長女とちびまる子ちゃん
次女も長女も、夏休みに入って1週間経ちました。
ここ数日は、ニュースになるほどの暑さです。この暑さは久しぶり…小学生の時以来だなあと、何となく小学生の頃の夏休みの空気を思い出しました。
小学生の頃を思い出したのは、暑さばかりのせいではありません。長女が、「ちびまる子ちゃん」にハマったのです。
きっかけは、なぞなぞの本でした。日本語の学習になるかな、と買ってみたところ、見事にハマって、次女の分の「ようちえん」から、「1年生」、「2年生」まで読み込んでお気に入りのページの端を折って本がブクブクに膨らんでいます。
同時にことわざの本も買ったのですが、それもお気に入りみたいで、「青菜に塩」とか突然言い出すようになりました。
ちびまる子ちゃんも、ことわざの本も、漫画がついているので、それが面白いみたいです。うちには漫画本がなく(親はKindleで読んでいるので)、子どもも今まで漫画を読んだことがありませんでした。意外と読めるものなんだなと思いました。
ちびまる子ちゃんは、日本に住んでいたらアニメを観る機会は絶対にあると思うのですが、我が家では見た事がなく、長女はアニメになってる事自体も知りません。
それで、「ねえお母さん、まるお君の言ってる『ズバリ』って何?」とか、「花輪君てさ…」とか、急にまる子のクラスメイトの話をされることが増えました。
そんな話をしているうちに、私が登場人物全員のモノマネをすることになってしまい、面倒なのでアニメの動画を見せることにしました。
調べてみると、何とYouTubeの公式チャンネルができており、期間限定ながら過去の名作がフルで視聴できるようになっていたのです。
一緒に観ると、懐かしくて、日曜日の夕方に家族でゲラゲラ笑いながら観ていたことを思い出しました。長女はメンクイなので、花輪君が好きなんだそうです。わかる。優しいしね。バイオリンも弾くしね。あと、同じくらいまるお君も好きなんだそうです。悪い人じゃないんだけどね…。
それにしても、観れば観るほど、「ちびまる子ちゃん」は日本とか日本語、日本の小学校生活、日常生活を知るのに恰好の教材だなーと思いました。あまり今までそんな話を耳にしたことがなく、「ちびまる子ちゃん」が好きという子も周りにいなかったので、気が付かなかったのですが。
特殊な道具が出てきたり、特別な能力があったりするわけでもなく、人が死んだりしないし、ジェンダーの問題も少ないようですし、安心して子どもに見せられると思いました。それだけでなく、子どもの世界を描きながらも妙に大人びた言葉のやり取りがおかしいのがこの作品の良いところで、「今の子こんな言葉使わないよね…」という難しいというか古臭い言葉も、サラッと使ってくれるところが、海外在住者にはたまらなく嬉しいのです。(なかなか聞く機会がないので)
キートン山田氏の、「アンタそれじゃ年末の八代亜紀である」というツッコミは全く意味が分からないとしても、「果報は寝て待て」には、「アッ!今のことわざだね!」と目を輝かす長女を見ると、楽しんで日本語に触れられるコンテンツはこれだったのだと誰かに伝えたくてしょうがない衝動に駆られ、今この記事を書いています。
それを言うと、「サザエさん」も、日本や日本語の良い教材になりそうですが、ちょっと人間関係が現代と違いすぎて小さい子には入り込めないかもしれませんね。
漫画は1986年開始、アニメは1990年開始だそうで、アニメの初回を観た記憶があります。ちょうど小3だったんじゃないかと思うので、私はズバリまるちゃん世代なんです。
でも話としては自分の母親世代が小さい頃の話だったので、今の子が観るとおばあちゃんが小さい頃の話…という感じですよね。
百恵ちゃんとか、秀樹とか、山本リンダとか言ってるのが…正直スゴイなと思います。もう原作者もお亡くなりになっているし…。
我々世代の「ちびまる子ちゃん」みたいな作品てどこかにあるんでしょうか。90年代の小学生の日常を描いたような…。あったら読んでみたいです。そんなのを読んだら、長女は何を思うのでしょうか。
↓長女が好きななぞなぞの本
このシリーズはいろいろあるようなので、他にも買ってみたいです
(アフィリエイトはやっていないので、クリックして頂いても私の収入とかにはなりません)
3年生も買ってあげたい
ことわざの本