国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

読み聞かせで大ウケする絵本

The Book With No Pictures 

もう昨年度の話なのですが、長女の3-4歳クラス、6月の最後のパーティで、先生が読み聞かせしてくれた絵本があります。読んでいる間も子ども達の反応が大きくて、聴いている大人達も思わず笑っていました。最後は大爆笑拍手喝采

 

子ども達も、大人も、大爆笑。そんな中…取り残された私。全然ついていけない!何が面白いのかさっぱりわからない!!(周りに合わせてとりあえず笑顔だけは作る日本人は私です)

それもそのはずで、絵本とはいえ、何も絵がありません。あるのは、英語の文字と、先生の顔芸だけ。先生の顔だけでも充分面白かったけれど、でもビーチでのパーティーだったのもあって、何言ってるのか全然聞き取れず…やっぱりどんな話なのか知りたくなりました。あんなにみんな笑っていたのだから…気になります。何となく表紙とタイトルの感じを覚えておいて、後で買ってみることにしました。

届いた本がこちら。

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結果…

やっぱりどこが面白いのかわからない!!まさに意味不明。そもそも読み方がわからないところが多数。

そこで、調べていたところ、読み聞かせ動画を見つけました。発売されたのは割と最近ながら、やはり大人気の絵本のようです。それで勉強してから、長女に読んでみました。

すると…

大ウケ。

意味わかってるのかきいてみましたが、3歳だった当時はわかっていなかったようです。というか、ほとんど意味がない本です!

英語ネイティブの友人に、分からない部分の言葉の意味とか音の意味をきいてみましたが、ほとんどが「意味はない」とのことでした!

 

えがないえほん

調べてみると、日本でも一昨年に出ているとか。日本語版も取り寄せて、読み比べてみました。

並べてみると、こんな感じです

(表紙の文字がセリフとサンセリフ。個人的には英語版の方が好きです。真面目くさった本に見えるのに、全然そうではないという落差が徹底している感じがします。)

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結果…

やはり大ウケ!!

日本語版は、日本人に受けるように、内容が変わっている箇所が多いです。英語版に比べると、やや下ネタが多めというか、下ネタに頼ってない?と思うところがありますが…。おしりたんていといい、うんこドリルといい、子どもが好きなんでしょうね。本質的に。

最近、娘がこれ(日本語版)を読めるようになってきました。単純に文字の羅列を読むのが面白いようです。意味なんてなくても、面白い、という不思議な本です。