この村田さんが2018年に制した「シェルクンチク」ですが、翌年の2019年にも、何と日本人の女の子が1位になりました。それが、吉村妃鞠さんです。当時7歳。今8歳なのかな?公式ホームページがあります。

Himari Yoshimura - Violinist - 8 years old

この子もすごいです。映像観ながら涙出ました。本当神童。審査員に「神か天使」と言われていたし、ロシア語を通訳した英語のインタビューに英語で答えていました(日本語でもあの雰囲気の中答えられるだけですごいのに)。村田さんの時はロシア語‐日本語の通訳が付いていましたね。英検3級の実力だから、英語でいいよってことなんでしょうか。吉村さんは去年数々の国際コンクールに出場して、いずれも1位になっているので、TwoSetの目に留まったようです。やっぱりリアクション動画があります。ベルギーのコンクールのもの↓(そしてやっぱりパガニーニ!)

7歳があなたに見せつける時


When a 7 Year Old FLEXES On You

うちの娘も弓の小指の位置に魚の目クッションみたいなの付けてます…。吉村さんは、弓は本体のサイズより一、二回り長いものを使ってるんじゃないでしょうか。それで滑るから付けているんじゃないかと勝手に推測します。「彼女はパガニーニを弾く初心者なんだよ」は名言。そうですね、ほんの5年前にバイオリン始めたばっかりなんですよね。。。

  • flex (on) :(~に)見せびらかす、格好つける、自慢する、という意味の流行りのスラング

 

この吉村さんが弾いている曲は、「パガニーニは弾けないよ」って言ってたBrettが、「12段階レベル別」で「レベル12」として弾いていたパガニーニのコンチェルト1番ですね。(何度もはりつけてすみません)


12 Levels of Violin Playing

 

ここまで日本の神童(prodigy)関連のTwoSet動画をご紹介してきました。私は一体何者なんだろう。。。(ただのTwoSetファンです)。ちなみに自分の娘もバイオリンを習っていますが、全く神童とは無縁の娘です。神童を育てる気もない親の元に生まれてしまいました。ごめんね長女。私は前にも書きましたが、別に超絶技巧の曲を弾かなくてもいいから、一緒に好きな音楽を弾きたいのです。もしパガニーニ弾きたいって言い出したら練習すればいいだけの話ですし(めんどう見られないけど)。そういえばSUZUKIの2巻にパガニーニ入ってるんですよね(妖精の踊り, Witch's Dance)

 

最後に

メニューインで日本人バイオリニストが優勝してくれて、その絡みでTwoSetにも注目が集まって日本でも人気出ますように!!

 

 

nicota-in-us.hatenablog.com

nicota-in-us.hatenablog.com