国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

トイレトレーニングの夏が終わりました(中間報告)

長女は8月末に3歳になり、先週から日本語保育園を退園して、プリスクールへ通い始めました。

このプリスクールは、通うにはトイレトレーニング (potty training)が終了していることが条件になっているので、なんとか9月になるまでに終わらせる必要がありました。しかし、8月に入ってもいっこうに進まず、もうこれは9月から通うのは無理だと本当に諦めていました。

「2歳○ヶ月でオムツが外れた」「1週間でオムツが取れた」そんな記事や体験談を見聞きすると、何だか暗い気持ちになり、娘と同じくらいの子のおしりがモコモコしていない(オムツじゃなくてパンツ)と、憧れの目で見つめてしまいました。全くトイレでできそうもない娘…。2歳11ヶ月になるまで、おまるでもトイレでも、小が一度も出たことがなかったのです(ずっと以前に一度だけ奇跡で大が出たことがあります)。折しも、下の子が生まれて赤ちゃん返り中。トイトレは全く進みませんでした。

しかし、3歳になる前後、ここ2週間ほどで急に大きな変化がありました。昼間はほとんどパンツで過ごせるようになったのです。何とかギリギリ、プリスクール開始までに間に合いました。今回は、そんな娘のトイトレ経過報告を、ほぼ時系列順に書いていきます。

 

トイトレの始まり

2歳の間にオムツを取りたいなと思っていたので、2歳の誕生日に、おまるをプレゼントの一つにしました。便座だけ取り外して補助便座になるタイプのものです。1歳の間から、「2歳になったらトイレでおしっこしようね!」と洗脳していました。しかし、おまるにも、便座に座っても、すぐに「出ない!降りる!」と言って1分も座っていられませんでした。私もお腹が大きくなるにつれて付き合うのがだんだん辛くなってきて、しばらく中断して様子を見ることにしました。

大の処理はトイレに座って

いつの頃からか(2歳になって割と早くから)、大の処理は寝転がってするのではなく、オムツを外して軽く拭いてから、便座に座らせて拭いてあげるようにしました。これは特に抵抗もせず、そういうものなのかと納得して毎回やってくれました。こちらも処理が楽になりました。

保育園に対する誤算

2歳半から通い始めた保育園ですが、私は家にいる自分ができないぶん、トイトレを進めてくれると期待していました。しかし、「自分で行きたいと言わない限りは強制しない方針」だそうで、保育園では全く進みませんでした。他のお友達がトイレにいく姿を見ていたことは良かったと思うのですが…。

定期的に声かけ…

どんなに声かけしても、「出ない!」と言ってトイレへ行こうとしません。後からわかったのですが、うちの娘は自分で本当に行きたい時はちゃんと言ってくれるので、行きたくないと思っていたら絶対に行ってくれません。

補助便座

補助便座にもなるおまるを買ったものの、最終的にはこれを使って用を足すことはありませんでした。ただ、お子さんが好きなキャラクターものとか、使うことによってプラスになる要素があるならば、買って損はないと思います。(うちはすごくシンプルなものでした)

お姉さんパンツ その1

いくらパンツ型とはいえ、オムツをしていたらいつまでたってもおしっこが出る感覚がつかめない…。いろいろなトイトレ体験談を見聞きしていて、これだけは確実だと思いました。しかし、アメリカには「濡れた感覚が分かるけれども漏れないトレーニングパンツ」なるものは売っていないのです!アメリカのトレーニングパンツは、単なるパンツ型のオムツです!!したがって、もうこれは何度か漏らしてもらうしかないと思いました。

2歳6ヶ月頃、Target(大型スーパー)へ行って女児用パンツ6枚セットを購入。親はなるべく口を出さず、娘の好きなものを選んでもらいました。選んだのは、「ブタちゃん!」(←Peppa Pig)

おもらしの数だけ強くなれるよ

パンツを買ってから、外出するなどあまり予定の無い日に、「パンツはく?」ときいてみて娘が乗ってくるようならばはいてもらいました。ソファと夫のカーディガンは尊い犠牲となりましたが、これでオムツが外れるならば安いもの…。絶対怒らない、を遵守して見守りました。親はおもらしを恐れちゃだめ、怒ってもだめ、がっかりしてもだめ…!

次女誕生で赤ちゃん返り

2歳7ヶ月頃。もうトイトレどころではなく数ヶ月中断しました。

シール表

焦り出した2歳10ヶ月頃。おきまりのシール表を即席で作りましたが、効果は数日だけでした…(しかも一回につき何枚も貼りたがって大泣きし、修羅場に…)。うんちの欄にシールが貼られる日はやってくるのか…。

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トイトレ絵本

怒涛の展開を見せる2歳11ヶ月。DANIEL TIGER'S NEIGHBORHOOD の「Daniel goes to the Potty」を、遅ればせながら買いました。内容は、お出かけ先でもトイレに行くというもの。トイレを流す音が鳴るボタンが付いています。

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お姉さんパンツ その2

最初にパンツを買ってから半年。パンツの新鮮味が薄れてきたので、ここで起爆剤を投入するべく新しいパンツを選びに行きました。しかし、プリスクール開始直前で皆焦っているのか(?)品薄。キャラクターもののパンツがなく、シンプルなものになりましたが、娘はそれはそれで気に入っている様子でした。

ご褒美も必要

「パンツはかない!」「トイレでおしっこしない!」と言い張る娘にご褒美を用意します(好きなおやつでいいのです)。食いしん坊の我が子は、これが一番効いたのではないかと思います。これ以降、「トイレでおしっこ出る!」と言って教えてくれるようになりました。2歳11ヶ月、初めてのトイレでのおしっこでした。

家以外のトイレ

外出も思い切ってパンツでしてみます。子ども用のトイレがあるようなショッピングモールが行きやすいし、成功しやすいと思いました。無事できたら褒めちぎってあげました(行きたがらないようなら、ご褒美をちらつかせます)。これ以降、いろいろなところで成功体験を積んでいきます。外のトイレはパンツでないと用を足しにくいので、思い切ってパンツで行って正解でした。

車の中は、ペットシートを敷いておく

万一の場合に備えて、カーシート(チャイルドシート)には防水吸水シートを敷いています。ペットシートは本当に役立ちます。

大はこれから

昼間はパンツで過ごせますが、オムツをはきたがることもあります。そういう時は、たいてい「大」が出そうな時です。こればかりはまだオムツでしかできないみたいで、ご褒美作戦も効きません。プリスクールに行っている間は緊張していることもあって、出したいことはないようです。

夜はオムツで

調子に乗ってパンツで寝たら、二日連続でお漏らししてしまったので、夜はまだ早いのかなと思い、オムツにしています。一応、ベッドのシーツの下にもペットシートを敷き詰めています。

最終的には、本人の気持ちと身体の成長次第では

昼間のオムツ外しは何とかプリスクール開始に間に合ったのですが、これはたまたまで、本当に本人のやる気と身体次第だなと思います。親が焦っても、できない時はできないし、できるようになったらできるものなのではないでしょうか。うちもまだまだ途中なのですが、これ以上焦る要素もないので、気長に取り組んでいこうと思います…。

皆既日食の日

ちょっと前のことになりますが、現地時間の8月21日に、全米各地で皆既日食が観測されました。

我が家では、日食グラスを入手しそびれた上に、小さい子どもがいるので、太陽を観る観測の仕方は諦めていました。たとえ日食グラスを持っていたとしても、親が太陽の方を見ているだけで3歳の子どもは興味を持ってしまい、自分も見たがると思います。グラスをして見ないとだめだよ、と教えても、黒くて見にくいから直接見ちゃえ、とグラスを外してしまう…という流れは今のうちの子なら容易に想像できます…。

当日は、素晴らしい快晴でした。日本では数年前に金環日食があったのですが、そういえば東京は曇っていてよく見えなかったんですよね…(忘れていました)。欠け始めには、まだそれほど観測している人は見られなかったのですが、それでもアパートの屋上やベランダに集まっている人たちを見ることができました。これが、最大になる頃にはみんな外に出て来て、同じ方向を見上げていました。それだけで、なんだか感動的な出来事でした。

さて、我が家はというと、前述の通り、直接観察するのは諦めてネット中継を観ようと思っていたのですが、夫が待っている間にシリアルの箱でピンホールカメラを作ってくれました。これなら、子どもにも日食を実感させてあげられる!と思ったのですが、まだ何のことやらという感じでした。親だけ盛り上がっていました…。

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穴を通った光が、欠けているのがわかりますか?

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NASAの中継は、皆既日食直前に止まってしまった?ので観られなかったのですが、他にも色々な人がyoutubeで中継していました。それを観て、「あー!やっぱり皆既日食観られる地域まで行けばよかった!!」と悔しがる夫。数分間だけ昼間が夜のように暗くなるなんて、確かに体験してみたい。我々がいたところも、早朝くらいの暗さにはなりました。

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夫は午前中仕事を休み、日食後に出勤していきました。

娘の日本語状況 (2歳11ヶ月 在米1年2ヶ月)

8月末に3歳になった長女の、2歳最後の日本語状況です。

 

渡米してから一年以上が経過しましたが、最近は日本語を話すお友達が着々と増えており、母子共々ますます英語を使う機会がありません。しかし、永住組親子は日本語優先、という流れに乗って気楽に過ごしています。3歳までの娘の成長をメモしておきます。

 

「さしすせそ」の発音

「ちゃちちゅちぇちょ」になっていて可愛かったのが、いつの間にかちゃんと言えるようになっていました。自分の名前もちゃんと言えるようになりました。昔の発音の真似すると、訂正されます。おかげで、言っていること(の生意気さ)がストレートに伝わってきて、可愛さ半減。こちらの言い方も厳しくなることが増えてきてしまい、自己嫌悪と反省をする頻度が増しました。

 

過去を振り返る

◯◯、赤ちゃんだった時、〜してたよね。

昨日、〜したね。

昔、〜したね。

これ、懐かしいね!

など、過去に起こったことをよく思い出して話してくれます。一年くらい前までははっきり記憶があるようです。昨日と昔の区別はまだあまりないようで、数ヶ月前のことも「昨日」と言う時があります。

 

「もう」と「まだ」を使い分ける

最近、使い方に気をつけるようになり、間違えると言い直すようになりました。

 

アニメ絵本シリーズを全巻制覇

渡米前に日本で(中古で)全巻仕入れておいた「日本昔話アニメ絵本」と、「世界名作アニメ絵本」。2歳半頃から急に興味を示し初めて、少しずつ出しながら読んでいっていたのですが、ついに全巻出し終えました。寝る前に持ってくるのは、必ずこのシリーズです。どれも楽しんでいますが、「ヤマタノオロチ」だけは怖かったのか、最初の数回だけでその後はほとんど触れようとしません。グリム童話アンデルセン童話、イソップ寓話にも最初に日本語で触れられたのは、よかったと思います。その後英語で読んだとしても、「あ、これ知ってる」と思えるといいなと思います。英語のfairy taleの絵本を借りてきても、知っている話だと興味を持つようです。といっても英語で読んでも全然聞かないですが。(私も自分の変な英語を聞かせるのはどうかと思います)

日本の昔話も大好きです。最近よく読んで欲しがるのは、「おむすびころりん」と、「ぶんぶくちゃがま」。

※ただし、このシリーズ、中には文章が良くないものもあるので、全巻はオススメしません。

他に、こぐまちゃんシリーズ、ぐりとぐらシリーズも全巻揃えて日本から持ってきて、全部出し終えています。

 

宮崎アニメも全編制覇

これも渡米前に日本で仕入れておいた、宮崎駿全集です。全て最低一回ずつは観ました。再生回数は、ハウル、ポニョ、千と千尋あたりが多いです。お友達がハウルが好きだということで、影響されてよく観ました。怖いと思うんですけれどね…。親はトトロが好きなのですが、意外と観ていません。

最近図書館で米林監督作品を発見して借りているのですが、そのへんのこともまた記事にしたいです。

 

DVDは日本語で!

英語だと理解できないのが気になるらしく、日本語再生できるものは日本語にしてもらいたがります。図書館で借りるDVDは基本英語なので、気に入ったものはあきらめて?文句言わずに観ていますが。

 

干支を唱える

お正月に一度教えた干支を、最近になって唱え始めました。やはりアニメ絵本がきっかけです。自分は午年、というのも言うようになり、妹や親やお友達の干支もきいてきます。面白いです。干支は、中国の文化がルーツなので、アメリカなど西洋文化圏では陰暦の正月の時に登場することが多いと思います。日本のとは微妙に動物に違いがあります。羊はヤギのこととか。イノシシじゃなくてブタとか。

 

車の中ではCD

退職する時に先輩の先生からいただいた日本語の童謡や手遊び歌のCDを、保育園の行き帰りに車の中で聴くようにしたら、喜んで、ほぼ全曲覚えて歌っています。車の中は退屈なので、CDは良いです。 他のCDも増やしたいです。

 

 助数詞

何かを数えるときは、なるべく助数詞を使って数えています。「いっぴき、にひき、さんびき…」「ひとり、ふたり、さんにん…」「いちまい、にまい、さんまい…」こういうのは、覚えるというより、慣れですよね。

 

文字や数字

あまり進歩は見られないように感じます。自分で読もうという意志が無いようなのです。相変わらずの丸暗記でしのいでいます。さすがにひらがなはだいぶ読めるようになってきたようです。

 

秋からインターナショナルプリスクールへ

この夏で、お世話になった日本語保育園を退園し、主に英語を使うインターナショナルプリスクールへ行くことになりました。基本は英語なのですが日本語、中国語、スペイン語の先生がそれぞれの言葉で話しかけてくれる面白いところなので、通い始めたら娘の様子をご報告したいと思います。

皆既日食をどう過ごすか?

全米(の一部)は、今、皆既日食に沸いています。

現地時間の21日、お昼頃に、米国各地で皆既日食が見られます。私が住む地域では、部分日食が見られますが、それなりに暗くなるようです。図書館などでもコーナーが設けられたり、専用グラスが配布されたりしています。当日はパブリックビューイングのようなイベントもあります。

数年前に金環日食を観測した日本人としては、そこまで沸く気分でもないのですが、子どもに宇宙への関心を持ってもらうイベントとして利用することができますよね。

しかし、この日食。直接目で観測してはいけない、というのは大人ならわかるのですが、2、3歳の子どもだと、どうだろう、と思うのです。つい肉眼で見てしまう、ということがあるのではないでしょうか。このせいで一生視力に問題を抱えてしまったとしたら…まだ見なくてもいいかな、と思えます。

というわけで、我が家では直接観測するのは怖いので、ネットでNASAの中継を観ることにしました。

 Eclipse2017 | Total Solar Eclipse 2017

ところで、図書館で宇宙兄弟のアニメのDVDを見つけました。中央図書館の日本映画コーナーは、古いものと、微妙なアニメしか入っていないのですが、これはその中でも掘り出し物だと思います。入れてくれた人、ありがとう!

宇宙兄弟は、夫婦で漫画にはまり、途中までテレビでも観ていました。このアニメは、漫画に忠実なだけではなく、更に良い方向へ一捻りした演出をしてくれていて、原作への愛情を感じます。大人も子どもも楽しめます。

長女も気に入り、「うちゅうひこうし、みる!」と言っています。うちの子の場合は、日本語コンテンツに飢えているからかもしれませんが(このDVDは大人向けらしく、日本語音声の英語字幕しかありません)…。(ちなみに宇宙兄弟、映画化もされていますが、出来がちょっと私は納得いきませんでした。)

昔は子どもが小学生になったらJAXAに行ってみたいなと思っていましたが、NASAに行く方が楽になってしまうとは…。いつか行きたいなあ。

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日本語保育園の卒園式がありました。

6月は、こちらは年度末、卒業シーズンです。

先日、長女が通っている日本語保育園の卒園式がありました。通常休日の土曜日に行われ、在園生も出し物をするのでできたら出席してね、開式の5〜10分前に集合してね、という大変ゆるいものでした。

長女のクラスは二曲ダンス(?)を披露しました。ほとんどの子は保護者と一緒に舞台へ上がっていました。私は次女もいるし、客席から見たかったので子どもについていかなかったのですが、クラスメイトの中で唯一といっていいほど一人でも立派に踊っていて、感動しました。客席に親の姿がある方が、やる気が起きたのかもしれません。

 

来年度からは、今通っている日本語教室のプリスクールへ週二回通うので、今行っている保育園は退園することになるのかなと思っていますが…まだ決めていません(おい)。この保育園はまだ半年も通っていませんが、本当に行かせてよかったなと感じています。何より娘が毎回楽しそうなのです。退園になったら寂しい思いもするでしょうが、新しいところでもたくましく適応してたくさんお友達を作ってほしいです。そして、現地の子向けのプリスクールにも行けたら、そこでもたくましく生き抜いてほしいと思います。

 

何はともあれ、世間はもう夏休みモード。これから8月末まで、長い夏休みに入ります。どこに行っても人が多くなるので(キャンプの団体とか)、ちょっと憂鬱です。 

娘の日本語状況(2歳9カ月 在米1年)

保育園の影響大

下の子が生まれてから、保育園に行く日数が1日増えて、週3日になりました。それまで以上に、保育園の影響が強く出てきている気がします。良くも悪くも…。

今通っているところは、日本語の保育園なのですが、先生が日本語で保育をするというだけで、子どもは英語が優勢な子もいたり、そもそも家に日本語を話す家族がいない子もいたりします。

娘も初めて通った日から「No!」と言うようになって閉口したものですが、最近英語の語彙が増えてきたように感じます。

「Ouch!」「 Are you OK?」「 My!(Mineのこと?)」「Be quiet.」など、お友達がおそらく言っている言葉を覚えてきて使うようになりました。最近「アーハー」と返事をするようになってびっくりして、「アハって笑ってるんじゃないんだよ、わかってる?」とつい言ってしまいました…。おそらくわかっているようなのですが、なんか腹が立つ…。

もちろん日本語も保育園で覚えてきます。みんなで歌う歌はすぐに覚えて、家でも歌ってくれます。数の歌は、何種類か親が知らない歌を歌っていました。おかげで、数の概念がかなりはっきりしてきたようです。

 

日本語の方が好き

これもおそらく保育園で、主に年上の子に(娘はお姉さん達にかわいがられているらしい)言われているのではないかと思うのですが、「日本語しゃべって?」「英語しゃべって?」と親に言うようになりました。

よそのお宅へ遊びに行ったり、パーティーにお呼ばれしたとき、行く前に「(今日は)日本語しゃべるの?」ときいてきます。「日本語がいい」と言うこともあって、まだ英語に対する苦手意識みたいなものがあるのかもしれません。日本語の理解が進んできた分、理解できない英語には不安を抱くのかもしれないですね。何せ親の私もそうですから…。

 

因果関係がはっきりしてきた

「(自分の名前)、もっと大きくなったら(小さくなったら)〜〜できるようになるよ!」など、因果関係がきちんとつながっている文を組み立てて話せるようになりました。赤ちゃん返り中なので「もっと小さくなったら」ということをよく言うのですが、彼女の人生の中でもうこれ以上小さくなることはないんだな、と思います。

 

これなあに?

何でもきくようになってきました。しかも、言ったことをよく覚えているので、曖昧なことは言えなくなってきました。

 

絵本を読ん(?)だり、カルタ取りはできる

引き続き、読むと言うより、暗唱しています。カルタ(あいうえおカルタ)も、文字よりも絵を見て取っている感じです。

 

文字の認識はまだまだ

文字はまだ読めたり読めなかったり、という感じです。ひらがなは、だいたい読めるものの、似た形のものは間違えます。単語になると、おそらく、まだ文字の読み方の規則がわかっていないらしく、目に入る読める文字で勝手に言葉を組み立てて言っています。縦書きと横書きは、読む方向が逆になるので、そういうところも混乱しているのかもしれません。そのうちわかるでしょうか。

 

数字、文字を書く(なぞる)

数字や文字を書くことは好きなようです。水性ペンのついたボードブックを買ってあげたら自主的に書いて練習?しています。日本語の習い事でも、文字をなぞるのは得意なようで、親が手伝わなくても全部書くようになりました(まだなぞるだけ)。

ペンや鉛筆を正しい持ち方で持たせるのに時間がかかりましたが(約1年)、一度持てるようになると、書きやすいのか、上手に書けるようになった気がします。

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100まで数える

100まで数えられる(言える)ようになりました。まだ完璧ではないですが、最後は100に辿りつく、ということは理解しているらしいです(29から100になったりする)。保育園の送り迎えの車内とか、余裕がある時は、一緒に数えています。

 

月は分かっているらしい

今日は何月かはわかっているようです。日付は、まだまだ、曜日も当てずっぽう、という感じです。

 

北原白秋の「五十音」

うちの子は、文字を読むより丸暗記の子だ、ということで、どんどん覚えてもらうことにしました。リズムの良い文章は面白いらしく、何度も読んでもらいたがります。娘が何度も聞きたがるというのは、覚えようとしてる合図です(歌でもそうです)。一番のヒットは、北原白秋の「五十音」という詩です。「あめんぼ赤いなあいうえお…」という。これって演劇の発声練習のためのものかと思っていました…。

以前買っておいた、陰山先生の音読プリントが役に立ちました。「外郎売り」も載っているし、長く使いたいです。

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最後に

渡米して間もなく1年になります。娘は日本語を優先して取り組んできていますが、やはり普段日本語を目にする機会が少ないのが心配です。中途半端に英語が混じっているのも心配です…。ただ、9月からはもっと英語環境にも慣れるために、現地のプリスクールにも通おうかと考えています。(今から入れるところがあるのか?)今後日本語がどうなっていくか、気長に観察していきます。

医師から手作りクッキーが届きました

出産体験記が全く進まないまま、次女は生後2ヶ月を迎えてしまいました。娘は、いろいろとありながらもかわいく順調に育っています。

先日、とても感激した出来事があったので、取り急ぎ書き残しておこうと思います。

 

数日前、自分の産後健診がありました。傷の回復も順調とのことでした。これでもうしばらくは産婦人科に通う必要はないようです。その時に、医師から母乳の出についてきかれたので少し話をしました。医師によると、ビール酵母を入れたクッキーが母乳の出を良くするので、レシピを送ってくれるというのです。その時に、「私不器用だから作れるかな…?」ということを言ったら、「明日作るから送ってあげるわよ!」と言われて、実際に翌日家に届いたのです。

 

何度か書いていますが、私の担当医は日本人の医師(女性)です。ご両親は日本人のようですが、アメリカ育ちなので、英語ネイティブです。日本語は正直ちょっとあやしいところもありますが、診察は全部日本語でやってもらっています。年齢は私よりも少し上ですが、ほぼ同年代で、未就学のお子さんがいるとのことで、頼れるお姉さん的存在です。経歴を見るととても優秀で、学部は私でも知っている米国内トップクラスの大学(ということは世界トップクラス)を卒業されています。それなのに、何となく天然で、面白いのです(日本語で話すからそう感じるのかもしれません)。それより何より、気さくで、いつも元気で、話をよくきいてくれます。私の周りでお子さんのいる日本人は、彼女のお世話になった人も多いのですが、誰にきいても良い話しか出てきません。そしてもちろん、日本人以外の患者もたくさん受け持っています。また、ナース達からも好かれていて、「私は彼女のファンなの」と言っていた人もいました。そんな人気のある忙しい医師なのです。

 

クッキーの話は、「家に酵母がたくさんあるから、患者さんに作ってあげることになっているので、あなたにも送りますね」というようなことをおっしゃっていたので、「たくさん作って患者さんに少しずつ配るのだろうか?」と思い、ついでになら頂いておこうと思って「ありがとうございます」と返事しました。2〜3枚くらい頂けるのかなと思っていたら、実際届いたものは、缶の箱に20〜30枚も入っていました。医師との会話は、正直日本語だと正しいニュアンスが伝わらないことがあるので、ひょっとしたら私のためだけにわざわざ焼いて下さったのかもしれません。しかも手書きの、一生懸命日本語で書いてくださったカードをまで付いていました。やっぱりちょっとあやしいところがある日本語だったのですが、だからこそ余計に感動してしまいました。ちなみに、お味はチョコレートチップとオートミールがザクザク入ったアメリカンなソフトクッキーで、スタバとかで買うのよりも美味しかったです。

 

日本だったらまず考えられないことだなあ、と思いました。医師から手作りクッキーが届く国、アメリカ。そういえば、(出産体験記でも書こうと思っているのですが)出産の時にも麻酔科医(男性)が、やはり自分で焼いたと言ってケーキをくれました。

お医者さんって、料理も好きなのでしょうか…?

妊娠・出産を通して、それまで以上に米国の良いところを感じられている気がします。

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