バイオリン関係の個人的に気になるインスタグラマーさん、 ユーチューバーさん達と、私の恩師の話【前編】
子どもの英語・日本語教育に興味を持ってこのブログを覗きにいらしてくださった方は、毎度何のことかとお思いかもしれません…。TwoSet Violin は、私自身の英語と音楽の勉強を兼ねた娯楽として観ている、台湾出身オーストラリア人ユーチューバーのバイオリンデュオです。
今回は、そんなTwoSetにうっすらと関連した日本人バイオリニストさん達や、子どもの音楽、英語教育から私の恩師の話まで、最近思ったことを書いてみたいと思います。うまく着地できるかわかりませんが、いってみましょう。
出会いました!
まず本題に入る前に、最近幸せな出会いがありました。なんと、このブログ以上に激熱な日本人Twosetterインスタグラマーさんを発見致しました!早速フォローさせていただき、本ブログでの紹介にご了承いただきましたので、ここでご紹介させていただきます。
日本在住の @yama.2set さんです!
何と flute gang とのこと。世界的に見ても希少な日本人Twosetter インスタグラマーとして、TwoSet愛に溢れた投稿をされています。素晴らしいセンスと動画・画像編集スキルで、時間を忘れてずっと眺めてしまうアカウントです。
ちなみに、私もバイオリン・TwoSet 関係専用アカウントをひっそりと作りました。あくまで主体はこのブログのつもりですが、更新のお知らせなどもできるかなと思います(ストーリーとか使い方がイマイチまだよくわかっていないのですが…)。こちらのアカウントでフォローさせていただいています。まだ投稿が全然無いのですが、バイオリン関係に興味がおありの方は、もしよかったらフォロー&交流してください。→ @nicota.vn
日本人版TwoSet Violin!?「バイオリンはじめちゃんねる」
こちらのチャンネル、オススメに出てきたので観てみたらハマりました。日本の東京近郊でバイオリン教室をされている女性のお二人の先生のチャンネルです。
こう書くと、よくありがちな感じがしますが、このチャンネルは全く予想を覆す内容でした!それはまさに、日本人版TwoSet Violinの名に相応しいと思います。チャンネル開設当初は、そのチャンネル名の通りに、「バイオリンをはじめました!」という方や生徒さん向けの、スズキ教本の練習用動画をアップしていたようです。(10巻まで一曲一曲丁寧な解説練習動画があり、娘にも見せています)
ところが、だんだんと先生方のキャラが浮き立ってきて、コントあり、ゲームあり、ロケあり、二人で一つのバイオリン演奏あり、リン・リン・ワークアウトな内容あり…のTwoSet的楽しい動画へとシフトしてきています。それだけでなく、黒服コーデや本番メイク等日本人女性ならではの視点からの独自のコンテンツもあり、肩当てや、かなり本気の松脂比較動画もあり、オリジナリティも光っています。今度2月13日(日本時間)に焼肉を食べるライブ配信があるようです(笑)。
このチャンネルには、共に桐朋学園大学(弦楽器に強い私立最高峰のイメージ)卒業のバイオリンの先生お二人が主に出演。先輩姉御肌「かな先生」と、そのかな先生から「ばんちゃん」と呼ばれている「まなみ先生」の、和気藹々とした先輩後輩関係に心がほっと癒されるチャンネルとなっています。
2021年にこちらの動画がバズって、人気チャンネルになったようです↓
上の動画の超丁寧な解説動画↓
アナウンサーのように綺麗な発声とお顔で理路整然としゃべくりまくる「かな先生」。けっこう真顔でぶっちゃけてくれるところが、友達の話を聞いているみたいで楽しいです。一方、徳島出身でほんわか柔らかい雰囲気なのに、コンチェルトなどはパワー系の演奏になるギャップがすごい「まなみ先生」は、編集も担当されていて、これがまたクスリと笑えるエッセンスを加えてくださっています。
個人的にかな先生が大好きになった動画↓
さて、TwoSetとの関連はというと、先生たちが直接言及していることはないようなのですが(全部動画観たわけじゃないので触れられていたらすみません、でもコメント欄で好意的に指摘している人を何人か発見しました!)、かな先生が、日本でバッタリRay Chenに会って撮ったツーショット写真も公開してくださっているのです(品川のシーフード・リパブリックの近くですね)。Rayさんの動画を意識しているとすれば、TwoSet も知らないはずはない…。ていうか、「うちらの方が絶対上手いし面白い動画作れそうじゃない!?」て言ってYouTube 始めてそう(ただの妄想です)。私はこのチャンネル好きです、応援してます!頑張ってください!
それにしても、かな先生、お肌はきれいだし、お若そうに見える割にこの落ち着き方、酸いも甘いも噛み分けている感じ…でも友達と話しているような感覚…ひょっとして同い年くらいかも?と思ったら…先生の方がちょっと、いやだいぶ、お若かったです。。。
そして、このチャンネルを知ったのとほぼ同じ頃に、ほぼ同世代の、あるバイオリニストのインスタグラマーさんを知ることになるのです。それが、徳永慶子さんです。
第62回(2019年度)グラミー賞受賞 徳永慶子さん
徳永慶子さんは、日本の高校を中退して単身渡米、プリカリッジを経てジュリアード音楽院を卒業し、そこで教鞭も執られていたようです。ジュリアード在学中から参加していたカルテット「Attacca Quartet」のアルバムが第62回(2019年度)グラミー賞最優秀室内楽賞受賞。日本人バイオリニスト初のグラミー賞受賞となったということです。(ちなみに五嶋みどりさんの参加アルバムが2014年に受賞していますが、みどりさんはアメリカ国籍なので「日本人」ではないそうです。そうだったんだ…!)
慶子さんの特筆すべきは、その生い立ちを、何とご自身が漫画にしてインスタグラムに投稿されていることで、現在もまだ継続中です(「ヴァイオリニストができるまで」@keikonomanga )。 現在、やっと小学校高学年になったところなのですが、かわいらしくて素朴な画風によってだいぶ受け止めやすくはなっていますが、描かれている現実はけっこう厳しくて残酷で、何というか…かなりぶっちゃけてるな…と思いました。恐ろしい世界への怖いもの見たさゆえに一気読みしてしまったのですが、コメントでも「わかる!」というものが多くて驚愕しました…。すごい世界です本当に。慶子さんご自身も「神童」レベルでずっとこられたのだと思いますが、日本国内でのコンクールでは結果が出ず、日本を飛び出したのだそうです(英断ですね!)
この漫画を拝見していて、「この方も同世代かもしれない」と思ったら、私より若干お若いくらいでした。そして、おそらく前述の「かな先生」とも近いお年です。そしてお二方とも神奈川県出身。慶子さんは桐朋学園大学音楽学部附属「子どものための音楽教室」に通っていらしたとのことです。「かな先生」は小6で先生を変えるまでスズキメソードの教室へ通われていたそうです(その時点で10巻とメンコン、シャコンヌまで終了していたとのこと)。お二人がコンクールなどで顔を合わせていたということもあるのだろうか…と勝手に想像してしまいました。
この桐朋学園大学音楽学部附属「子どものための音楽教室」は、関東近辺のみならず、全国に教室があります。音楽関係にはとんと疎い私自身は、最近まで全く知らなかったのですが、メニューイン・コンクールのことを調べた時に知りました。
「スズキ・メソード」が、音楽家を育てることのみを目標にしておらず、むしろ子どもの本来の能力を引き出す「全人教育」を謳っているのに対し、こちらの「子どものための音楽教室」は、より音楽家の育成に焦点を当てている感じがします。「全日本学生コンクール」上位入賞者を毎年多数輩出しているようです。
2021年のメニューインに日本から出場した金子芽以さんはこの「子どものための音楽教室」に通われているとプロフィールにありました。「全日本学生コンクール」2021年度の高校生の部で1位を獲っていました。国内では敵無しなんでしょうね!(ちなみに小学生の部では、もはやTwoSetファミリーの富樫音葉さんが1位だったようです!)
さて、慶子さんが挑戦し、入賞できずにいたと描かれているのが、この「全日本学生コンクール」です。予選は通過しても、入賞はならず、その後もさまざまなコンクールに出ては、なかなか芳しい結果を得られなかったそうです。漫画では、師事する先生の勧めで海外の国際コンクールへ出ることになったところまで現時点では描かれています。今後の展開が気になります…!(子どもの頃に国内で評価されずに日本を飛び出し、大器晩成型に日本人初のグラミー賞受賞バイオリニストになるというこのドラマに胸が熱くなりますね)
コンクールといえば、日本国内最高峰として数えられるのは「日本音楽コンクール」です。
実は、私はこのコンクールで優勝した経歴がある方を知っていました。というか、最近気がつきました。その方というのは、私がバイオリンを習っていた先生のお子さんです。そのお子さん、おそらく先述のお二方とほぼ同世代。おそらく徳永慶子さんと同い年?と思われます。
私の恩師のお子さん
そのお子さんは私と同じ地方都市のベッドタウンである市内に住んでいました。当時、「良い先生が引っ越していらっしゃった」ということで、市外まで通っていたスズキメソードの先生をやめ、お世話になることになりました(母が勝手に決めました)。
お子さんは、ご自宅でのレッスンの時に見かけることはごくたまにしかなかったのですが、通っているスイミングスクールが同じで、そこでよく見かけていました。少し年下だけど級も上だし、先生にもかわいがられている活発なお子さん、という印象でした。
そのお子さんが進学したのが、桐朋学園大学音楽学部です。かな先生の少し先輩に当たるんじゃないかと思います。そこで四年次に日本音楽コンクールに優勝したのです。首席卒業もしたそうなので、かな先生なら絶対ご存知に違いない…。かな先生が「オゾン層」と呼んでいた人達の一人なんじゃないかと思っています。
なんだか自分の人生がこんなところでつながってくるなんて…(私自身とは何もつながっていないのですが)、年齢を重ねていくって面白いなと思いました。
そのお子さんは、桐朋を卒業後ヨーロッパ留学され、今や藝大で教鞭を執られたり、日本各地でご活躍中のようですが、一応私の出身地などがわかってしまうので伏せておきますね。(だからどうということもないのですが…)
そのお子さんを育て上げられたお母様、私のバイオリンの恩師について、ぜひ書いておきたいことがあるのですが、長くなってしまったので記事を分けたいと思います。
(続く…)