お久しぶりです
お久しぶりです。
しばらくブログを更新しておらず、インスタも開くことなく放置をしてしまいました。
本当にもう毎日忙し過ぎて、怒涛のように過ぎていき、記事を書けないでおりました…。
自分と家族の時間を作るために、一旦SNS関連をやめていたのです。一言もなく長期中断してしまい、申し訳ありませんでした。
今日は、夏からこれまで起こったことと、今後の展望を、ざっと書かせていただきます。
今年の春に、引っ越しをして、子ども達は転校をし、家の中が片付かないまま夏休みになってしまいました。
家の中に子ども達がいても、連れ出しても、家の中が片付かないのにイライラしてしまい、夫も仕事が忙しく、夏休み明けにお互いの不満が爆発して夫婦仲が険悪になり、あわや家庭崩壊の危機があり、みんなメンタルをやられてしまいました。
同時に小1の次女の発達に気がかりなことが増え、秋に不登校気味になってしまい、かんしゃくも激しくなり、更に三女のイヤイヤ期がやってきて、家の中は阿鼻叫喚の地獄絵図になってしまいました…。
秋の長女のバイオリンコンクールも、子どもには申し訳なかったのですが、夫婦仲とメンタルが最悪の状態で臨んだため、あまり記憶がなく、手応えもなく、ただ大変だったなあ…という感じで終わってしまいました。来年の春のコンクールはもう出ないと思っています。長女は出る気はあったようなんですが、本人の取り組みが改善しない限りはお金と時間と労力の無駄になってしまうと思います。なにしろ、練習時間が短すぎるんですよね…。私もずっとついていられないので、自分でやってほしいのですが、コンクールというレベルの練習は全くできていなかったのです。おけいこ事としては上達してきていると思うので、このまま、楽しくバイオリンを続けてくれたらいいな、と今は願っています。
そもそもこのバイオリンが、夫の協力を得るのが大変というか、夫自身がバイオリンに対して全く情熱が無く、必要性を感じていないんですよね。子どもが積極的にのめり込んで練習するというなら邪魔はしないけど…という姿勢。でも、子どもって、いつもそうとは限らないですよね。そういうものに対して協力をお願いするのはとても大変です。お互いにストレスなんです。
そしてそこへまた長女が中学受験のため塾へ通いたいと言い出し、それもまたひと騒動ありました…。
それぞれ全部ブログにすると良い記事が書けそうなんですが、なかなか時間が取れないんですよね…。教育関係は、タイガーマム記事も、本来の意味通り煮詰まってきていますので、近々公開したいとは思っているのですが…状況も刻一刻と変化しているので、果たしてどこまで意義があることなのかは微妙になってきてしまいました。
今は、人間ドックへ向かう電車の中でこの記事を書いています。人間ドックだけは、子どもを連れて行けないので、夫が仕事を休んで面倒を見てくれます。一人で東京へ行ける希少な時間です。
一人って大事!特に私の人生においては。
三女が現状ではどこにも行っておらず、家で面倒みているので、来春幼稚園へ行くことだけを心の頼りにしています。
今後このブログをどうしようかなあと思っているのですが、広告を出ないようにするのと、もう少しマメな更新を頑張っていきたいです。もう何年も言い続けていることなんですが…。それから、書籍も出したいな、というのがこれからの人生の目標です。Kindle出版でもなんでもいいので。
今年まだ更新できるかどうかわかりませんが、なんとか頑張って生きています。こんな感じで今日はしめくくりたいと思います。
長女のバイオリンコンクール初挑戦の記録など
お久しぶりです!Twosetのワールドツアー始まっていますね!情報収集が追いついていないのですが、これから追いかけていきたいと思います!
我が家はこの春に引っ越しをしまして、子どもたちも転校があったので本当にバタバタで、更に謎の風邪と咳に悩まされ、一ヶ月以上誰かが体調不良でした(コロナやインフルではなかったのが謎です…)。最近ようやく生活も落ち着きつつあり、こうして久々にブログを更新しております。ちなみにコロナは昨年夏に子どもが学校でもらってきて、昨年の夏休みはお盆明けまでずっと閉じこもっていたのでした。またすごい勢いで流行しているようなので、皆様お気をつけください。
今回は、書くと宣言していましたので、春にあった長女のコンクールについてようやく書きたいと思います!
長女のバイオリンコンクール初挑戦
この春、長女は念願のバイオリンコンクールに出場しました。腕に自信があるとかそういう理由ではなくて、ただ、「どんなものか出てみたい」という単純な好奇心だったようです。私も、何か目標に向けて努力し、評価されて次に活かす…という経験が、長女の成長につながるのではないかと思いました。
あわよくば、賞状やトロフィーなんかがもらえたらいいな…という下心もありました。長女は長い間「トロフィー」という物自体にあこがれていて、幼い頃には自分でトロフィーを作っていたくらいなので、何とかその手に持たせてあげたいなと思っていました。だから、あまりにハイレベルなコンクールだと絶望感しかないかなと。将来ソリストを目指すというよりは、実直に「おけいこ」を頑張っている子達が出るような、そんなコンクールを希望していたのです。
結果からいうと、5位を頂きました。立派な賞状とトロフィーもいただけて、長女は大満足でした。そのコンクールは「ベストを決める」というよりは、教育的な意義を大事にしているコンクールなようで、タネ明かしをしてしまうと、全員が6位までに入賞できるようでした。
しかし、先生によると、あの出場者の中で長女の結果は大健闘だったそうです。
蓋を開けてみると、同じ8歳カテゴリーに、ものすごく上手な、難曲を弾く子たちがわんさかいました。ピリピリしているわけではなかったのですが、完全なアウェー状態…。それには、とある理由があったのですが、それは後ほど書きたいと思います。
どのコンクールに出る?
日本で新しい先生にお世話になる際に「コンクールに挑戦してみたい」ということはあらかじめ申し上げておりました。そのコンクールも「身の丈に合った」レベルのものということでお願いしてありました。というのも、以前にこのブログで書かせていただいたように、「かながわ音楽コンクール(略してかなコン)」の本選を見学した際に、そのレベルの高さに後ずさりしてしまったからです…。全国大会とかじゃないコンクールで…このレベルなの…!?と。
コンクールにもいろいろあって、初めての子も出るような、アットホームな雰囲気のコンクールがあるから、それに出てみましょう!と、先生からあるコンクールをおすすめされました。それが、「日本ジュニアヴァイオリンコンクール」です。
比較的新しくできたコンクールで、予選もなく、課題曲もありません。曲の難易度よりも、出来栄えを評価するとのことです。「よし、それなら…!」と軽い気持ちで挑戦することにしました。
どの曲を弾く?
選曲ですが、コンクールに向けては、今教本で勉強しているものよりも少し先へ進んだ曲に取り組むそうです。聞き応え、弾きごたえのある曲に長期間取り組むことによって、成長が促されるのもコンクールに出る一つのメリットなようです。長女はその時点で、スズキ4巻のヴィヴァルディのイ短調3楽章を終えていたので、先生からは、
ヴィヴァルディ/コンチェルト ト短調 3楽章(スズキ5巻)
エックレス/ソナタ 1・2楽章(8巻)
上の3曲からどれか選びましょうとご提案頂き、聴いてみた上で長女自身でエックレスに決めました。8巻の曲だけど大丈夫!?と思いましたが、音数はそれほど多くなさそうだし、ハイポジションもないから大丈夫かなと思いました。ところが実際は、細かくポジション移動があり、地味に正確な音程を取るのが難しかったです…。ゆったりな1楽章は、歌うのが苦手な長女の弱点克服のための良い課題となりました。2楽章は元気な曲調なので長女の好みで、バロックだから練習曲のようですし、良いトレーニングになりました。
舞台での披露
まず1月末にあった音教のおさらい会へ向けて、年末からこの曲の練習を始めました。
おさらい会本番では、生まれて初めての本格的なホールの舞台にとてつもなく緊張し、数箇所いつも間違えないようなところで間違えて弾き直してしまい、崩壊しかけました…。が、ピアノの先生の素晴らしすぎるフォローのおかげで崩壊することなく、なんとか弾き終えることができました!
その時は、ミスもそうなのですが、それよりも気になったのは、長女の弾き方です。仁王立ちというか、操り人形のように棒立ちなのがとても気になりました。
音程はだいたい押さえることはできるようになってきたので、春のコンクールへ向けては、左手はビブラートの強化、右手は圧力とボーイングの強化、身体も自然に動くようにしたいね、と先生と確認しました。
コンクール費用
今回、一回のコンクールに出るためにかかった費用は、ざっと計算して10万円というところでした。
これには、コンクール参加費に始まり、本番だけでなく合わせのたびにかかる伴奏費、衣装や靴代、楽器の調整、弦、弓の毛替え、ホール練習代や特別レッスン代…といったものが含まれます。
正直甘くみていました…。
いつものレッスン費とは別に、10万円プラスの出費になるわけです。
親が伴奏できると、かなり節約になるのかなという感じはします。家でも合わせられていいですよね。衣装や靴なんかは、うちはかなり抑えたので、もっと費用をかけようと思えばいくらでもかけられちゃいます。レッスンも、直前は週に2回や、一日おきに受けるなんて人もいるそうです…。我が家レッスン日以外にみていただいたのは計3回という、最低限の回数で抑えました…。
お金をかけようと思えば、いくらでもかけられてしまう…。しかし、単なる課金ゲームではない…というところが、芸術の恐ろしいところですね(つまり、本人の頑張りや資質によるところが大きい)。うちは「身の丈に合った」を合言葉に、できるだけ頑張る、という姿勢です!
コンクール当日
当日は、次女三女の妹達は、夫とお留守番してもらいました。妹達がいると、長女だけでなく私も集中できないと思ったからです。
会場は、耳にしたことはあるものの、私は行ったことのない東京のホールでした。小ホールだったので、とっても客席が近かったです!
会場で受付をすると、受付のお姉さんから「楽しんで演奏してくださいね!」と温かいお言葉が。一気に緊張がほぐれましたが、この後過酷な現実が我々親子を襲うとは、その時は知るよしもなかったのです…。
受付で渡されたプログラムというか、曲順を一目見て、「え!?」と思いました。難曲がずらりと並んでいたのです。見間違いかと思いましたが、間違いなく、8歳のカテゴリーの中に、高学年や中学生がコンクールで弾くような難曲がエントリーされています…。ラロのスペイン交響曲とか、ブルッフのコンチェルトとかです。
ザイツやヴィヴァルディのコンチェルトも見られたのですが、むしろ少数派といった感じでした。
ともかく、とっても素敵な曲ばかりです!もうこれは…娘の出番が終わったら、観客として楽しむしかない!!
そしてドキドキの初めての音出し部屋。入ってみると、みんな上手!音大きい!圧倒される私。長女はというと、そのうちのお一人の子の曲をきいてテンションが上がりました。「あ!あの曲!」クライスラーの「プレリュードとアレグロ」を見事に弾いているお子さんがいました。カッコイイからいつか私が(親の私が)弾いてみたいな〜と聴いていた曲でした。長女はその場の空気を楽しんでいるようで、緊張する素振りは全く見せませんでした。たいしたものです。1月に音教のおさらい会に出たのも良かったのだと思います(ものすごく緊張していましたから)。
しばらくすると、一人、背の高い子が入ってきて、おもむろに弾き出しました。その曲をきいて、「あれ?これ、ブラームス?ブラームスはエントリーされてなかったから、次のカテゴリーの子かな?難曲だし、背も高いし、さすが高学年ね〜」なんて感心していました。ところがその子、同じカテゴリーのお子さんだったのです。客席で観客として聴いている時に、その子が最後に出てきてビックリ…。曲は、ブルッフのコンチェルト3楽章でした!音出し部屋で聴いた時、ブラームスの3楽章と勘違いしてました…。
なんか、似てませんか?ブラームスとブルッフの協奏曲…。1楽章にも似てるとこありますよね…?そんなこんなで一人心の中でズッコケていましたが、本当に見事な演奏に、立ち上がってブラボー(ブラーヴァかな)を送りたい気持ちでした!
結果発表は、カテゴリーの演奏終了後、20分後にロビーの受付にて行われます。時間になったら、列に並んで、一人一人名前を伝えて結果をきく、という形式でした。様子を見ていると、全員賞状とトロフィーをもらっているようでした。オフィシャルには、「6位までの入賞者に賞状が送られる」と書いてあるのですが、実際は全員が6位までに入賞し、賞状とトロフィーが贈られる…ということなのではないかと思います。
様子から見たところ、1位1名、2位2名、3位3名…みたいな感じではないかと、推測なんですけれども、思います。(あくまで推測です)これは要するに、とってもおすすめのコンクールです!みんな出ましょう!!お子さんの自己肯定感爆上がり必至です!!
さて、5位のトロフィーをいただいて大喜びの長女。私はしばらく周囲を観察していましたが、やはり1位はあのブルッフを弾いたお子さんだったようです。そこで気がついたのですが、そのお子さんはロビーで大勢の他のお子さんと楽しそうにじゃれ合って遊んでいます(小2ですからね)。そのグループは、5-6人くらいの人数なので、すごく目立ったんですよね。周りの様子からみて、みんな同門のようなんです。軒並み難曲を弾いていた子達です。先生らしき方と集合写真も撮っていたので、おそらく間違いないと思います。
後日、インスタで流れて来た投稿を見て確信しました。あ、あの有名お教室だったんだ!と。毎年各種コンクール上位入賞者を輩出されているらしき、お教室です。その先生が、1位のお子さんの演奏と、1,2位のお子さんお二人の写真をアップされていました。ちなみに2位はクライスラーのプレリュードとアレグロを弾いていたお子さんでした!
なるほど!と思いました。その投稿だけ見ると、そのお教室から出場した二人がワンツーフィニッシュを飾ったように見えて、それはその通りなのですが、そのほかにも同じ教室から出場して3位、4位…だった子達もたくさんいるのです。しかもあれだけの難曲を弾いて。1位だったお子さんは、権威あるコンクールの全国大会へも進出されているようで、このコンクールはいわば練習だったのだろうな、と想像します。他のみんなも一緒に練習で出てみましょ、みたいな感じだったのではないでしょうか。
そう考えると、長女が5位なのはすごいことではないか!と思いました。よく頑張ったなと。長女は実は、曲が弾けるようになってからモチベーションが低下してしまい、ほんの3日前まで練習が少なすぎて私が喝を入れていたのですが(基礎練含めてせめて30分くらいは弾こうよ、と)。そんな彼女は、本番で一番良い演奏をしてくれて、大きなミスがなかったのです。
本番の一回で、それまでやってきたことを出し切る、というのはなかなか難しいことだと思います。うまくいかないことの方が多いくらいではないでしょうか。そういう本番を何回も経験することで、何においても自分にとって大事なここ1番を乗り切る自信を付けてくれたらなあ、と、親としては願っています。
長女は、このコンクールが楽しかったらしいので、また秋にも出ることにしたようです。こちらはもうちょっとローカルなものになるはずです。今度のコンクールは、他のコンクールの全国大会の練習とかにもなりにくいのでは…?と心の中で願っています(汗)。上手な子と同じ舞台で演奏するのも良い経験にはなるのですが。
次のコンクールは
次の曲は、ベリオの「エア・バリエ」に決まりました。ダンクラではなく、ベリオです。そんな曲あったんだ!と思ったのですが、主題がかっこよくて、これまた長女自身が決めました。もちろん先生が何曲か候補を挙げてくださった中から選びました。弾けるようになったら、これまたレベルアップできそうな曲です。
私事で恐縮なのですが、最近親の私もバイオリンのレッスンを受けているのですが、次の曲はベリオの「バレエの情景」を狙っています!ライバルは娘(笑)なんとかくらいついていこうと思っています…。
「横浜歌まつり」へ行ってきました!
先日、長女と一緒にみなとみらい大ホールへ、「横浜うたまつり」を聴きに行ってきました!インスタよりも熱量高めの長文で、お届けします(汗)
そのネーミングから、「ファミリー向けの軽いノリのコンサートなのかな?」と思ってしまいますが、チラシを見て、出演者と曲目を知ると、印象は全く異なるかと思います!!
◆女声の音域を唱う男声パート:カウンターテナーにしてみなとみらいホールプロデューサーであり、このイベントの企画者
藤木大地さん
◆シンガーソングライターであり、大河などドラマ出演もされる俳優でもあり、ミュージカル界の「天才」
中川晃教(あきのり)さん
◆英国ロイヤルオペラで「蝶々夫人」タイトルロールを演じたソプラノ歌手
中村恵理さん
◆オーストラリア出身のバイリンガルであり、ヴォーカリストとヴァイオリニストの二刀流であり、シドニー大学卒業(東京大学留学)の才女でもあるアーティスト(まさにLingLing!!)
サラ・オレインさん
この「才能の塊」な四人の歌い手さん達が、各々の十八番を披露したり、それぞれジャンルを超えてデュエットしたり、コラボしてくれるのです!もう見どころしかなかったので、パンフレットの曲目(pic:4)からお察しください…!
更にオーケストラの演奏を山形交響楽団の皆さんが担い、阪哲朗マエストロと共に盛り上げてくださいました。合間合間に、ミュージカルやオペラの序曲や間奏曲の演奏があり、オケの名曲も楽しめてしまう、なんとも贅沢なコンサートでした!
オケ曲は、
バーンスタイン / キャンディード序曲
マスカーニ / 〈カヴァレリア・ルスティカーナ〉より 間奏曲
ワーグナー / 〈ニュルンベルグのマイスタージンガー〉より第一幕への前奏曲
といった、このコンサートにぴったりな名曲が散りばめられ、私の大好きな曲ばかりで本当にコストパフォーマンスの高いコンサートでした!
キャンディード序曲で幕を開けたこのコンサート。この後、同じバーンスタイン作曲の〈ウエスト・サイド物語〉から《Maria》と、デュエット《Tonight》へと繋がっていくわけですが、一曲目《Maria》で登場した中川さんは過去に宮本亜門演出でミュージカル〈キャンディード〉のタイトルロールを演じた人だというところもニクい演出だなと思いました。
司会にはバイオリニストの松本蘭さんが登場。桐朋の大学院まで卒業され、正真正銘立派なヴァイオリニストでありながら、この日はマイクしか持たず、司会に徹していらっしゃいました。ヴァイオリンを持たずに舞台に上がるのはこの日が初めてということでしたが、普通にアナウンサーのような美しいお声と華やかなお顔立ちな上に、演奏者ならではの目線から各出演者の皆さんの声を引き出していて、聴いていてとても楽しいトークでした!
そう、このコンサートはトークの時間も充実していて、出演者が(確か)二回ずつと阪マエストロのお話も聞ける時間があったのです。これも満足感が高かったです!
私はその「人」にもとても興味があるんですよね〜。曲を楽しむだけではなくて、それを演奏する(歌う)人って、どんな人なんだろう?というのがとても気になるのです。演奏(歌)とその人となりにギャップがあったりするのも、キュンとくるポイントなんです。クラシックって、けっこうそういう「ギャップ萌え」みたいなの発生しやすくないですか?(私だけ?)
このコンサートは、マイクを使わないオペラ歌手と、マイクを使うポップスの歌手のジャンルを超えたコラボレーション。一体どうなるのか!?というところが見どころでしたが、もう結論から言うと、「すごかった」の一言でした。
声楽家のお二人の声がすごいのは言うまでもないことなのですが、全然違和感がないのです。四人の音楽家の個性と長所がものすごく感じられて、それぞれ四者四様の表現力にただただ感動しました。マイクを立てたり、立てなかったり…と曲目によっても音響の方々がバランスを取っていたんだろうなと思います。
オペラ歌手の藤木大地さんと中村恵理さんが全身を楽器にして会場を震わせるのに対して、中川晃教さんとサラ・オレインさんはマイクを使っての表現になるのですが、これが、「そうか、マイクが楽器なんだ!」と思わされる表現で‥!マイクを通してスピーカーから出てくる音を計算して発声しているというか、スピーカーが声帯の延長で、声帯としてスピーカーを震わせているというか…!ただの拡声器ではないんですよね。雑音を全く感じさせない確かな発声のテクニックに「こんな歌声、きいたことない…!」とびっくりしました。
私の席は前から2列目、上手のスピーカー近くだったのですが、けっこうスピーカー近くってバランス良くなく聞こえちゃうってことがあるじゃないですか。聞こえなくてもいいような雑音が聞こえたり。それが、全くなかったのです。雑音が無くて、どこまでもクリア。ブレスの音さえ聞こえなくて、ただ美しい歌声が、合唱でも埋もれることなく飛び出してくることもなく、どこまでも澄んで聞こえてくる…!
私はその時に思ったのです。「このスピーカーは、電気信号で震えているのではない、歓びに震えているんだ…!」
ご本人は目の前で歌っているのに、今すぐそのスピーカーに耳を押し付けて聴きたい!という衝動に駆られました。
何なのこの感情!?
この感情にどんな名前があるのか、誰か教えてください…。
会場全体を震わせる歌声も、目の前のスピーカーから聞こえる歌声も、どこまでも澄み切って心地よい…!しかも全員高音なんですよ。男性が二人もいるのに…(笑)でも全然苦しくない。もう、どこ見渡しても澄み切った高音しか見当たらない天国でした。
それぞれが主役級で、本当に一人ひとり別のコンサートに行かないと聴けないようなプログラムに、オーケストラの名曲も何曲も聴けて、トークまで楽しめる…。コンサートを4つも5つも聴いたような気がしました。チケット代、S席10,000円は、リーズナブルだと思います!せっせとお小遣いを貯めて、聴きに行って本当に良かったです。
一緒に行った長女(8歳)もとても楽しんでいて、特にソプラノ歌手の中村恵理さんと藤木大地さんとの二重唱に感銘を受けたようです。オペラの生歌を聴いたのは初めてだったんですよね。とっても良い体験になりました!
中川晃教さん
さて今回、私が「どうしても聴きに行きたい!」と思ったのが、中川晃教さんなんです。私、アメリカにいる間に中川さんの歌声にハマって、一時期ずーっと見つけられる限りの動画を見て聴いていたのです。
実はそれが、TwoSetに出会うきっかけにもなりました…!
ちなみに、サラ・オレインさんも、約7年前、私がアメリカに行ったばかりの頃に藁をも掴む思いで観ていたNHK「大人の基礎英語」にスタジオでレギュラー出演していらして、スペシャル回で素晴らしい歌声とヴァイオリンを披露していたことからファンになりました!あの番組は、オーストラリアロケのVTRドラマに宮沢氷魚さんも出演されていて(すごく光ってた!)、豪華だったな〜と思います。
以前、TwoSet激推し記事を書いたのですが、テーマが「推し」の記事を書くにあたり、実は中川さんの記事を書くことも考えていたくらいなんです。
書くにしても、実際歌声を聴いてみないことにはなあ…と思っていたところだったのです。だから、今回、その気持ちが全く裏切られることなく、むしろ想像の遥か上だったので、こうしてその感動を書いています!でも、やっぱりミュージカルの舞台を観に行きたいなあ〜という欲が出てきてしまいました!
今回のソリスト四人の皆さんは、それぞれすごい才能の塊で、とっても素晴らしくて、それぞれの歌を楽器に例えるならば、カウンターテナーの藤木大地さんは、チェロがヴァイオリンの音域を美しく奏でるのを聴いているかのよう。ソプラノの中村恵理さんは、ヴァイオリンの名手の超絶技巧を聴いているよう。サラ・オレインさんは、ヴァイオリンとフルート大谷級の二刀流、という感じでした。
その中にあって、中川さんの歌声は…なんというか、楽器そのものが違うというか、まるでクリスタルグラスが鳴っているかのようでした…。伝わりますか…?なんか楽器が違うんです…。
中川さんを聴きに行った人がみんな「アッキー!アッキー!」て、なっちゃうのもわかるような気がしました。同い年なんですよね、私。ヘイヘイヘイとか出てたデビュー当時も知ってるはずなんですけれど。私は若い頃どうしても同年代には興味がわかなかったんです。30代後半になって再発見してから、「あ、良い年の重ね方したんだなこの人」って思って、応援しています。なんか久々に同窓会で会って、いい男になってた同級生みたいな感覚です(中川さんは昔からいい男なんでしょうけれど)。
今回、どうしても生で聴きたかった、ミュージカル「モーツァルト!」の代表曲「僕こそ音楽」!中川さんのミュージカルデビュー作品にして、最初の代表作。ミュージカル初出演にして日本初演の主役に抜擢され、数々の賞を総なめにした伝説の舞台…らしいです。
私はリアルタイムでは知らないのですが、その舞台は今や押しも押されぬミュージカル界のトップスターである井上芳雄さんとのダブルキャストでした。井上さんは泣く子も黙る藝大の声楽科ご卒業。当時、エリザベートの皇太子役などですでに人気も高かった井上さんの方が、前評判が良く、もう一人の主演である中川さんはミュージカルは初挑戦でほとんど無名の状態でした。
ところが幕が開いてみると中川さんが歌も演技も素晴らしく、あまりに神童モーツァルトそのものなので、井上さんがかすんでしまったそうです…。そのことを、井上さんは割と最近もインタビューでお話されていました。井上さんは、映画やドラマ、バラエティでも活躍されていて、中川さんよりも一般的には知名度があるのではないかと思います。今はその地位を確立されているからこそ、当時の話もできるのでしょうね。
実力も人気も申し分ないプリンスを、野から出てきた天才が凌駕する…「ガラスの仮面」を地でいくライバル伝説ですよね…。そういうところにも胸が熱くなります…!ちなみに井上さんは再演時に各賞を受賞されており、井上さんも充分素晴らしいのです。今はお二人は良き親友というのも心温まります。
中川さんは、一般的な「ミュージカル俳優」というイメージからは少し離れたところにいるような気がします。もちろん、突然歌い出すとか、踊り出すとか、天才ならではの自由さを持ってる人なんですけれど…。小柄で高音なので、王子様とか、渋くて低音を響かせるような役は向いていないのかなと思うのですが、他の誰にもできないような、難しい役をいつも担っているような気がします。天才とか、神とか、悪魔とか、少年とか、スヌーピー(!)とか…「こんな役だれができるんだろう?」という役がピッタリなんですよね…。そういうところが好きです。
30代になってからの当たり役、「ジャージー・ボーイズ」の天使の歌声、フランキー・ヴァリ役がまさにそういう役です。この役で読売演劇大賞最優秀男優賞を手にしました。去年再再演されたのですが、観に行けず残念でした…。次は何年後か?ですが、必ず行きたいです!!
バイオリンファンの心に刺さりそうといえば、割と最近、新作ミュージカル「CROSS ROAD〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ〜」に出演されていました。これはサブタイトルの通り、悪魔に魂を売ったバイオリニスト、パガニーニが主人公のミュージカル!まさに「Sell Out」の世界ですね(笑)。パガニーニをかどわかす音楽の悪魔役を中川さんがシングルキャストで演じたそうです。ピッタリすぎる!これも再演されたら絶対行きたいです。
思いの丈を書きなぐりました!以上です!
「モーツァルト」といえば!の中川さんは、アニメ「クラシカロイド」でもモーツァルトの歌を2曲かな?歌っています。↓
「僕こそ音楽」はいろいろな動画が上がっていますが、本人がストリートピアノで歌ってみた動画(4:35くらいから)貼り付けておきますね
ご本人のチャンネル↓
アニメ「クラシカロイド」は、TwoSetも絶賛していましたよね〜↓
ついでに「Sell Out」笑
近況、青オケのことなど。
間もなく、日本へ本帰国して一年が経とうとしています。
長女の初挑戦のコンクールが終わり(次回あたりに詳細を書きます)、次女が小学校へ入学し、慣れるまで毎日慌ただしく、なかなかブログが書けないでおります…が、今回は軽く近況を!
TwoSet Violin World Tour 2023-2024
まず!TwoSet Violin の World Tour 開催地第一弾がアナウンスされました!
先日、数カ所の開催地が先行発売されました。チケット販売のお知らせをいち早く受け取るために登録してね、ということなのですが↓
worldtour2023.twosetviolin.com
これ、日本の皆さんもぜひ登録してください!
登録時に、知らせを受け取りたい開催地を選択するのですが、自分の住む国や地域が開催地に無いという場合、まだ開催未決定地の一覧から選択することができます(一番下)。その中に、Tokyoの文字があります!!
Tokyo が追加開催地の候補に入っているのでしょうか!?
サインアップの状況次第で、開催地が追加になりそうなので、ぜひともTokyoでサインアップしましょう!!!!!Japanese Twosetters, UNITE!!!!
そして、なんと今、どうやらBrett(単独?)は日本にいるようです。(インスタのストーリーズから)
もう、World tourに関しては日本へ帰国したことを本当に後悔していたので、この日本公演フラグには感涙です!どうか、日本公演が開催されますように!そしてチケット取れますように…!というか、行ける日程でありますように…。
東森有哉さんのデビューリサイタル
それから、以前にブログで書かせていただいた東森有哉さん(アリヤ君)のデビューリサイタルが開催されました!リサイタル前に、アリヤ君が全国放送のテレビに出演されて(林先生の初耳学)、翌日このブログの訪問者数が見たことのない数字になりました…(汗)リサイタル自体は完売ということで、私自身は行かれなかったのですが、足を運んだ実母から、サインを頂きツーショットを撮ってもらったごきげんな写真がLINEで送られてきました。宝物です!
母は、6月のヒラリー・ハーンの来日公演(愛知)も行くのだそうです。東京は売り切れてて…涙。
漫画とアニメ「青のオーケストラ( Blue Orchestra )」
あと、ブログに書いたことはなかったのですが、ずっと気になっていた漫画「青のオーケストラ」が、この春からNHKでアニメ化されています!忙しすぎて最近ろくに漫画も読んでいなかったのですが、この度、無事、最新刊11巻まで読みました!(近々レビューするつもりです!)
アニメの方は、我が家はテレビを繋がないことにしたので、観られていないのですが…いずれDVD買います!(実家に録画は頼みました)
何せ、ここでもヒラリー・ハーンさんが主人公の父親(世界的ソリスト)の演奏担当をされているということで!製作陣の本気度がうかがえます。父親が何弾いてるかは、原作でははっきり描かれていなかったのですが、カプリス24か〜。バッハのシャコンヌかな〜なんて思ってたのは私だけでしょうか???また今後違った演奏が聴けるのでしょうか!!
それにしてもこのワイルドな父親像…!日本のバイオリニストにこんなダーティーなイメージの人いたっけ?と思ったのですが、そうか…「組長」ですねきっと…。日本に帰ってきてから知ったバイオリニストです。動画のコメントにも書かれていますね。ご本人は実はその音色のようにとってもソフトでお優しい方だそうですね。組長のシャコンヌ見つけたので貼り付けておきますね↓(イメージぴったり…)
主人公、青野一(はじめ)の演奏担当は東亮汰さん!日本音楽コンクール第1位の気鋭の若手バイオリニストでありながら、私のインスタアカウントをすぐにフォローバックしてくださって(正直そんな方珍しいです)、以前メンションもしてくださったので、めちゃくちゃ応援しています!!(かな先生の動画でお見かけしてから、その演奏と好青年ぶりに一気にファンになりました!!)作画も東さんの動きを元に作られているそうで、これ、青野が久しぶりにヴァイオリンを弾くことになる名シーンなのですが、一音一音愛おしそうに弾く様子がとてもよくわかって、名演だと思いました!いうまでもなく音も素晴らしいです(涙)。「カノンか…(笑)」というネタ感を超えて、この曲の素晴らしさが胸に迫ってきます。
先輩のコンマス役にはなんと、TwoSetがインタビュアーを務めたメニューインコンクールで、直接の絡みはなかったものの、シニアの部で優勝したマリア・ドゥエニアスさんもキャスティングされています(素敵〜!うちの長女のコンクールの髪型は、彼女にあやかってポニーテールにしました!)。3年生最後の定演で四季の春・夏をきかせてくれるはずなんです!楽しみ!
とりあえず書きたいことだけ書き殴りました(笑)。実は、また引っ越しが決まってしまい、しばらくゴタゴタしそうですが、次の住処はもう少し落ち着いて住み続けられるかなと思っています。私もバイオリンのレッスンを受け始めます!!バイオリン関係の投稿を、もう少しインスタで増やしていこうと思っています。(単に楽しいからです)
@nicota.vn
です。よろしくお願いします。
ではでは〜。
ラン活報告。五千円台のランドセルを買いました。
いろいろと手のかかる次女も、いよいよ小学校の入学が近づいてきました。
これまでも様々なことがありましたが、アメリカでの出産時、70時間以上に及ぶお産を経て仮死状態で生まれて来て、真っ白に青ざめ、息をしていなかった次女が、ここまで大きく元気に育ってくれたことにただただ感謝します。
私達は去年の4月末に日本へ引っ越してきて、小2の長女の入学準備をバタバタとしたので、何が必要なのかは一通りわかっていましたし、次女は新入生として一括で学校で購入できるものもあったので、長女の時よりも楽に感じましたが、この春から小学校入学となる次女の入学準備について、少し記録として残しておこうと思います。
我が家のラン活
日本の小学校入学準備といえば、やはり「ラン活」が一番に挙げられるでしょう。そうです、ランドセル活動です。より良い、我が子に合ったランドセルを求めて、日本の親は奔走するわけです。
我が家のラン活の目標は「新品の一番安いランドセルを手に入れる」。これに尽きました。
昨年の帰国の際、長女にはAmazonで5800円で購入しました。アメリカ式にバックパックを貫いてもよかったのですが、長女が「日本のランドセルを背負ってみたい!」と希望したので、一番オーソドックスな形のものにしました。色はパステルピンクが良いとのことだったので、桜色のような淡いピンク色のものにしました。ちょうど好みの色が売っていてよかったです。
実は最初に「来週からランドセルが必要だ!」となった時、「イオンのランドセルは安いランドセルの代名詞らしい」とリサーチして最寄りの大きそうなイオンに電話したのですが、5月の中途半端な時期ということで品揃えが悪く、しかし全く安くなっておらず、確か5万円とか?言われ、全く安くない!!と、一から考え直すことにしました。
安いって、3万円くらいだと思い込んでいたのですよね…私…。(今調べてみると、3万円前後のものも売っているようですが、当時は在庫がなかったようです)
しかし…よくよく夫と話し合って考えてみると、子どもの通学バッグには3万円だって高いのです!
「ランドセルはただの通学バッグではない」という、ランドセルにとても思い入れのあるご家庭や、おじいちゃんおばあちゃんがぜひにと買ってくださるようなご家庭はいいのかもしれませんが、我が家は特にランドセルへの思い入れもなく、全くサポート無し状態でした。ましてや、また数年でアメリカへ戻ったり、海外へ行くかもしれない…。
3万円でも高い。1万円でもまだ高い…。
我が家が納得できた価格が、5800円のものでした。(合皮で伝統的なランドセルらしい形をしています。伝統的な形は、娘が望んだからです。)色によってお値段が異なるようなのですが、色々な色が選べて良いと思います。
安いランドセルはすぐに悪くなるのか?
「安いランドセルなんて、すぐに悪くなるでしょう?」
よくいわれることかと思います。では、この「すぐ」は、どのくらいの期間を指すのでしょうか。我が子が通う公立小学校の入学のしおりには、持ち物に、「ランドセル(6年間使用します)」と書かれていましたが、これを「6年間同じものを使用します」と捉えると、「すぐ」は2、3年といえるかもしれません。しかし、「同じものを6年間使用しないといけない」という決まりはどこにもないのです。
私自身は、通勤に使用したことのあるバッグは高くて3万円台までです。そういうものは、毎日使用していると、1〜2年もすればだいぶくたびれてきます。半年ごとに季節に合わせて他のバッグとローテーションするのですが、2年も経てば流行も変わったり、好みも変わってきますので、ボーナスも出たことだし買い換えようかな…となります。
私は十万円のバッグも、数十万円のバッグも、百万円以上するバッグも、持ったことがないのでわからないのですが、それくらいのものを持っていれば、毎日持ち歩いてもくたびれないのかもしれません。ただ、「親も持っていないような高価なバッグを小学生の子どもに買い与えるのは、やりすぎだ」というのが我が家の結論でした。(あくまで我が家の場合ですよ)
仮に、「安物の3万円のランドセル」を毎日使用していると、1,2年でくたびれてくるとします。
では、5800円の合皮のランドセルはどれくらいでくたびれてくるのでしょうか?周囲に使用している例がなかったので、私達は長女に買い与えて実験してみることにしました。
もし1ヶ月もすれば使えなくなるようなら、その時に本革のものに買い換えを検討すればいいと考えました。イオンのランドセルで旧モデルなら5万円位なわけです。
1年間使えれば、毎年買い替えても5年間で5個買うことになるので合計29,000円。半年しか持たなければ、10個買うことになるので58,000円。この場合がイオンのランドセルと同じくらいのコストになります。ということは、「半年持てば、合皮で良い」ということです。
では、実際に5800円の合皮のランドセルを毎日使用した長女はどうだったでしょうか。現在11ヶ月目ですが、全く問題なく使用しています。このまま一年目は無事に迎えられそうです。
そういった経緯があり、「次女も全く同じでいいね」という結論になりました。色は次女の好きな色を選びました。同じ形で、長女と色違いです。
出荷に多少トラブルがありましたが、時期に余裕をもって注文しておけば、まあおそらく大丈夫です。(写真と全くタイプの違うものが送られてきて、返品しても全額返金しようとしない業者がありましたが、メールのやり取りで何とかなりました)
安いランドセルだといじめられる?
「ランドセル 安い」で検索したところ、「安いランドセルだといじめられませんか」という質問がヒットして戦慄しました。え!?なにそれ!?日本はそこまで落ちぶれてしまったの!????と、大混乱したものです。
これについても、我が家として一言申し上げておきたいと思います。
今の小学生は「ランドセルカバー」というものを付けています。10万円もするような、高価なランドセルを雨や傷、汚れから守るために付けているのだと思われます。しかし、そのことによって、かえってランドセル自体の質の違いは、あまり目立たなくなっています。
我が子が通う小学校は、一年生は全員黄色の交通安全とか書かれたカバーを統一して着用しなくてはいけないらしく(一年生だとわかりやすくするため)、入学式の翌日から皆その黄色いカバーに包まれます。よって、ピカピカの10万円のランドセルが人目に触れるのは入学式の一日だけなのです。
2年生以上は、カバーは必須ではありません。しかし、先ほども書いたように、10万円もするランドセルを傷や汚れから守るため、もしくは芽生えてきた自我によって個性を表現するためなどの理由からか、高学年になってもランドセルカバーを着用し続ける児童は少なくありません。
そのランドセルカバーは、シンプルなものだと100均や1000円以下でもありますが、人気のキャラクターや凝ったデザインのものだと2000円以上します。
我が家は、「5800円のランドセルのために2000円するカバーをつけるのはばかばかしい」という結論に達し、カバーを付けていなかったのですが(最近100均のものを付けています)、5800円のランドセルと2000円のランドセルカバーが並んでいても、あまり見劣りはしません。
特に低学年のうちは、誰がどんなランドセルを持っているなどは、色くらいしか気にならないようです。だから、背負う本人が思いっきり好きな色を選ばせたら良いと思うんですよね。うちの長女は、クラスメイトや道ゆく人にもよく「その色いいね、かわいいね」と声をかけられていました。そうすると、自己肯定感も高まると思います。高いランドセルを長期間使うがために、高学年になった時に恥ずかしくない色を…といって、今好きでもない色をあえて選ばなくても良いのではないか、と私は考えます。
6年生になって、「アタシ黒のランドセルがいい」と言い出したら、6年生になったお祝いに5800円程度でまた黒のランドセルを買えば良いと思うんです。お年玉で買っても良いと思います。それは格安ランドセルだからこそできることだと思うのです。
「悪くなったら新しいものに買い換えれば良い、という考え方はいかにもアメリカ的でサスティナブルではない!」とお叱りを受けそうです。でも、最近は合皮を「ヴィーガンレザー」と表現することもあり、何だか健康や地球に良さそうなイメージになりつつあります。実際、本革を使用するということは、牛を一頭育てるのにかかる燃料や牧草などのコストを考えると、環境に大きな負荷がかかっていると言われています。
問題の「安いランドセルだといじめられるのか」問題ですが、
いじめられるわけがない!
と、はっきり言いたいと思います。
もし、「安いランドセルだといじめられるのか」と心配な人がいるとすると、それはその人の心の中に、安いランドセルを背負っている子はみっともないとか、かわいそう、という意識があるのかなと思います。でも、もしいじめられたとしても、ランドセルが悪いわけがないのです。いじめる人が悪いのです。
そもそも、小学生の低学年のうちは、自分のランドセルがいくらしたのかとか、友達のランドセルがいくらなのかなどは全く興味がないことです。もし、関心があるとすれば、その子の親が幾度となく子どもに言い聞かせているとか、あの子のランドセルはいくらだとか、論評しているのだと思うのです。幸いなことに、長女の周りにそのようなご家庭はなかったようです。
私達はこう考えました。限りあるお金をランドセルに費やすよりも、浮いたお金で他の必要な学用品や習い事などにお金をかけてあげよう、と。親が毅然とした態度で信念を持ってやっていることに、引け目を感じる必要はありませんし、そんなことで誰もいじめるわけがないのです。
というわけで、我が家は格安ランドセルを購入しました。浮いたお金で、手提げや袋物を、ユザワヤでオーダーして、子どもが気に入った生地で一式作ってもらうことにしました。そちらは合計10,000円くらいでした。(私自身は裁縫が苦手なんです…ミシンも持ってないし…ミシン買うよりオーダーした方がきれいで安いんですよね。結果とても満足のいくものを作っていただけました。)
こういったことは、世間ではなかなか大声で言われません。可愛い我が子の小学校入学を祝うランドセルを、安物で済まそうなどということはなかなか大声では言いづらいからでしょうか。
しかし、誰もランドセルを背負わず、入学式というセレモニーすらない外国からやって来ると、ランドセルというものの価値はそれほど絶対的ではないことに気がつきます。「ただの日本式のバックパック」という捉え方をするだけで、ずいぶん肩の荷が下りるはずです。ランドセルだけに。
世の中のラン活に悩む方々がいらっしゃるなら、この記事が何かのお役に立てば幸いです。
Twoset Violin vs Davie504 だいたいの日本語訳と若干の解説(後編)
前編からの続きです。
後半も見どころいっぱいなのですが、記事にするのがちょっと難しかったので時間がかかってしまいました。あと長文になってしまいました。8000字以上あるらしいです。
後半ちょっと下ネタみたいなのが多くなってきて、そういう男子的なノリが魅力で可愛らしくもあるのですが、苦手な方はご注意ください…。
(ちなみに「前半」の記事にもそういうところを二箇所追記しておきました。興味ある方はどこなのか探してみてください笑)
前編はこちら↓
第四試合 ヘドバン対決
Q:よし、もう悲しい気分はお腹いっぱい。
君たちにはボクを怒りで興奮させてもらうよ。
ボクをヘッドバング(頭を激しく振る)させる曲を演奏してね。フゥー!!!!
◎rile up = 激怒していらつかせる
Davie:Metallica / Master of Puppet
↑Davie504公式から
↑カルテットをアップしてくれている人がいました!
Q:ハード・コアだったねー!!!!
これはとっても僅差だった。
今回は、Davie504にせざるを得ないかな!
◎close call = 危機一髪、際どいところ
(Davieは大音響で派手なライティングや効果を使っていたことに不平を言うTSV笑)
※実際のところ、会場ではどうであれ、音量を調節してある配信動画ではカルテットの演奏も十分迫力があって、むしろこっちの方が動きがあるし、音楽的にもメタリカの曲に負けず劣らず激しくて複雑だし、私はカルテットに軍配…と思いました!
Davieはこれまで大きな会場でのライブ演奏をほとんどしてこなかったみたいなので、ライティングやスモーク、火花などの特殊効果などを使ったとはいえ、大きな会場で演奏自体を「見せる」という点ではもう一歩なのかな…という感じがしました。でも、原曲と聴き比べてみると、ベースラインにギターに加えてヴォーカルまでベースで弾いているんですよね。これはスゴイ。
名勝負でした!メタリカと張り合えるショスタコの凄さに乾杯!!
ボーナスラウンド マリオカート対決
(割愛!)
第五試合 楽器交換対決
Q:この試合では、役割を交換するよ。
Davie、君はヴァイオリンで演奏しなければならない。
そしてTwoSetはベースを演奏しなければならない。
より良い演奏の方がポイントを手に入れることができるよ。
(ベースを肩から下げて登場したTSV -TwoSetBase?-に会場大歓声)
TSV:The White Stripes / Seven Nation Army
※さすがTSV、右手はまだまだなんだろうけれど、左手は難なく押さえてそう。そしてBrett、ベース似合う〜!!バンドにいたら、完全にベース担当っぽい。ちなみにEddyはバンドにいたらキーボードっぽいなと個人的に思います笑。ちなみにこの曲、全く知らなかったんですけれど、ベースラインが印象的なカッコイイ曲ですね。(繰り返してるだけなのにこんなに劇的になるなんてすごい)
(次はDavieの番。Brettによるバイオリン講座が始まります…が、何かヘンテコなことばかり教えてます。)
B:肩当ては膝に挟む…
(直立不動になるDavie)
B:そしてヴァイオリンを首に…
D:ちょ…首絞めてるよ…
E:そういうの好きだったって知らなかったよw
※何この展開!?(前半に続いて再び!?)ていうかDavie、Sなの?Mなの??Eddyが冒頭からやけにこっちに持っていこうとするなと思っていたら、実は何とこれは、第7試合への壮大な伏線だったのです…
(そこでDavieが「実はもう弾けるんだ、昨日69時間練習したんだ」ということで、バイオリン演奏に入ります。)
Davie504:シューマン/楽しき農夫(The Happy Farmer)
※まさかの「楽しき農夫!」前回の「きらきら星」からかなり進化してるじゃないですか!さすがにだいぶ怪しい出来ではありましたが…生演奏でやれるだけすごいですよね。
Good job, Davie!! Your “Happy Farmer“ made me HAPPY!!!!
Q:これはなかなか難しかった。
でもボクは、ベースの演奏の方がちょっとだけ楽しかったかな。
よって、ベースギャングが勝ち!
(ええっ!?TSVにポイントが入るんじゃないの!?そんなー!!と不満をあらわにする二人)
第六試合 Meme(ミーム)対決
Q:第六試合は、ミームプラネットへようこそ!
TSVとDavie504は交互にそれぞれのジャンルから面白いミームミュージックを演奏するよ。よりたくさんのミームを演奏できた方が勝ちだ!
◎Dankest of memes = 質の良い(流行している・面白い)ミーム、という意味のスラング
※この「Meme(ミーム)」という概念も私はTSV経由で知ったのですが、要するにネット文化で流行した象徴的なネタ…ということでいいのでしょうか。
(交互に演奏していくのですが、Davieが演奏するものはあまりよくわからず…すみません汗。TSVは美しき青きドナウから始まり、ヴィヴァルディの夏、運命、アイネクライネナハトムジーク、エリーゼのために、カルミナ・ブラーナ、天国と地獄、パッヘルベルのカノン(!)…
そしてジョジョ?が始まると、会場も一気にヒートアップ。すると突然何者かによって二人が連れ去られてしまいます(※この「何者か」、どうして女性なんだろうと思っていたのですが、この格好、ひょっとしてtoxic blinksなのかも…!どこまでもネタにしてすごいな〜)。ジョジョ立ちを決めるDavie…?ステージに残ったDavieが最後まで演奏を続け、結局演奏した曲数で勝ることに…。ちなみにDavieが演奏した曲の中でわかったのは、Miiのテーマ曲とマリオの曲と…棺ダンスくらいかな…。)
Q:TSVは計8曲。一方、Davie504は12曲弾いたね。
よって、第六試合の勝者は…Davie504!
※ちなみに、「カルミナ・ブラーナ」は大スクリーンに0と4と魚が泳いでたのでそれをヒントに調べました。最初「カツオ?」と思ったのですが、これは「O4tuna」というミームらしく、マグロでした。「カルミナ・ブラーナ」の「おお、運命の女神よ」(O Fortuna)から作られたもので、ラテン語で書かれている歌詞を空耳で英語にしたミームのようです。調べたら下↓のような動画が出てきたのですが、日本人にとっての「マイアヒ」みたいな感じなんでしょうね(大爆笑注意です)。
第七試合 恋愛スキル対決
(どこかへ連れ去られたTSVを置いて、宇宙船は次の試合会場へ移動してしまいます。あと一つ勝ちを取られたら、ヴァイオリンちゃんは粉々に…どうするTSV!?)
Q:次の試合を始める前に、客席からボランティアを連れてくるために、人間のアシスタントに手伝ってもらうよ。
スタッフ「バレンタインにぼっちだった人は?(大量に手が挙がる)え、こんなに?じゃ、君だ」
(選ばれた男子が舞台中央に座らされる。)
Q:次の試合では、出場者の恋愛スキルをテストするよ。彼らは順番にボランティアのために曲を奏でるよ。うっかり恋に落ちないようにね!
(舞台中央の動揺しまくっている男子と、傍らにたたずむDavie(巨大)。この男子がめっちゃ良い味出していました!)
D:…怖いか?
(激しくうなずく男子)
D:まあそうだろう。でも心配するな。君を傷つけたりはしない。
…まだな。
いずれにせよ、君はラッキーだったようだ。
TSV、あいつらはもうここにはいない。
だから、俺の勝ちだろう。
E:ちょっと待って!(Eddyの女声)
D:何!
E:こんにちは。
D:お前は誰だ、そしてなぜここにいる?
E:私はEdwina、ヴァイオリンちゃんのために戦うためにここにいるのよ。
D:ドン引きだぜ。
俺は行くぜ、さようなら。
E:いいわ。あんたは行ったほうがいいわ。
(Davieが着替えのために退出。
ここでEdwinaが男子と会話をして時間を稼ぎますが、なんと彼は16歳ということが発覚。未成年相手にあまり過激なことはできないと、軌道修正を自主的に促すEddy笑。)
※いや、でも十分まずかったと思います。
(この男子はチェリストということで、「あなた彼女いないの?チェロって女子にモテるんじゃない?知ってるわよ…」といじるEdwina。もうちょっと何か言いたそうだったけれど、未成年ということで自粛したような感じがしました笑。その他にもおすすめのデート場所とかをいろいろきいてました。)
(準備ができたらしく、演奏を始めます。)
E:リラックスして音楽を楽しんでね。
(腰をくねらせ男子の前で演奏するEdwina。)
※あれだけ動いてるのに上手い!「カルメン幻想曲」なのかと思いきや、聴き比べてみるとけっこうアレンジしててもっと難しくなっている気がしました…。
(そこへベースの音が響いたかと思うと、女子高生(アニメ・ベース・ミー)姿のDavieが登場。)
※改めて、超巨大!超足長い!
(交互に演奏して男子を誘惑…?
両方から迫られて後ろに反り返る男子…笑
最後カルメンとあのセクシーな曲(何ていう曲?)のマッシュアップになっていい感じに終了
…と思った途端に…
「123にゃありがと〜」が鳴り響く…まさか!?メイド姿のBrettが登場、あの振り付け(?)を踊る…。Brettだけでなく3人で踊っていました。
B:「ブフッ…!(Eddyと目が合い思わず吹き出す)」
※吹っ切れてるEddyとDavieに対して、まだ吹っ切れていないBrettがしょーもなくかわいいです。
※ちなみにこの曲、TSVの動画で初めて知ったのですが、日本でも流行っていたんですね。元はウクライナ出身でLAで活動しているLeat'eq(リーテック)さんの「Tokyo」という曲なのだそうです。この女の子の声は日本人なんだろうけれど、感性が日本人じゃないなと思っていました。
※最後のBrettに全部持っていかれちゃったけれど、EddyとDavieが一緒に奏でた曲は編曲も演奏自体もすごく完成度高くて、良かったです!!
Q:わお…恋に落ちちゃったな!(※ I think I'm in love…このセリフはまさか)
選ぶのが難しいよ。
みんなすごい才能だね!
オーケー、オーケー。選ばなきゃいけないけど。
ボクにとっては、勝者は…EdwinaとMaid Brett!
※BrettはQuaverにも恋されてしまったのですね…全方位ウケのBrettにますますハマりました。
(Edwinaがボランティアの男子に「この環境に耐えてくれてありがとう」とお礼を言って送り出し、これでおしまいかと思いきや…第6試合はここで終わりませんでした。ここまでEddyが張り巡らせておいていた伏線が回収されます。)
E:次へ行く前に…ちょっと告白しなきゃいけないことがあるの。
(何やらムーディーな曲がバックバンドによって演奏され、変な雰囲気になる3人…客席歓声)
E:AnimeBassMe(女子高生姿のDavie)、あなたのベースのスラップの仕方、すごく良いと言わざるを得ない。
D:…マジで…?
E:あとで、今夜違う何かをスラップさせてあげる…(女子の歓声)
B:(笑いをこらえて無表情を作る)
D:実はアタシも、アンタのG線を押さえる手つきが良いって思った。
E:毎日練習してるからね。
あなた、好きなキー(調)ってあるの?
D:好きなキーは…Aマイナー(イ短調)意外なら何でも。(歓声)
※a minor このa は短調なので小文字のはずなのですが、冠詞と捉えて、minorは「未成年」という意味があることから、「未成年以外なら何でも」という意味に取ることができます。ちなみに、冠詞のaは、「ア」ではなくて普通に「エイ」と発音することも多いのです、日本にいた頃は知らなかったのですが。それにしても誰なの!こんなシナリオ思いついた人は!!(Eddyな気がする)ていうかあなた未成年じゃないの女子高生…
E:まあ…!オーケーそれじゃ、Maid Brett!こっちにおいで!何でそんなところに立ってるの?あなたのダンス、良いわね。催眠術みたい。
B:…にゃ(猫の手の形で無表情)(女子の歓声)
E:いい考えがあるわ。みんなで練習しに行きましょう。そしてその後、一緒にバブルティーを飲みましょう。
D:いいね。
E:よし、行きましょう。
(3人手を繋いでスキップして退場)
※文字にしてみるとそんなに変なことは言ってないはずなんですけれど…なんだろうこの背徳感…。
スクリーンに映し出される元の姿のTSV…ここで、ハッそうか、TSVはあくまで元の惑星に留まったままだったんだ…ということに気がつきます。「どうしようこのままではヴァイオリンちゃんが…!」とその時、タイガー・マムから電話がかかってきて、第七試合にはEdwinaが出て勝ったということを知ります。第八試合が始まるから、LingLing(※音楽だけでなく物理も天才)の作った宇宙船に乗って行くように言います。LingLingの力によって、二人は第八試合の行われる惑星に到着します。
第八試合 音楽の歴史対決
Q:さあ、出場者は全員そろったね。第八試合のルールの説明をさせてね。この試合では、僕達は宇宙を旅するだけではなくて、時間も旅します。
オールラウンドのミュージシャンは、様々な形式と時代の音楽を演奏できる。ミュージシャンたち、君等の力を見せて!
(バッハのトッカータとフーガのオルガンの音から始まり、映画音楽やラ・カンパネラ、夜の女王のアリア等のクラシックもシームレスにメドレーになっていて聴き応えがありました。ポップスなのかな、Davieが演奏した曲の半分くらいがわからなかったんですけれども…。火星、スターウォーズ、ボレロ、リベル・タンゴ、ベートヴェンの月光(激しい第3楽章)なんかも聴けて嬉しかったです。)
Q:何ていう音楽の旅!出場者はみんな音楽的に多才であることを証明したね。でも、歴史的に正確にならなくちゃならないとしたら…エレキベースは1900年代以前には存在しなかった。音楽的な正確さのために、勝者は、TwoSetViolin!
◎versatile = 多才な、多用途の
B:申し訳ないね
D:あのな、お前たちに勝たせてやったんだよ。
このショーが短くなりすぎないようにな。
皆そう言ってる。
第九試合
Q:スコアは現在4対4でタイ。
それはつまり、このラウンドの勝者が、ヴァイオリンちゃんの運命を決めるってこと。
この最後の決戦が行われるのに、バイオリンちゃんが捕まっている場所よりも良い会場はどこにある?(※反語)
このファイナル・ラウンドには…君たちに、ある「epic」な作品を演奏してもらいたい。(※あの曲ですね!)
これが最終ラウンドだよ。遠慮しないで、思う存分演奏して!
D:今まではただ楽しんでいた。
だが、ここからはマジでいくぜ。
あのな、お前らには勝つ望みは無いからな。
B:いやいやいや…なあ、Davie。
(確かに)ちょっと絶望的な気分だよ。
でも、君に伝えたいことがある。
お願いします。
(後ろのバックバンドに演奏を合図すると、希望が持てるような音楽が流れる
※音楽の力って、すごい!
…時に、人生は辛い。
(Brettの独り語りが始まって歓声)
全世界が君の敵。
でも、忘れないで、暗闇なのは、夜明け前っていうだけ。
ちょっとセリフを混乱しちゃったけど…
E:感動的なスピーチを忘れちゃったんだろ?
B:ああ…(※こんだけ喋って演技して演奏もするんだから偉いよBrett!!)
…でも僕は学んだんだ、40時間の練習をもってすれば…
何でもできる。
そして友情の力があれば…(Eddyと拳を合わせる 歓声)
誰も止めることはできない。
D:黙れ!
(語ってないで)とにかく演奏しろ。
(1年半前、TwoSetとDavie504のミュージックバトルのフィナーレを飾った共同作業曲が、新たなアレンジを加えて奏でられます。当時の第1、2楽章はバッサリとカットして、月光ソナタをモチーフにして名曲と名高い第3楽章からいきなり始まります。ここのバイオリンソロが大好きなので、演奏がライブ版で聴けて、本当に心の底から嬉しかったです!そして新アレンジがまたよくて、ここだけでも動画にして残してほしいな〜と願っています。)
Q:Epic!
うーん、君たちは僕の仕事を難しくしているね。
どっちがよりすごいか?
ヴァイオリン?
それともベース?
最終判決は…
引き分けだ!!
ヴァイオリンとベースはどっちもスゴイ!
オーケー。
僕の仕事は終わりだね。
じゃあ、ボクは多元宇宙にある他の競争の審判に行かないと。
◎verdict = 判決
E:え、本気で言ってるの、Quaver?
Q:じゃあね!
B:Quaver、それはできないよ!
E:Quaver、戻ってきて!
B:彼は僕達に委ねたっていうことなのかな。
E:今度は何なんだ?
B:何が起きているのかはわからない。
D:なあ、お前ら。
俺は、お前たちを誤解していた。
お前たちをいじめっ子だと思っていたんだ、
全ての楽器をディスるという。
でも、今夜は君らと演奏して楽しかった。
きっと、君たちにヴァイオリンで色々なスタイルの演奏ができるなんて期待していなかったんだ。
驚いた。
そして君らを誇りに思う。
E:わあ。
喉がつまっちゃったよ(Eddyはこのコンサートの直前まで風邪?をひいていたらしい)
Davie、僕達も、君を誤解していた。
ベースは本当に主旋律を奏でられないと思っていたんだ。
ベースラインだけだって。
でも君は僕達に見せてくれた。
君は今日たくさんのメロディーを奏でた。
僕らが間違っていたよ。
ごめんなさい。
B:「にゃ…あ、違った、(客席歓声)
みんな、よかった、でも、
ヴァイオリンちゃんはどうするんだ?
D:ああ、引き分けだったから、
みんなでヴァイオリンちゃんをシェアしたらいいんじゃないか。
(解放されるヴァイオリンちゃんのCG)
(舞台に運んで来られるヴァイオリンちゃん)
B:なんてこった、これがあの?
E:ヴァイオリンちゃん!本物のヴァイオリンちゃんだ!
(駆け寄ろうとする二人を制して)
D:一緒に祝おうぜ
お祝いが必要だ。
B:ハグはどう?
D:ハグ…。
E:こ…こう?
(舞台中央で肩を抱き合う三人…と見せかけて、ヴァイオリンちゃんを放り投げるDavie)
B:何てことするんだ!
E:どうしてこんなことができるんだ?
D:言っただろう、ヴァイオリンちゃんは今夜死ぬ、と。(※伏線回収)
(客席悲鳴)
B:(中を開けてのぞきこんで)…空だ。
D:ただのドッキリだよ。
チャンチャン!
(バックバンドの明るい曲の演奏)
E:「よーし、それじゃあみんな、さようなら〜」
(三人とも客席に手を振り、笑顔で舞台を去る)
おしまい
最後の感想
最初に一回観たときは、「ベースの音が全く聞こえないな〜」と思ったのですが、安いChrome bookのスピーカーでは再生は難しかったらしく、ヘッドフォンをすれば良く聞こえました。Youtube上にあるFancamも、ヘッドフォンするだけですごく良くベースが聞こえるようになります。どれだけ音楽が良く作ってあるかがわかって、感動もひとしおですよ。ヘッドフォン必須です!!
ビデオ・オンデマンドの視聴期間は終了してしまったのですが、海外のコンサートは基本的に撮影自由なので、Fancamと呼ばれる客席から撮った動画が他にもいくつかYoutubeにアップされています。まだの方はぜひ消されないうちに観てみてください。すっごい楽しそうです。
あー楽しかった!こんなに睡眠時間削って、日本語訳して何になる…?ていう感じなのですが、やってる本人が一番楽しんでるので本当に良い娯楽です。一回観ただけでは気づかなかったところにもたくさん気付かされました。変な知識も増えました笑。この記事が少しでも日本のTwosetterを増やすきっかけになれば…と願っています。
いよいよ次はWorld Tourですね〜!!告知が楽しみでしょうがないですね。
お願いだから日本来て〜!!!!
実は、日本で「応援広告」出せないかな…なんて考えています。そのためには復職も辞さないつもりです。まだ全くの未定ではありますが…。
ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
TwoSet Violin vs Davie504 だいたいの日本語訳と若干の解説(前編)
世紀の一大決戦、TwoSet Violin 対 Davie504の直接対決が行われました!
今回は、コンサートホールで行われた対決の1週間後に、編集を加えて有料でストリーミング配信された対決の様子を、文字の形でできるだけ残しておきたいと思います!3月3日中まで視聴できるようなので、それまでにこの前半をアップしたいと思います。(後半はまた後日)
前回のTwoSetワールドツアーとは違い、今回は編集を加えた映像ということで、英語字幕が最初からついていて助かりました。しかし、日本へ帰国してから元々無かったに等しい私の英語力もメキメキ落ちているので、理解不足のところがあるかと思いますので、ご指摘大歓迎です!
(「※」で、ちょいちょい感想をさしはさんでいきたいと思います)
本編
冒頭
まずは、Davieが舞台最上段中央に立ち、ベースソロから始まりました。オリジナル?何かの曲なの???よくわからないんですが、ベースの他にはドラムだけで世界観作れるっていうのがすごくよくわかりました。Davieは舞台映えする高身長で、立って弾いてるだけでカッコいいですね。ヘンテコなんですけどね(笑)。ちょいちょい良い味出してくれるので、彼もまたある意味コメディアンなんだな〜と思いました。
演奏が終わって、拍手を煽ります。彼はこれほど大規模なコンサートに出演するのは初めて、ということを最後に言っていましたが、顔には出さないものの、けっこう緊張していたんじゃないかなと思います。
Davie504(以下D):
What’s up?
始まる前に、お前らに質問だ。ベースのためにここにいるやつらはどのくらいいるんだ?
(歓声を聴いてうなづく)
お前らを誇りに思う。賢明な選択だ。
これも聞かないとな。ヴァイオリンのためにここにいるやつらはどのくらい?
(ひときわ大きな歓声を聴いて)
お前らは時間を無駄にしている。ベースが勝つってことはみんな知ってる。
実際のところ、ネタバレ注意なんだが…
バイオリンちゃんは、今夜死ぬ。
(客席から歓声や悲鳴)
お前らの考えていることは分かる。
なぜ俺がこんなことをするのかってことだろ。
まあ簡単なことだ。TwoSetViolin、奴らがマジで問題なんだ。
奴らは俺たちが憎悪する種類のミュージシャンだ。
奴らは他のミュージシャンや楽器をいじめ続けている。
奴らはいつもビオラをバカにしている。(※それは事実です)
あいつらは有害だ。
ギタリストを思い起こさせる。
そしてそれは受け入れられない!
だから…(指を鳴らしてヴァイオリンちゃんを呼ぶ)
(運ばれてきたヴァイオリンちゃん)
ブサイクだな…(※オイ!)
ヴァイオリンちゃんを誘拐したのは
奴らに教訓を与えるため。
ベースのほうが優れているということを学んでもらわなくちゃ。
そして全ての楽器は平等だということを。(※矛盾してないか?)
さもなくば…(バイオリンちゃんの首を掻き切るサイン、客席悲鳴)
Eddy(以下E)の声:どっちの道だ?
D: なんてこった。あいつらの声が聞こえる。隠れなきゃ。あいつらにどこにいるか教えるなよ。(客席の方へ逃げる)
Brett(以下B)の声:叫び声から判断すると、おそらくこっちだと思う…
(客席の中に座るDavie)
B:こっちだ!わあ!やあみんな!
(TwoSet の登場に客席大歓声)
ここに来られてよかった。
E:わあ、ここどこ?
B:どこにいるのかわからないよ。
E:(背景のスクリーンに映し出されているCGを見て)なんて不吉な見た目の場所なんだ。
B:うんそうだね。
(客席を向いて)来てくれてほんとにありがとうって言いたい。
みんなは歴史的な瞬間の目撃者になるんだ。
ベースギャングの滅亡というね。
E:その通り。その通り。
B:知らない人のために言っておくと、全ては3年前に始まった。
僕らが動画を作った時…僕らは科学的に、客観的に、(エレキ)ベースをEランクと評価した。
E:要するに、わかるでしょ?事実はこうだ、
ベースにはアンプが必要だし、そうでなければ聞こえない。
フレットも必要、そうでなければ音程が取れない。
でも最も重要なのは、メロディー(主旋律)が弾けないってことだ。
誤解しないでほしい。
ベースはとっても重要な楽器なんだよ。
とても重要な役割をしているんだ、
主旋律を奏でる楽器を「支える」というね。
だからベースには感謝してる。
でも、なんだかんだ言ったって結局バイオリンには及ばないのさ。
それが真実。
(歓声)
その通り。
B:でも残念ながら、その事実を受け入れられないでいる人達がいる。
そしてDavieがたまたまそのうちの一人だった。
彼はそれをとても個人的に受け止めたから、ヴァイオリンちゃんを拉致・誘拐するまでになったんだ
だからこの3年間、この哀れなヴァイオリンちゃんはずっと拷問を受けてる。
ニスは傷み、弦は切られ、あまつさえ…何ていうんだけ…スラップする(叩く)って?
(※Davie は「スラップ奏法」という、ピックを使わずに弦を叩くようにベースを演奏する奏法を得意としている)
E:ああ。
B:それがどういう意味であれ。
E:自分の問題を他の人に転嫁して八つ当たりしちゃいけないよね。
B:ほんとだね。
E:カッコ悪い!(※お決まりのディスり合い・笑)
だから今日、天罰が下るだろう。
でも始める前に…2つの問題がある。
1つ目は…君のヴァイオリンはどこ?
E:ああ…ここのGrabの上に置いてきたと思う。(※Grabって何だろ?)
(あきれ顔のBrett)
(※忘れてきたということになっているけれど、この後Davieと追いかけっこをするから持っていないのでしょう)
B:2つ目は、もっと重要なことに、Davieはどこにいる?
E:確かに。あいつはどこだ?
(ざわつく客席、静かにするよう口に指を当てるDavie)
E:ベースの楽器があるのは見たけど、Davieは見てない。ヴァイオリンちゃんもどこにもいないよ。
B:うん、わからない。
E:どこかに隠れているに違いない。
臆病者みたいにな。
B:全くだ…隠れてる。
E:いい考えがあるよ、Brett。
B:何?
E:ただ君がヴァイオリンを弾き始めるんだ。
B:どうして?
(歓声)
E:(うなづいて)みんなは知ってる。
信じて、君が弾けば…やつは見つかる。
B:え、わかったよ…
(客席から「Slay!(コ○ス!)の声)(※声が女性だったけど、なんかマナーの悪い人が紛れ込んでいますね、観客もBrett も笑ってたけど…toxic Blinksがここにいたのかも?
3/7追記:Brettにこう叫ぶのはネタになっているの???だったら私もやってみたい!←)
(Brett がんばれ!という声援)
(「Rush Eを弾いて!」大歓声が沸き起こる)
E:がんばって!
(ハンガリー舞曲第5番を弾き始めるBrett)
D:ヤメロ!
(しかしその後マイクがオフになってセリフが聞こえず)
B:何か聞こえたぞ
E:待って
D:耐えられない。この音にはこれ以上耐えられない。お願いだからやめてくれ。
E:言っただろ、うまくいった。やつを見つけた!
B:マイクが彼に耐えられないのかと思ったよ(笑)
あいつをつかまえろ!
(客席の間を追いかけっこするEddyとDavie)
※追いかけっこに目が行きがちですが、弦楽四重奏団とキーボードにドラムまで伴奏に入って、重音もガッツリと弾いてくれたBrett!カッコ良かった!!
(追いかけっこの末に舞台へ上がるDavieとEddy。ヴァイオリンちゃんを奪還しようとするも、2メートル以上あるDavieには敵わず、手が届かない。)
E:あ、めまいがする…(Davieの首にしがみつくEddy)
D:何やってるんだ
E:あ、ごめん、悪い
D:お願いだ、離してくれ、
今はよくないだろ
E:悪い、悪い
D:また後でな
(※何この流れ!?)
(Brettが演奏再開し、舞台最上段にまでDavieを追い詰めます。背後から忍び寄り、隙をついてヴァイオリンを取り返したEddy)
E:ヴァイオリンちゃんを救出したぞ!
B:やったじゃん!
E:ついに、3年経って!
(ヴァイオリンちゃんを心配する二人)
D:トーシロめが!それは本当のヴァイオリンちゃんではない。
E:Nani!?(※今や世界で通じる日本語「Nani!?」)
B:どういう意味だ?
D:本物のヴァイオリンちゃんは、ここだ!
(背景の大スクリーンに映し出される鎖に繋がれ吊るされた?ヴァイオリンちゃん…のCG)
E:おいおいDavie、お前がこういう道具にハマってるなんて知らなかったよ…w(※縛る…とか拘束具的な?)
D:ああ、実はそうなんだ
(二人失笑)
本当のヴァイオリンちゃんは秘密の拷問部屋にいる。
俺だけがその場所を知っている。
でもな、今日はイイヤツな気分なんだ。
だから、助ける最後のチャンスをやろうと思う。
今夜、俺たちはミュージック・バトルを行う。
これっきりだ。
もしお前らが勝ったら、ヴァイオリンちゃんを返してやろう。
しかしもし俺が勝ったら…全員に強制的にヴァイオリンちゃんが破壊されるのを見てもらう。
(劇的な音楽と共にヴァイオリンちゃんの両側から迫るチェーンソー…のCG)
B:なんてこった
E:どうしたらいいんだ
B:わからない…えと、ねえ、Davie、Davie、その挑戦は受けた。
でも…ミュージック・バトルをするには、公平なジャッジが必要になるよね。
だから‥誰がそのジャッジをするの?
(何やら大きな振動が起きてミシミシと音を立て、画面が揺れる大スクリーン…
そこへ現れるUFO。中からかわいい生き物?が出てくる)
Quaver(以下Q):こんにちは!
ボクはQuaver(クエーヴァー)、遠く離れた銀河からやって来た音楽のジャッジ。
B:なんてこった、彼もまたQuaverみたいに見えるじゃないか。
(※Quaverとは、主にイギリスで「8分音符」を指す音楽用語のようです。初めてききました!)
Q:公平にあなたたちの紛争の解決をお手伝いします。
B:Quaver、どうやってやるの?
Q:君たちのそれぞれ違う側面のミュージシャンシップをはかる、9つの音楽的なゲーム(試合)を用意してきたよ。
それぞれの試合はそれぞれ異なった惑星で行われる。
5つ以上の試合に勝った者が、最終的な勝者だ!
B:これはヴァイオリンにとっては楽勝だね。
D:お前に王手(checkmate)をかける。簡単だ。
E:自分のヴァイオリンを持ってきたよ。
さあ始めよう。
B:準備はいい?
E:うん
B:ここに立つのかな?(※このセリフを言うのが早すぎたっぽい)
Q:オーケー、準備ができたら、位置についてください
(CGがゲームのようにコマを進む)
(※ここまでほとんど全てのセリフを書き起こしてきましたが、けっこう大変で、なんとか3月2日までにアップしたいのでこの先はもう少し端折ります…)
第1試合:Sacrilegious Speed! スピード対決
Q:皆さんご存知のように、「ゆっくり演奏できるなら…速く演奏できる!」(大歓声)
この挑戦は…出場者はボクのテンポについてこなきゃならない。
ついてこられなくなった人が負けだよ。ヨーイドン!
グリーグ/山の魔王の宮殿にて(In the Hole of the Mountain King)
リムスキー=コルサコフ/熊蜂の飛行(Flight of the Bumblebee)
※ 「山の魔王…」のテンポ72からスタート。TSVとDavie交互に弾いていきます。次第にテンポを上げて、140から「熊蜂」になります。いい感じに編曲されてますが、150からDavieは伴奏になっちゃってますね。170まで上がったところでフィニッシュ!
Q:音がたくさんだね。でも、ボクには最後の方で誰かが遅れてたのがわかるよ。
だからこのラウンドの勝者は…TwoSetViolin!!
(※Quaverはかわいい顔と声でけっこう辛辣な講評を付け加えてくれている気がする)
B:僕らは40時間練習してるからね。
D:俺は69秒練習しただけだ。(※自分のレパートリーにない曲だからかな)
E:正直、期待したよりも長いよそれ。
D:それ、俺の彼女も言ってたわ。
(変な間があって失笑する二人)
※「That’s what she said...」後ろのチェロのイケメンも「おいおい」っていう感じで笑ってたので、どういう意味があるのかと思わずググってしまいました…そしたら英語圏で使われる下ネタだったようです汗。全く使えない変な知識が増えていく…。
第二試合 ノリノリ対決
Q:ミュージシャンたるもの、群衆をノリノリにさせないとね。
このラウンドでは、ボクを一番ハイにさせた方が勝ちだよ!
TSV: モンティ/チャールダーシュ(Czardas)
Davie: ディスコミュージック的なメドレー?
※チャールダーシュって、英語で「ツァーダー」みたいな発音なのですね。実生活で聞いただけではわからなさそう…。デュオアレンジのチャールダーシュ…めっっっっっっっっっっっちゃよかったです!!ああこれ、TSVで聴きたかったのこれこれ!!って思いました!!!!
Q:エンターテインメントの要素の観点からいうと、これは明白だね。一方はもう一方よりもっとエキサイティングだった。勝者は…Davie504!
第三試合 エモさ対決
Q:音楽には人を感動させる力があるよね。
次の試合では、出場者はエモーショナルな曲を演奏するよ。
ボクに涙を流させた方が勝ちだ。
Davie:Halellujah(誰の曲なの???)
TSV:ラフマニノフ/パガニーニの主題による変奏曲(狂詩曲?)
D:(目頭を押さえ、泣いている様子)
B:え、泣いてる?
E:初めて?
B:Davieから感情を読み取れる…?
E:信じられない、泣いてる!僕らの演奏がそんなに琴線に触れた…?
D:いや、ただとても酷かったから、泣けてきた。
Q:えーん、えーん…
両者の演奏はとっても美しくて表現豊かだった!
でもボクを本当に涙させたのはただ一人。
勝者は…TwoSetViolin !
D:実は、俺も賛成だ。
ヴァイオリンは実に「悲しい」楽器だな。
お前らはこれから「Too Sad Violin」に名前を変えるべきだ。
続いて第四試合…といきたかったところなんですが、長くなってしまったのでここで一旦区切ります。
ここには書けなかったんですが、この後のショスタコーヴィチの弦楽四重奏第8番第2楽章が超超超よかったです!!!!Brettカッコ良かった〜。(もちろんEddyも!)サポートのビオラとチェロと一緒に本当に四重奏弾いてくれてます。ここが私的にはハイライトでした〜。
後半の記事↓
↓コレのジャニーヌ・ヤンセンさんが弾いてる8:15あたりからの曲をやってくれてます!!でもこれ観た後だとBrettが大人しく思える不思議…笑
3月3日中まで、ビデオ・オンデマンドで視聴可能でした。