国語の教員でしたが、アメリカで子育て始めます。

高校の国語科教員を退職し、1歳の子どもを連れて、アメリカで生活を始めました。英語から最も遠い職業だった私の、渡航から英語の学習、米国での生活、子どもの教育等を綴ります。現在、子ども2歳。4月に下の子を出産予定。

VBACチャレンジ希望です

第一子出産直後から愛読している漫画の一つに、『コウノドリ』(産婦人科医漫画)があります。Kindleで、新刊が出ていることに気が付いたら読む、という感じでのんびり読んでいます。妊娠中から読んでおけばよかったなあと後悔したくらい、良い漫画だと思います。

(ちなみに今現在「出たら読む」ことにしているのは、このコウノドリと、『どうらく息子』(落語漫画)と『キングダム』と『宇宙兄弟』くらいです。どれもこれも毎回涙必至の熱い展開です!)

さてこのたび、『コウノドリ』16巻が昨年12月に出ていたことに気がつき(Kindle版はタイムラグがあるのかもしれません)、購入して読みました。そうしたら、 TRACK46での話題が、「VBAC」でした。何とタイムリーな。自分の中でだけなのですが。

「VBAC(ブイバック)」とは、一人目を帝王切開で出産した母親が、二人目を下から出産することです。そういう呼び方をするというのを、私自身最近知りました。

私の強い希望、というわけでは特になくて、何が何でも次は下から!という意志もそれほど強くはないのです。実は。ただ、一人目を産んだ日本の病院がそういう姿勢で、妊婦自身に特別な問題がない限りはメスは入れないというのを徹底していたし、入院している間にも、VBACで産んだお母さんの話は聞いていたので、そういうものなのだという先入観がありました。

ところが、産後色々な人の話を聞くと、一人目帝王切開だと、二人目も帝王切開になるのが通常なようでした。このギャップは何なのだろう?と不思議に思っていました。

アメリカでも、医師にどのように出産したいか聞かれましたが、特に自然分娩を止める理由は無い、とのことでした。それで、何となく、VBACの方が「進んでいる」ような気がしたのと、自分の中の好奇心が不安にまさった、という感じでしょうか。先日の健診で、正式に説明を受けて、サインしてきました。医師に止められないでできるものなら、一生に一度はやってみたいと思ったのです。

漫画にも描かれていますが、もちろん無条件にできるものではなくて、手術の際にタテヨコどちらの方向に切ったかが重要だと言われました。外の傷自体は横なのですが、中の子宮も横に切られているかを、日本の産院のカルテで確認してほしいと言われました。そこで、まず電話してみたところ、そのような情報は電話でやりとりすることができないので、来院するしかないと言われました。(縦か横か知りたいだけなのに、飛行機に乗る必要があるの!?往復一人10万円です。本当にびっくりです。こちらの医師に直接連絡して下さいと言っても、ダメでした。)

10月に一時帰国した時に、予約で行ったのに3時間も待たされた挙句(1時間も待ちませんよね、と電話で確認したにもかかわらず…)、医師と話したのは10分ほどで、紙切れ二枚をいただいてきました。何とかならないものでしょうか。

(ちなみに、その産院は大病院で、ドラマ「コウノドリ」(未視聴)に協力していたみたいで、手術カルテをもらいに行った時、ドラマのポスターと一緒に出演者陣のサインが書かれた手術着?がガラスケースに入れられ展示されていました。)

 

話は漫画に戻りますが、私が意外に思ったのは、漫画ではVBACが割と否定的に描かれていたことです。何が正解とかは無い世界の話だとは思いますが、メスを入れることも、入れないことも、お互いリスクがある出産なのだなあということは理解しておきたいです。

VBACで大きなリスクとなるのは、子宮破裂です。健診の時に、医師にきいてみました。「陣痛中に、もし子宮破裂をしそうになったら、それはどうしてわかるのでしょうか?」陣痛の痛みの中で、子宮が裂けそうだというのがわかるというのは、どういう状況なのか、少なくとも私本人にはわからないと思ったのです。医師の説明によると、赤ちゃんの心音や、様々な計器の値から、母子の状態がわかるのだそうです。だから、危なくなったらすぐに帝王切開に切り替える、ということです。私は漫画のようにあまりこだわりはないので、もしそうなったら医師の判断に任せよう、と思いました。

 

産後の回復はどちらが早いのか?

一般的には下から産んだ方が回復が早いとされていますが、私の経験では、帝王切開しても、翌日にはトイレまで歩かされたし(癒着防止のため)、二日目からは自動販売機にジュースを買いに行ったりして(これが唯一の楽しみ)、何かと動き回っていました。骨盤が広がることがなく、会陰切開も無いので、歩いたり座ったりは自然分娩の人よりも楽に見えました。コツさえ掴めば。

術後の痛みが辛いのですが、傷の痛みと、後陣痛と、両方あります。私にはその痛みの区別がつきませんでしたが、朝の術後から、夜寝て目覚めるまでが痛かったです。つまり、長くても24時間程度です。一日中、可能な限りナースコールしてモルヒネを点滴してもらいました(それでも痛い)。陣痛だって1日かそれ以上かかる人もいるわけで、麻酔なしの陣痛はよりきついと思います。

お風呂に浸かれるのも、自然分娩の人よりは遅いですが、新生児育児でそんなにゆっくり浸かっている暇もないので、それほど苦にはならないと思います。

ただし、これらも両方経験してみないと実際のところは何とも言えませんよね。無事VBACできたあかつきには、ちゃんとした比較をしてみたいと思います。

 

コウノドリ(16) (モーニング KC)

コウノドリ(16) (モーニング KC)