国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

今更すぎる、長女(6)と次女(3)の新年度

f:id:nicota:20210306161403p:plain もう3月になってしまいましたが…三女出産直前まで書いていた記事を投稿しておきます。「新年度」って…「9月」のことです…。三女出産の頃は、本格的なリモート学習が始まってから少し経って、様子がわかってきた頃でした。今や、もう年度も後半です。2021年、何と6分の1年が終わってしまいました。


2020年の9月から、現地公立校1年生(1st grader)の 長女は完全リモートで、現地私立幼稚園年少(Pre-schooler)の次女には対面指導が始まりました。対照的な状況の二人です。
アメリカ西海岸、我が家の校区は公立校は完全リモートで開始して、3月から一部対面指導を始めるとしていましたが、まだそのめどは立っていません。
それでは、対面指導が再開した次女から。


次女(3歳)

  • 私立のPre-school
  • 1クラス10人程度
  • 対面で半日(3時間)
  • 週4回

一昨年度も2歳半から通っていたのですが、去年の春に自宅待機命令が出てから、夏休みまでオンラインになってしまいました。といってもzoomが週一回。あとは先生から毎日のアクティビティの連絡やビデオがメールで届きました。月謝はいくつか選択肢を提示されましたが、うちは半額払っていました。
昨年の9月からは、対策をしっかりとして、少人数で対面指導が再開しました。マスクは子ども達も先生も送迎の保護者も徹底してます。毎朝外で検温、手の消毒をしてから中に入っています。先生達も大変だと思うのですが、この年齢の子どもはやっぱり対面が重要だなと思うので、行かせてよかったです。

妊婦の私にもリスクはあったのですが、次女を英語環境で預かってもらえて、しかも遊ばせてもらえて、勉強(アルファベットとか数字)も教えてもらえるというメリットの方が上だなと思いました。その間、長女の授業や課題にも集中できるので。
このプリスクールは、時間が短い割にそこそこのお月謝を払うので、親も意識高めの人が多いのか、鼻水出たから10日休ませるとか、ちゃんとやってくれています。そのため、開始早々ある週は半分以下の人数になっていました…。人数が少ないと、心なしか次女は楽しそうでした。あと、今までは保育園や幼稚園に行き始めると、決まって風邪ひいていたのが、今年度は全く体調を崩さずに通い続けられています!風邪予防、やればできるってことですね。
次女は長女と同じく英語環境が苦手で、夏休み明けは嫌がって毎朝泣いてましたが、最近はそんなこともなくなってきました。今のうちからたくさん英語をインプットしていってほしいです。親が正しい日本語使っていたら、日本語話せなくなるなんてことはないです。そしてやはり、この年代の子どもは対面指導は必要だと実感します。

 

長女(6歳)

  • 公立1年生
  • 完全リモート
  • 週5回(半日1回)

学区全体で、夏休みの間に準備万端にして、新年度に臨んでもらえたようです。ほぼ意味なかったのではないかという前年度最後の3ヶ月間とは打って変わって、新年度からはリモートで進めていくぞという先生方の意気込みを感じます。そのぶん、ここまでやったからにはそう簡単に対面に戻らないのではないかという雰囲気も感じています。
我が学区はキンダーから2年生まではiPad、3から5年生はChrome bookが全員に配布されています。近郊も同じような状況です。長女は1年生なので、型は最新ではないもののピカピカ新品のipadと、分厚いシリコンの丈夫そうなケースを受け取り、ちょっと感動しました。予算があるからこそ、リモート続行ができるということなんですよね。予算が無いと、一斉配布できないから、リスク覚悟で対面指導を再開しないといけないのです。
後にも書きますが、1年生以上なら、オンライン学習は一応成り立っていると思います。オンラインの方が、かえってきめ細かい対応ができるところもあるように思います。逆に、画面の外で何しててもわからないというデメリットもありますが。オンラインでできるなら、事態収束まではオンライン続行が良いと、個人的には思います。


最初の1週間はとにかく操作の練習。自分でmute / unmuteを切り替えたり、手を挙げるマークを出して挙手したり、課題を提出する方法を皆で練習していました。昨年度はZoomを使っていましたが、今年度はMicrosoftのTeamsで授業をしています。課題提出などのコミュニケーションは、See-Sawというポータルを使っています。オンラインの各種有料サイトも使えるようにしてもらっているので、フル活用すればかなり良い環境だと思います。…が、なかなか疲れちゃうのでそんなに色々なことはできないな、と思っています。
1年前、キンダーでリモート授業が始まったばかりの頃に比べて、長女の態度はかなり変わってきました。恥ずかしがらずに発言できるようになってきたのです。親が見ていても気にせず英語をしゃべるようになりました。相変わらず声が小さいのですが、今のiPadはマイクが良いのか、よく拾ってくれてスピーカーから出ていくので、先生達にも聞こえているようです。これは思わぬ効果。多分教室じゃ聞き取ってもらえないレベルなんですけれど。
長女はこのまま年度内はフルリモートを選択しているので、引き続き自宅で頑張ってもらいます。長女、すごくよく頑張っています。一人の人間として尊敬するレベルです。本当に偉い!
ちなみに、英語を第二言語とする子ども向けの授業ELLを受けていますが、毎日4人グループで45分もみっちり読み書きを教えてもらえて本当にありがたいです。グループの他の子も、私からしたら英語のコミュニケーション全く問題ないように聞こえる子達ばかりなので、長女は受け答えも日々学んでいると思います。

 


クラスでよく使うオンライン学習サイト

市単位で、一括で様々な有料サイトを使えるようにしてくれているようです。家庭学習環境としては、ちゃんとやれば最高なんでしょうが、担任の先生にもよりますが、意外と実際に使うサービスは限られています。以下は、長女のクラスでよく使うオンライン学習サイトです。日本のお子さん達にも、英語学習に良いのではないでしょうか。

Raz-Kids

有料サイトのようで、ログインが必要ですが、よくできていて一番ありがたいサイトです。レベルがAからZまでに分かれた大量の本を読むことができます。最初に音声を聞きながら黙読し、次に自分で音読、最後にクイズを5問解きます。音声聴けるのが、英語ネイティブのいない我が家にはかなりありがたいです。カテゴリー別に本を選ぶこともできます。我が家は毎日最低2冊、最後のクイズまで解くことにしています。現在長女はレベルCくらいのものを読んでいるようです(ものすごく短くて簡単)。1年生はJくらいまで読めるようになるのが目標だそうです(多分無理)。担任が進捗状況を把握してくれているようです。

 

IXL | 算数の練習問題

ひたすら算数の問題を出してくれます。学年の区切り関係なく、各自できるところまで進めて、その子が間違えたり苦手な問題を重点的に出してくれます。先生からは、日によって10分やるように課題が出ます。担任が進捗状況を把握してくれているのかな?

 

BrainPOP

長女は1st.なのでBrainPOP Jr.です。たまーに、算数や理科の分野の動画を見るように指示が出ます。