国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

現地校Math Kから1の内容

長女は今年の4月から日本では年長の年齢ですが、アメリカでは誕生日の関係で昨年度キンダー(Kindergarten)を経験し、9月から1年生(1st grade)になります。

キンダーは日本でいう幼稚園的な位置付けですが、日本と違うのは義務教育というところで、日本の普通の幼稚園よりも少しアカデミックです。

そのため、我が家では昨年度の一年間は、日本の一年生向けの通信教育講座を受講しました。(Z会小学生コース一年生)

 

おかげで、現地校のMathは多少楽に感じることができ、宿題で出されていたキンダーの学習範囲のワーク冊子は昨年中(冬休みまで)に全て終わらせることができたので、追加の冊子をもらってやっていました。

コロナで休校になった後は、次の1st gradeの内容のワークを全部まとめて先生が郵送してくれたので、今はそれをのんびりやっています。内容が難しいわけではないものの、英語を理解しながら自分で読んで答えを出せるようにならないといけないので、もうほとんど英語の学習のようになっています。

 

以上のような理由から、我が家ではうちの学区が取組むことになっている公立の小学一年生までのMathの内容と、日本の小学一年生の学習内容が対照できる状態になっています。

せっかくなので、自分自身のためにも、長女が取組んできたことを通して日米の進度や違いを整理してみたいと思います。

※我が家は西海岸(東海岸の方がアカデミックのレベルは上らしいです)

※日本の学習としては、教科書準拠でないZ会ハイレベルコースを参照しています

Z会小1四月学習内容→(Z1四)のように記述します

※日本で扱っていないと思われる内容には○を付けています

 

Kindergarten

キンダーの一年間で取り組む冊子は基本的に4冊。早く終わった人は追加でコピーされた冊子がもらえるようで、3冊分もらいました(提出する度に新しい冊子をもらいました)。

1冊あたり約50-60ページくらいの量です。

 

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キンダー7冊分



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最初のうちはこんな感じでとっても簡単です。



A part1(1冊目)

Chapter 1 Numbers to 5 (Z1四)

Lesson 1 All About 1 and 2

Lesson 2 Finding Matches

Lesson 3 Not the Same but Different: All About 3

Lesson 4 Why Is This Different? All About 4

Lesson 5 All About 5

Lesson 6 Spotting Small Differences^

 

Chapter 2 Numbers to 10 (Z1四)

Lesson 1 All About 6

Lesson 2 All About 7

Lesson 3 All About 8 

Lesson 4 Numbers 0 to 9

Lesson 5 Pairing Sets with Numbers

Lesson 6 Paring One-to-One

 

A part2(2冊目)

Chapter 3 Order by Size, Length, or Weight (Z1九)

Lesson 1 Ordering Things by Size

Lesson 2 Comparing Sizes

Lesson 3 Ordering Things by Length

Lesson 4 Ordering Things by Weight

 

Chapter 4 Counting and Numbers 0 to 10 (Z1五)

Lesson 1 Composing and Decomposing 5

Lesson 2 Counting and Ordering Up to 10

Lesson 3 Using Your Fingers and Toes to Count On

Lesson 4 Same Number and More

Lesson 5 Fewer Than

Lesson 6 How Many in All?

 

Chapter 5 Size and Position (Z1十二)

Lesson 1 Big and Small Things

Lesson 2 Does It Fit?

Lesson 3 Positions

Lesson 4 'Before' and 'After'

 

Chapter 6 Numbers 0 to 20 (Z1九)

Lesson 1 All about 10

Lesson 2 Numbers 10 to 12

Lesson 3 Numbers 13 to 16

Lesson 4 Numbers 17 to 20

Lesson 5 Compare and Order

 

B part1(3冊目)

Chapter 7 Solid and Flat Shapes (Z1九、Z2二)

(各Lesson内容は全部書くと長くなるのでもう割愛します)

 

Chapter 8 Numbers to 100(Z1一)

Chapter 9 Comparing Sets(Z1九)

Chapter 10 Ordinal Numbers (Z1五)

Chapter 11 Calendar Patterns ○

Chapter 12  Counting On and Counting Back ○

Chapter 13 Patterns ○

Chapter 14 Number Facts(Z1八)



B part2(4冊目)

Chapter 15 Length and Height (Z1十二)

Chapter 16 Classifying and Sorting(Z1九)

Chapter 17 Addition Stories(Z1六)

Chapter 18 Subtraction Stories(Z1七)

Chapter 19 Measurement(Z1十二)

Chapter 20 Money ○



Enrichment (追加冊子3冊)

各チャプターごとに追加的な練習問題。

3冊合わせて150ページほどのボリュームでした

 

見直してみると、キンダーだけでけっこうな量をやっていました。

カレンダーとか、お金(コインの呼び方)もMathでやるというのが面白かったです。

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Calendar Patterns 1

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Calendar Patterns 2

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Money


Penny(1¢), Nickel(5¢), Dime(10¢) Quarter(25¢)普段使わないから身につかないです…。

パターンも、私自身日本でやった覚えがありませんが、何年生かで扱われるのでしょうか???

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Pattern

1st grade

(246ページまで通しのページ番号なので、1冊なのかもしれません、コピーなのでわからず…)

Chapter 1 Counting to 10(Z1四)

Chapter 2 Number Bonds(Z1五)

Chapter 3 Addition Facts to 10(Z1六)

Chapter 4 Subtraction Facts to 10(Z1七)

Chapter 5 Shapes and Patterns(Z2二)

Chapter 6 Ordinal Numbers and Position(Z1九)

Chapter 7 Numbers to 20(Z1九)

Chapter 8 Addition and Subtraction Facts to 20(Z1十、十一)

Chapter 9 Length(Z1十二)

 

Chapter 5 では、図形に立体まで含まれています。立体は日本の小1ではやらないはずですね。日本語で全く学習していないのは、この立体だけです。日本語だと言葉(立体の名称)が難しくなるからでしょうか。

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Solid and Flat Shapes

数の文字の綴りもMathの範囲です。ほとんど英語の学習。立体は親の私も呼び方頭に入ってなかったですよ…。そもそも平面の長方形の「rectangle」を最近まで知りませんでした…。直方体は「rectangular prism」です。難しいよ…。じゃあ四角錐(多面錐)は?円錐は?円柱は?これらはけっこう簡単でした。(pyramid, cone, cylinder)

日本独自の内容は?

このようにみてみると、キンダーの一年間は、日本の小学一年生の初歩の内容をゆっくりゆっくりやっていくようなイメージで、1st gradeになってからも、日本の一年生の内容を引き続きやっていくような感じです。日本では「小二の壁」と言われるように二年生からいきなり学習内容が難しくなるということですが、アメリカはどうなんでしょうか。そろそろ二年生のワークも手に入れて見てみようかなと思います。

これまでの学習内容の中で、日本で扱っていないのは、

  • カレンダー
  • パターン
  • お金
  • 立体

というところです。

 

逆に日本語でしか学習していないのは、

  • 時計の読み方

です。なかなか面白い結果になりました。日本だと、時間割がしっかり決まっているから、小学校入るまでに時計を読めるようにした方がいいという風潮ありますね。アメリカはあまり気にしないのかな…確かに時間にそこまで厳密ではないです。5分前集合とか考えられない。

 

ただでさえ小二の壁にぶち当たるというのに、日本で年長の娘が(はっきりいって惰性で)二年生の講座とってるのは無理があるかなあ…と思っているのですが、今のところなんとかやっていっています。でも娘は特別優秀なわけでもなんでもなく、同じ日本語教室に通っている日米ミックス(ハーフと言うのは失礼らしい)のお子さん達がそろいもそろって皆めちゃくちゃ優秀なので、刺激を受けながら頑張っています。(英語はネイティブなのに、日本語も普通にできるし字も上手いし漢字も書ける)

秋からもリモートがほぼ確実となった我が学区ですが、算数はともかく、英語どうしょう…というのが目下の悩みです。

 

音楽バトルの意外な勝者

以前書いたTwoset Violin vs Davie504の間で勃発した音楽バトルのその後をご紹介します

どこに需要があるのか全くみえてこないのですが、日本語記事を見かけないのと、自分の英語の勉強のためにやってます。

これまでの流れ

1 有名ベーシストユーチューバー、Davie504 がTwoSetを挑発する(要するにバイオリンよりベースの方が難しいと言いたいらしい)

2 TwoSetが、ベースを嘲笑する動画を作る(バイオリンは難しいんだよってこと)

3その動画をDavie504にリアクションされ、挑戦を受ける(絶対演奏不可能なこの曲をバイオリンでスラップしてみろと言われる)

4 TwoSetが挑戦を受けて立ち、逆に挑戦し返す(Eddyの絶対音感によって、即座に弾けてしまった上に、BrettがベースでパガニーニのCaprice24の主題を弾き、今度はお前がバイオリンで弾いてみろと挑戦する)

5 Davie504が、初めてバイオリン演奏を披露したものの、微妙にズルしていることがバレバレな動画だったためファンがヒートアップ

6有名なプロのメタルギタリスト(DragonForce の Herman Li)が二組のやり取りにリアクションする(「3」の段階までの時点に対する動画)

7 TwoSet最新リアクション動画でファンの期待通りの内容、更に今度はチャイコン3楽章をベースで弾いてみろと挑戦する

どうするDavie504?

 

nicota-in-us.hatenablog.com

 

まず、前回の記事↑の最後に動画を紹介した Charles が案の定この音楽バトルにリアクト。Davie504(Bass)を援護しよう!ということで、Herman LiとTwosetに対してメタルミュージックとパガニーニのメドレーを披露。やっぱりこの人やってくれたわ〜と大満足です。Davie504のライバルらしいけれど、この人の方が音楽的に好きだな〜。


Through The Fire And TAP - Defending Davie504 And BASS

 

その後、Davie504の反応待ちだったところに、思わぬ形で動画が投稿されます。

 


VIOLIN DISS TRACK (Official Music Video)

Diss trackという形式で、何とラップ。Davie504が、Twosetのためにラップを作曲。言ってることは新鮮な切り口もなく繰り返しにすぎないのですが、穏やかでないのが、曲が終わった後。なんとバイオリンを人質?にとって、ピザカッターを突きつけ(イタリア人としてのジョーク)、「バイオリンよりもベースが優れていると言え、言わないと…」と脅迫(笑)。

問題のチャイコン3楽章は、調を変えての演奏。これがやはり火種となりました。

 


Violin is Better Than Bass (a 3-Movement Symphonic Diss Track)

 

Twosetも何と1週間ほどでDiss trackを制作(仕事早すぎるしクオリティー高すぎ)。Twosetは今までも Bach vs Beethoven、最近もLiszt vs Paganiniを投稿しており、彼らの土俵といえば土俵。歌詞のユーモアも音楽的センスも2枚以上は上手な印象。てちょっと擁護しすぎ?

チャイコン、調を変えとるやないかい!というツッコミも当然盛り込まれてます。

彼らはこれまでもCM等で Cannon in D(パッヘルベルのカノン)使われすぎ!というネタで何本も動画を作っていますが、ピアノで登場人物が演奏する時に決まって「C-major になっとるやないかい!」というツッコミをしつこくやっているのです(黒鍵使わなくて演奏しやすいから)。だから、調を変えるというのは彼らにとっては許しがたいことなんです多分。

そして最後に決着をつけにきました。「Live streamで勝負だ!」

○sike: な〜んちゃって!(←全く知らないわ…こんな単語)

 

それにしても、日本語で「お前はもう死んでいる」って色々な動画の中で二人はよく言ってるけど、そんなに世界中に認知されてる名セリフだなんて全然知りませんでした。すごいな、北斗の拳…。あとViolin-chan とか、日本語のアニメ的な影響力すごいですね。動画編集者のことをEditer-sanて呼んでるし、敬称もずいぶん認知されているんですかね。あと、Senpaiとか…。ネット文化ならではなのかもしれないけれど。

 

Davie504の反応待ちのところへ、こんな人も参戦してきました。何とトロンボーン奏者。ベースやバイオリンには絶対にできないことをやってのけています。

 

それは…

 

シャワーを浴びながらミトンを手にはめて楽器を演奏すること!

 

負けた!!(笑)バイオリンには絶対にできない!!トロンボーンの優勝!!


Christopher Bill Eviscerates Davie504 and TwoSetViolin with an IMPOSSIBLE Piece

 

...さてDavie504はどう出るんでしょうか。このまま終戦かな???

 

BRUTUSのオンライン記事がありました。↓Cateenさんと日本で共演できると面白い企画になりそうですね。

brutus.jp

ヒラリー・ハーンの模範演奏がリリースされたようです

つい最近投稿したこの記事ですが↓

 

nicota-in-us.hatenablog.com

 

ヒラリー・ハーンの模範演奏CD付テキストが、発売になっているようです!!(インターナショナル版のみ)U.S.アマゾンではまだ見つけられませんでしたが、購入する際はCDの詳細をよくご覧くださいね。

 

英語記事↓

www.violinist.com



記事によると、デジタルコンテンツとしても展開されるとのことで、iTunesAmazon(musicのこと?)でも入手できるようになるとのこと。それならスマートスピーカーでかけ流せるから使いやすいかもしれません。我が家はこれまでは車でしかCDが聴けなったもので…(CDドライブが家中どこにもない)。

 

長女は2巻の後半戦、これから弾きごたえのある曲になっていくから、大好きなヒラリーさんの音を聴いて練習できるのは嬉しいです。

ヒラリー・ハーン自身のInstagramでも告知してました!ヒラリーさんの動画は長女も大好きなのできっと良い効果があるはず!楽しみです。

 

 

Z会の英語とプログラミング学習

もう7月も後半。日本は夏休みが短縮になるところが多いようですが、こちらアメリカはいつまで続くのかもわからない長い長い夏休みです。学校本当に始まるんだろうか…。うちの学区はまだ検討中です。


夏休みに入ってから、学校関係のオンラインの時間が減ったので、最近は時々自宅学習の時間に、Z会のオンライン講座をやってみています。これは、通常の紙のテキスト受講する場合の料金に含まれています。普段のテキスト類とは別に、専用サイトにアクセスして取り組むものです。


5歳長女は、日本では4月から年長の年齢ですが、アメリカでは9月から一年生(1st grader)です。すでに小学校附属のkindergartenへ一年通っていて、義務教育が始まっています。キンダーでは、英語の読み書きと算数も日本の小1の内容が少し入ってくるので、昨年度はZ会小学生コース一年生を受講しました。


昨年度はあまりオンライン学習に手を付けなかったのですが、最近amazonタブレットのfire10インチを子供達用に新調したので、それを使うと長女もやる気が出るようです。それまでのは8インチだったので、それに比べると細かい作業や文字を読んだりがしやすくなりました。


Z会のオンライン学習には、「英語」と「プログラミング学習」があります。それぞれ月に一回程度やれば終わってしまうくらいのボリュームなんですが、それくらいがちょうどいいのかな、とも思っています。プログラミングはやりこめばもう少し長く楽しめると思います。


英語

長女は現在小学2年生コースを受講しているので、小2向けですが、英語圏に生活している子どもにとっては易しいレベルで、英語だけなら3歳の次女にもちょうど良い感じでした。ただ、思わぬ効能で、問題文や説明文に小2レベルの漢字が使われているので、良い日本語の訓練になります。(これはプログラミングにも言えます)


それと、日本の子達もこうやって英語を勉強しているんだよ、みんな英語話せるんだよ、と教えることが、長女にとってはやる気につながるように見えます。(どうして自分だけ両方やらなきゃいけないの、という不満を抱えがち。長女の場合は日本語の方が得意なので、英語に苦手意識を持っています。)


毎月の内容は、ABCの歌と、アルファベット(大文字)、基本的なあいさつやフレーズ、くだものなど身近なものの名前を聴く、発音できるようにする、というものでした。(マイクを使った発音の録音もあります)


ABCの歌なんですが、改めて気がついたことがあります。日本だと「ABCD_EFG_HIJK_LMN」で区切れますよね。私はこれを聴いてハッとしました。アメリカで耳にする歌だと、「LMN」のフレーズの間に歌うのが「LMNOP」なんです。そういえば最初に聴いた時に「早い!」て思ったのですが、いつの間にか当たり前になっていました。初めのうちは、そこだけ早くて、その後が何だか間延びしてバランスが悪いんですよね…。


でも、この「LMNOP」が、英語のスピード感なんじゃないかな、と今なら思えるのです。「エレメノピー」みたいに歌わないと間に合わないわけですが、この、次の音の準備をしながら音を出す発音、これを意識していないとネイティブの英語は聞き取れないような気がします。「LMN」で区切るのは日本独自なのか、それともそうではないのかわからないのですが、もし「早すぎるから歌いにくい」という配慮でこうなっているのなら、その配慮はいらないかもしれません。子どもは歌えます。そして、小さいうちから耳や口が慣れた方が良いのかな、と老婆心ながら思います。(指導要領がそうなってるのかもしれないですが…)


うちの長女は英語に苦手意識を持っているようなので、(いつもはちょっと難しいZ会なのに)簡単!できる!と思える体験をして自信をつけるのに役立ってくれるといいなと思っています…。(英語の得意な英語圏在住者にはたとえ2学年上でも取り組む必要のない内容でしょう)


プログラミング学習

プログラミングも、夫が「プログラミングは英語でやるべき」と言うので積極的には取り組んでいなかったのですが、じゃあ夫が何かやるかというと忙し過ぎて今まで結局何もやらなかったので、ひとまずZ会のプログラミングをやってみることにしました。一つ不満があるとすると、操作性があまり良いとは言えないのですが、かわいくシンプルな絵柄と優しい色合いで、長女は気に入ったようです。私も好きな雰囲気。


これも小2向けですが、文字を時々親と一緒に読みながら、アプリで遊ぶ感覚でできます。6月から始めましたが、なんとかできています。7月は、繰り返す動きが入ってきて、プログラミングらしくなってきました。英語のところにも書きましたが、説明も、コードも全部日本語なので、日本語力が鍛えられます。「上下左右」が漢字なので、小1漢字がまだまだ怪しい長女にとっては良い機会となっています。


Z会にはプログラミング専用講座がある

通常料金に含まれているプログラミング学習とは別に、レゴを使ったプログラミング講座があるようです。こっちの方が多分もっと本格的。


2020年度から、小1はタブレット講座が始まっていたらしい

単純に知らなかった…。これまで、タブレットコースは小3からはありましたが、この4月から小1も始まっていたようです。しかし、小2は来年度からとのこと。つまり、うちの長女は紙一択だったんですね。

けれども、私は親として、なるべく手を動かして紙に書きなが考えたり読んだりしてほしいので、紙でよかったと考えています。あと、アメリカだとちょうど良い時間に日本が深夜になるため、サイトのメンテナンスに入ってしまうというデメリットも大きいです。だから、小3以降も紙の学習を継続するつもりです。ただ、国によっては郵便も大幅に遅れたり、配送ができなくなってしまっているところもあるのかもしれません。そういうところには、オンラインは強い味方でしょうね。

ちなみに、タブレット講座にしても、国語などの書く学習用に、紙のテキストも送られてくるみたいです。(タブレット講座専用テキストのようです)


番外編「みらい思考力ワーク」

オプション講座の「みらい思考力ワーク」ですが、昨年度一年間寝かせておいたものを、一年遅れで取り組んでいます。去年はさすがにムリ…という雰囲気で、見るだけで逃げ出していた長女だったのですが、一年ぶりに見ると「できそう!」と感じたらしく、だいたい取り組んでくれます。頭の体操みたいな内容が親としては好きで、土日におやつ食べながら一緒にクイズを解くような感覚でやっています。こういうのに苦手意識持たなくなってくれればそれでいいかな…。

 

今後は現地校Mathについてそろそろ記事にしたいと思っています。

ヒラリー・ハーンがスズキの模範演奏!

長女5歳、アメリカのスズキ式の教室でバイオリンを習っています。


ただ今3年目にしてようやく2巻中盤まで(本当にようやく…)きました。先日、「二人の擲弾兵(The Two Grenadiers)」を合格し、「妖精の踊り(Theme from Witches' Dance)」に入ることになりました。パガニーニです、一応。主題だけだから単純なんですが。あと日本語と英語と両方のタイトル覚えるの面倒です…。


少し前に、ヒラリー・ハーンがインターナショナル版のスズキ教本付属CDの模範演奏を担当することになったというニュースを目にしたのですが、まだ手に入らないようです。発売はいつになるんでしょう?手に入れた方いらっしゃいますか?

日本語記事↓

violinear.com


1-3巻の模範演奏を担当するとのことで、それを知ったのがコロナで休校になった少し後。2巻に入ったばかりで、テキストを先生から受け取れず、自分で注文した後でした…。当時、紙の印刷物が品薄で、配送もどうなるかわからない状況だったため、念の為3巻も一緒に注文してしまったのです。でも出たらもう一冊ずつ買っちゃうかも。


ヒラリー・ハーンといえば、最近はTwoSetとの絡みでクラシックファン以外にもバイオリンレジェンド(まだまだお若いけれど)として広く認知されているようです。


5 Most Difficult Violin Pieces


演奏だけ観たり聴いたりすると、本当に完璧で顔も姿も美しいし、あまりオーバーな感情表現をしないので機械人間みたいに無機質な人なのかなという印象を受けるのですが、TwoSetの動画によく出てくれていてビックリしました。一緒にクイズやゲームもしてくれるし、真面目に音楽について話もしてくれるし、それらを観て私はすごく好きになりました。とってもチャーミングで若々しい!年上と思えない…。TwoSet見てますます好きになった、そういう人多いんじゃないでしょうか。何より有名なのは、TwoSetのアメリカ公演でフラフープしながら(今話題の)パガニーニカプリース24を弾いてくれたことですかね。何という安定感。こんなの生で観られるなんて、TwoSetだからこそ。お客さん幸せだな〜。

 


Paganini 24 Hula Hoop (with Hilary Hahn)

 

ところで、なぜ急に模範演奏を交代することになったのか、英語の記事をよく読むとちゃんと書いてありました。

www.violinist.com

The recordings provide an alternative to the longstanding recordings by violinist William Preucil Jr., who was fired in 2018 as concertmaster of the Cleveland Orchestra after an investigation that found evidence of sexual misconduct. In the ensuing developments, Preucil, Jr. was removed as an honorary board member of the Suzuki Association of the Americas, and the International Suzuki Association and Alfred commissioned new recordings of the Suzuki Violin School books.

長らく模範演奏を務めていた前演奏者のWilliam Preucil Jr.が、2018年にクリーヴランド交響楽団コンサートマスターを解雇されたと書いてありますね。

◯sexual misconduct : 性的不正行為

要するにセクハラか何かでしょうか。

日本版の模範演奏は違う方(江口有香氏)が担当されているので、日本ではあまりニュースになっていないかもしれませんね。こんなことになってたなんて知らなかったです。


こちらでは3月に休校になってからそのまま夏休みに入ってしまい、車でお出かけすることが極端に減ったので、スズキのCDをかけ流す時間も減ってしまいました。これから一曲が長くなってくるのに、ただ家の中でかけるだけでは聴かないので、どうしようかなーと思っています。

 

ヒラリーとTwoSetの動画は新旧たくさんあるのですが、オススメを貼りつけておきますね。 

 

ヒラリーがリンリンワークアウト


Hilary Hahn does the Ling Ling Workout

 

バイオリン無音(曲当て)チャレンジ


NO SOUND VIOLIN CHALLENGE feat. Hilary Hahn

 

ヒラリー・ハーンの内面


Inside the Mind of Hilary Hahn

 

プロの音楽家が5つの段階で音楽性を解説(最後の方に出てきてくれます)


Professional Musicians Explaining the Concept of Musicality in 5 Levels (Ft. Hilary Hahn)

TwoSet Violin 音楽バトル

久しぶりにTwoSet Violin(以下TwoSet)の話題です。この記事は長くなりそうです。

 

彼らを見つけてからというもの、過去の動画から、毎日のように投稿され続けている動画も、ほぼ全部観ています。専用Reddit掲示板みたいなもの)まで見るようになる始末。(※苦手な英語の勉強のためにやっていることです。)

トゥーセット・ヴァイオリン - Wikipedia

5月に予定されていたイギリスのメニューインコンクールは来年に延期になり、出場者はそのまま持ち越しで来年も招待されることになったのですが、TwoSetはどうなるのかな…。

今年のワールドツアーも早々に中止を決めていました。彼らには、最も安全な動画という活躍の場があるので、ツアーを急ぐ必要はないと思うのですが、ファンとしてはいつになったら会えるのか…待ち遠しいです。

先月だったか、日本の雑誌BRUTUSが初めてクラシック特集を組んだのですが、オススメYouTubeチャンネルの一つとして、TwoSetが紹介されてました。すごーく小さな記事ですが。dマガジンで読んでて、見つけて歓喜 

 

TwoSet、音楽バトルで炎上?

ところで、本題に入ります。このところTwoSetが音楽バトルで炎上?しているようで、YouTube界では面白いことになっているので、日本人にどれくらい認知されているか、また需要があるのか謎なんですが、日本語記事は今のところ見当たらないのでまとめてみます。

(※あくまで苦手な英語の勉強のためにやっていることです。)

ざっと流れをさらうと以下の通りです。

 

1  有名ベーシストユーチューバー、Davie504 がTwoSetを挑発する(要するにバイオリンよりベースの方が難しいと言いたいらしい)

2  TwoSetが、ベースを嘲笑する動画を作る(バイオリンは難しいんだよってこと)

3 その動画をDavie504にリアクションされ、挑戦を受ける(絶対演奏不可能なこの曲をバイオリンでスラップしてみろと言われる)

4  TwoSetが挑戦を受けて立ち、逆に挑戦し返す(Eddyの絶対音感によって、即座に弾けてしまった上に、BrettがベースでパガニーニのCaprice24の主題を弾き、今度はお前がバイオリンで弾いてみろと挑戦する)

5 Davie504が初めてバイオリン演奏を披露するも、微妙にズルしていることがバレバレな動画だったためファンがヒートアップ

6  有名なプロのメタルギタリスト(DragonForce の Herman Li)が二組のやり取りにリアクションする(「3」の段階までの時点に対する動画)

7  TwoSet最新リアクション動画でファンの期待通りの内容、更に今度はチャイコン3楽章をベースで弾いてみろと挑戦する

どうするDavie504?

 

はい、では詳細をみていきましょう。

 

1 ベーシストユーチューバーDavie504 がまず自身の動画内で挑発する

 

「バイオリンは一日40時間練習が必要だと言ってるらしいが、ベースは69時間必要だ!Checkmate!(←決め台詞)」

 

思うんですが、この人の彼女が台湾系らしくて、彼女がTwoSet好きなんじゃないかな。それとも嫌いなのかな。彼女もユーチューバーらしくて、彼女のチャンネル見てないので本当に憶測なんですが。今後の自分への宿題。もしくは知ってる人いたら教えてください。



2 TwoSetが、ベースを嘲笑する動画を作る

↑の動画を見たTwoSetは、ベース、しかもエレキベースごときに69時間も練習時間が必要なわけないだろ、ということでTwoSetがベースroast(悪口)動画を作りました。


Violin vs Bass

(TwoSetはこれより少し前にリコーダーroast動画を作り、プロが反論動画を多数投稿してちょっとしたニュースになりました(TwoSetファンも本人達も喜んでいる)。でも、リコーダーだけじゃなくてピアノや声楽にも同じような動画を作っているのに、本気の反応が来たのがリコーダーだけだったというのは、ファンの間で語りぐさになっています)

www.classicfm.com

3 2の動画をDavie504にリアクションされ、挑戦を受ける


These Violinists tried to EXPOSE ME... (Epic Fail)

このDavie504は、ピックを使わず指で叩くようにしてベースを演奏するスラップ奏法を売りにしているみたいで、スラップにこだわっています。私は、BabymetalのメインのサポートベーシストのBOHがやはりスラップ奏法で6弦ベースを弾いていて、ソロがものすごいし、ベースってこんな音出るんだってびっくりしたので、Davie504にはあまり驚きませんでした。(しかもBOHさんはスキンヘッドの見た目とアグレッシブな演奏スタイルとは裏腹に超謙虚で控えめな感じがする常識人)

 

「バイオリンでは絶対にスラップできない曲を今から演奏するから、バイオリンでスラップしてみろ」とのこと。

 

4 TwoSetが挑戦を受けて立ち、逆に挑戦し返す


Our Response to Davie504's Challenge

↑Eddyが絶対音感で難なく演奏。初見でいきなり弾けたのかはわからないけれど、多分多くても2、3回しか聴いていないと思う。

Brettがベースを下手ながらも演奏し(40時間練習したらしいけど多分実際そんなにしてないんじゃないかな)、同じ曲(パガニーニのCaprice24の主題)今度はお前がバイオリンで弾いてみろ、と挑戦する。確かに、「どちらの楽器の方が難しいか」は、お互いの楽器を入れ替えてどっちが簡単に弾けたかを比べた方がわかりやすい。まあ誰がどう考えても結果はわかるけど…。

 

5 Davie504バイオリンのフェイク演奏を披露

Davie504が、クラシック知らない人なら気が付かないかもしれないけど、バイオリン弾ける人なら難なく分かっちゃうくらいの微妙なクオリティーの編集を加えたバイオリン演奏動画を投稿し、勝利を宣言。その上に、ベースをバイオリンのよりによってペグの部分で引っ掛けて演奏するなど、バイオリンを痛めつけ(それ誰の楽器なの??貸してくれた人怒るよ)、最後にバイオリンをチューニングを変えてスラップ奏法で演奏し、これと同じことをやってみろ、と挑戦しました。


I play the VIOLIN... (SACRILEGIOUS FOOTAGE)

 

6 有名なプロのメタルギタリストが二組のやり取りにリアクションする


DragonForce Reaction - TwoSetViolin vs Unepico Davie504 - Herman Li Reacts

この人(Herman Li)は、イギリスのメタルバンド、Dragon Forceのギタリストです。何で私が知っているかというと、私が長らくファンをやっているBabymetalの2ndアルバムで、コラボしてたからです(Road of Resistance )。(ちなみに全然記事にしていなかったけれど、実は去年のBabymetalのUSツアー観に行きました。)

 

そのギタリストが、中立の立場からジャッジすると言っているんですが、最終的にはDavie504に僅差で軍配とのこと。何でこんなことに首突っ込んだんだろう?と思ったのですが、Davie504はこの人にも挑戦状をたたきつけ、挑戦を返されてまだその宿題をこなしてないみたいです。「Underwaterは弾けるのか?」て言われてますね。

全体的にTwoSet寄りに見てる気がするものの、自分への挑戦者に華を持たせた感じです。

この動画が、「3」の時点に対するリアクションなので、バトルが「7」まで進んだ今、さらなるリアクションをしてくれるのか?それともここまでなのか?ファンは見守ってます。

 

○「edge」:僅かな差で勝利する

(この意味全然知らなかった)



7 TwoSet最新リアクション動画


Davie504 FAKES Playing the Violin!?

ファンが待ってた期待通りのリアクションで、大満足。そもそもバイオリン演奏がフェイクだった時点でもう勝敗はついてるので、挑戦にも割と適当感を感じますが、こんなの真剣に返す必要ないなって本人達も思ったんでしょうね。

さて戦いは佳境。TwoSetからの挑戦は、Brettの十八番チャイコンチャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調)から、3楽章(早いパッセージが続出する)をお前の得意のベースで弾いてみろ、とのこと。TwoSetに関しては、すでに2月のライブストリーミングで世界中に生放送していたし、アーカイブもあるので二人の実力は証明済み。さて、どうするDavie504?

 

8 ついでに、↑の動画をまだ見てないと思われるDavie504の動画がこちら。


These YouTubers are trying to CANCEL ME (TheDooo, TwoSetViolin, Dragonforce)

「自分のバイオリンはフェイクじゃない」って言っちゃってますね。ジョークはいいんだけど、音楽に対して嘘ついたらミュージシャンじゃないんじゃない?と思ってるのは私だけじゃないはず。少なくともTwoSetは下手でも本当にベース弾いてるのに。これをDragonForceのギタリストが観たら、まあ挑戦し返すほどの人物じゃあないなって思っちゃうんじゃないでしょうか。ベース演奏だってどれだけ編集してるのかもこれじゃわからないし。この人、自分も日本人の女子高生のベース演奏観てフェイクだとか言ってる動画もあるんだから、女子高生と同じことやっちゃいけないですよね。

まあこの人はミュージシャンとしてではなく、YouTuberとしては正しいことをやってるんでしょうけど。私みたいな視聴者まで取り込んで視聴回数上げてるんですから。でも登録はしないかな。

 

面白コンテンツの今後が楽しみです

私は完全にTwoSetterだし、ベースには勝ち目の無い戦いだったのですが、音楽的にもうちょっと頑張って欲しかったなというのが本音です。ベーシストのポテンシャルで私自身の度肝を抜いて欲しかった。(過去にBHOさんの動画もよく観てたから余計ハードル上がっちゃったかな…)今後はできれば、ベースでチャイコン3楽章全部弾ききって、ファンをあっと言わせてほしいです。そうすることで、クラシックにこんなロックな曲あるんだ!ってより多くの人が気づくし、それこそがTwoSetの二人が狙ってることだと思うから。チャンネル登録者数からいうと、Davie504の方が格段上なので(日本人ファンも当然いるみたい)、TwoSetはこれを機に300万登録者数突破してEddyのシベリウス(のバイオリン協奏曲)ドロップを早く実現させて欲しいと心から願ってます!次回も盛り上がるだろうなー

 

そして日本でも人気出て!

 

ついでに

 

Davie504と過去に対決して実力が上と認められた?この人は、どうもTwoSetterみたいです。この音楽バトル以前に、Caprice24を11バリエーション弾いています。↓


Paganini Caprice 24 On ONE BASS

チャンネル登録しておこう。




夏休み

アメリカの我が家の学区は、夏休みに入って2週間が経過しました。


長女も、次女も、最終日の1週間ほど前に、荷物を取りに行く日があり、そこで休校前までに作った作品や、所持品等を全て返却してもらって実質夏休みに入った形になります。


長女は、公立小学校附属幼稚園なので、割とあっさり、所持品等の受け渡しはスタッフの人達がやってくれました。前日に先生達は作業をしていたしいです。保護者は、学年で割り振られた時間に、学校の校門近くまで車で行って、窓から受け取るだけ。子ども達や他の家族は同乗できず、家族から一人だけが来るように指示がありました。スタッフも、保護者も、マスク(ついでに手袋も)着用。夫が在宅勤務なので、子どもを家に置いていけるので、私一人で行ってきました。成績表等も特に無く、本当に荷物だけでした。


次女は、この辺りではけっこうな金額を払って私立のプリスクールへ通っているだけあって、最後も「Good-bye Drive」と銘打ち、園の駐車場にブースを作って先生達が荷物を手渡してくれました。もちろん車の中からは出られなかったのですが、長女も次女と一緒に車に乗って行って少しお話できました。(次女のZoomミーティングにもちゃっかり皆勤で出席していたので、先生も名前覚えてくれてました)

一人ひとりに宛てたメッセージと、ちょっとしたプレゼントも添えられていました。引っ越さなければ、来年度もお世話になります。

 

アメリカは、BLM運動、コロナ、大統領、突っ込みが追いつかなくてちゃんとした記事にしようとすると骨が折れてしまいますが、どれもが有機的に結びついて現在のカオスに繋がっているように見えます。(どうでもいいけれどchaosは英語発音では“ケイオス”)


我が家はまだ諸事情あってグリーンカード(永住権)取得していないので、このまま大統領が再選したらまず新規グリーンカードの発行停止期間が延びるでしょうし、ビザの延長もできなくなりそうなので(L1やH1Bなどの新規発行は年内停止になりました)、帰国することになりそうです。大統領選挙の頃3人目も産まれるし、今年の11月は、我々家族にとって大きな節目になりそうです。