国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

「タイガー・マム」は何を目指す?〈1〉

「タイガー・マム」シリーズ開始の予告に、思いのほか反響をいただき、ありがとうございました。思ったより記事のアップが遅くなってしまい、申し訳ありません。

 

早速なのですが、いきなり初回から号外です!

 

まずは、何はともあれ、TwoSet Violinの二人が、Brettの古巣シドニー響と、オペラハウスでのヒラリー・ハーンさんのコンサートにゲスト出演しました!

Congratulations! Omedeto!! TwoSet!!!! 

 

 
 
 
 
 
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リハーサル時に撮ったらしきこの動画↓も良いですね!シドニー響の皆さんの温かい雰囲気にもなんだかほっこりします。


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さらに!日本人prodigy、吉村妃鞠さん改め(世界を見据えて芸名をアルファベット表記にしたんですね!)HIMARIさんが、このたび、カーティス音楽院へ最年少合格し、入学されるというニュースも飛び込んできました!

大学ですよ。飛び級です。10歳でカーティス合格は史上最年少なんだそうです。…で調べてみたのですが、ヒラリー・ハーンさんも10歳でカーティスに入学してるんですね!33年前か〜。とにかくお二人ともすごい!!もうこれは、HIMARIさんもTwoSet と共演するしかないですね。遠くはない未来な気がします!

 

 
 
 
 
 
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HIMARIさんのお母様のインタビューやコバケンさんとの対談が載った「家庭画報」良い記事でした!↓永久保存します。

 

 

そして何度も貼り付けますが、

TwoSet が「お断り」された(笑)、カーティス音楽院↓


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さて、ここから本題です。

 

このブログの読者の皆様(←言ってみたかった)は、「タイガー・マム」とは何か、ご存知のことかとは思います。しかし、以前オンライン英会話でフィリピンの講師と話をした時に通じなかったので、一応説明しておきますね。(フィリピンにはいないのでしょうか…?)

 

「タイガー・マム」( tiger mom )は、おそらく主に欧米圏で、教育熱心なアジア系の母親を揶揄して指す言葉です。

また、アメリカには「サッカー・マム」( soccer mom )という言葉があり、ほぼ同義語です。アメリカでは、サッカーは意外にも割とマイナーなスポーツなのですが、子どもの社会性や知能を育てるのに良いということで、教育熱心な親が小さい頃から子どもにさせるスポーツ…という位置づけになっているそうです。

「タイガー・マム」とほぼ同義語ではありますが、こちらがアジア系の母親像なのに対し、「サッカー・マム」はヨーロッパ系人種(要するに白人)の母親像が連想される気がします。(もちろんサッカーを熱心にさせるタイガーマムも存在するわけです)

 

「タイガー・マム」といえば、今年は寅年ということで、TwoSetのタイガーマムネタも秀逸でした!これを見ると、「タイガー・マム」とは何なのかがよくわかりますね(笑)


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Doctor!! Red envelop!! 笑

タイガー・マムは、音楽のことはよくわからないけれど、子どもにせっせと楽器を習わせます。しかし、それはあくまで知能を上げるため!子どもを名門大に入れ、メディカルスクールやロースクールへ進学、最終目標は医者(か博士か弁護士か?)。ライバルはLing Ling!(←Ling Ling はものすごく勉強もできそう)

 

私が次女と三女の出産の時にお世話になったアメリカ生まれの日本人産婦人科医の先生(女性)も、まさにこのタイガーマムの夢のエリートコースを歩んで来られた方でした。(そして人間的にもすばらしくて暖かくって、ユーモアもあって、自分の子もこんな風に育ってくれたらなあ…と憧れるような方でした!)

 

その医師の卒業大学は、学部は泣く子も黙るMIT(マサチューセッツ工科大学)、メディカルスクール(大学院)はミシガン州立大学(名門)。そしてなんとこの医師も、バイオリン上級者だったのです。協奏曲をソリストで弾いたとおっしゃっていました。メディカルスクールでもオーケストラに入り、コロナで注目されたECMOの発明者は同じオケでコントラバスを弾いていたのよ、と笑顔で教えてくださいました。(すごい次元の話…)

 

ちなみにこの医師のお子さんもバイオリンを習っていて、実は同じスズキの教室に通っていたんですよね…(先生は違ったのですが)。なんかちょっと、ほっとしたのを覚えています(笑)。方向性は間違ってないのかなと。

 

なぜこのようなことを書いているかというと、実は、タイガー・マムの目指すところにはバイオリンなどの音楽や芸術が必須ということなんです。私自身はこれまであまり意識していなかったのですが、アメリカでの大学入試を調べると、「タイガー・マム」の目指しているものがとてもよくわかったのです。

 

お断りしておきますが、私は決してタイガー・マムではありません。ですから、このシリーズタイトルの「タイガー・マム」とは、私のことではなく、一般的な「タイガー・マム」です。調べれば調べるほど、自分はタイガーマムになれないことを実感しました…(笑)。私は、言ってみれば、「タイガーマム・ウォッチャー」ではないかと。世の中の「タイガー・マム」の生態を調べ、観察し、気づいたことをブログに綴る…。なんて暗い趣味なのでしょうか(笑)。でも、これがとっても面白いのです!これは、ライフワークになりそうな予感がしています。              

 

ところで、以前アメリカの公園を散歩していたところ、向こうからTwoSet Apparel の「MUSICIAN」スウェットを着ている人が歩いて来る⁉︎と思ってよく見たら「MICHIGAN」(ミシガン州立大学)のロゴスウェットだった…ということがありました。そこで初めて気づきました。あのデザインは「MICHIGAN」のパロディだったのか…?と。配色が全く違うんですけれどね。普通は「MICHIGAN」なのかな、と思ってよく見たら「MUSICIAN」だった…ていうことを狙ったデザインだったんでしょうか…?

 

このように、この「タイガー・マム」シリーズでは、主にアメリカの名門大学の入試制度に絡めて、音楽や芸術に関わることを書いていこうと思っています。

 

日本にもすごすぎる、まさにLing Lingといえるバイオリニストの方々がいらっしゃるので、そんな記事も書きたいなと思っています。(ネタはたくさんあります!)

 

そのために、まずは、アメリカの大学入試制度を理解しておきたいと思いますので、第2回へ続きます。