英語での生年月日の答え方
生年月日と誕生日
英語で「生年月日」はどのように答えたらよいのでしょうか。
私は、アメリカで二人妊娠出産したこともあり、自身の健診に加えて子ども三人の健診通院など(一度子どもがアナフィラキシーで入院経験もあり)、病院のお世話にならない月はないくらいです。
今日は、そんな通院、入院中に思ったことを軽く書こうと思います。久々の日常的な英語の話です。
通院、入院中は、生年月日をよく尋ねられます。受付でももちろんですが、患者の取り違えを防ぐためにも、注射や採血、投薬の際は必ずです。
「生年月日」は、英語では ”date of birth” です。
言われてみればわかるのですが、渡米したての5年前、私は、「誕生日」だから “birthday” というのだと思い込んでいました。だから、”When is your birthday?” ときかれたら、理解できるし答えられると思うのですが、実際はそういうふうにきかれることはまずありません。
実際は “Date of birth?” ときかれます。しかも、相手もルーティンできいているので、ものすごく早いのです。「デートバー(巻き舌)?」のような感じです。しかも何か作業しながらきいてくるので、きかれていることにすら気づかないことも何度もありました。
さらにその変化形として、頭文字で略してきます。“DOB?”「ディオビ?」本当に焦ります。「え、ディオビって何???」
私 ”Sorry?”
ナース “DOB”
私 “What is DOB?”
ナース “Date of birth”
のような会話を経て、ようやく生年月日だったことを知りました。
生年月日の答え方
さて、それでは生年月日を答える際、どのように言えばよいのでしょうか。
例えば1985年10月3日だったとします。すると、「えーと…せんきゅうひゃく...あ、西暦は後か…10月って September だっけ?…Octoberだっけ…3日は 3th じゃなくて 3rd...」と普段英語で自分の誕生日など考えたこともなかったら、パッと出てきません。アメリカでは「月→日付→西暦」の順に言わないといけません。(ヨーロッパは「日付→月→西暦」なんですよね)本当なんとかしてもらいたいです。
実は、病院などでとても役立つ生年月日の答え方があります。二人目の出産の時に生身の日本人通訳さんに教えてもらいました。それをここで大発表したいと思います!その後の人生を大きく変えてくれたこの通訳さんには本当に感謝しています。
それは、
数字を続けて言えばいいだけ。
これって…常識でしたか?知らなかったの私だけなんでしょうか。教科書とかにも載ってないですよね。
例えば、さきほどの1985年10月3日を答えたい時は、
月 10
日 3
西暦 85
を、続けて言えばよいのです。
“ten, three, eighty-five”
これで完璧です!
それほど区切らずに言っても全く問題ありません。ネイティブですから。たとえネイティブじゃなくても、自分よりは英語できてる人ですから。
要は、手元のラベルなどの情報と一致しているかどうかを確認したいだけなので、月や日付の言い方を正しく言わなくても、数字が伝わればいいのだと思います。もちろん正しく言っても相手はすぐにチェックできるのですが。
病院などでの「生年月日」の答え方、目から鱗でした。役所や免許関係でも使えるのではないかと思います。
ちなみに、日常生活では「誕生日」をきかれることももちろんありますが、そういう時は「いつお祝いしたらいいのかしら?」というニュアンスがあるような気がします。答える時も、教科書通りの答え方がいいでしょう。
”birthday”と”date of birth” 。似て非なる言葉ですね。