国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

Native Campの思わぬ効能

信じ難いことですが、長かった夏休みも、終わろうとしています。我が家は乳幼児もいるので、自宅か近所の公園のみでこの夏を過ごしました。でもけっこう充実していたし、たくさんあったやりたかったことがやりきれませんでした!残念です!ブログももっと書きたかった…。(ネタに困っているわけではないのです)

 

実はこの夏から、オンライン英会話スクールのNative Campを始めました。子ども達に、夏休みの間少しでも英語をアウトプットする機会を持たせてあげたいと、オンライン英会話を探していたのですが、いろいろ考えてこちらにしました。デルタ株の流行が予想されたので、慎重派の我が州が制限なくなったときいても、キャンプやサマースクールはほとんど行かせるつもりはなかったからです。Native Campを調べれば調べるほど、自分もやってみたくなり、親の私が主体となって入会し、子ども二人は家族会員ということにしました。

Native Campのウリは、予約せずに世界中にいる講師と24時間英会話レッスンが可能で、レッスンの受講回数が無制限、ということです。これを考えると、月6,480円が激安に思えます。さらにファミリープランで子どもたちが入会すると、一人1,980円で全く同じサービスが受けられるのです。アメリカのオンラインレッスンでは、どんなに安くても、集団で一人あたり30分$10くらいが限界なので、マンツーマンでこのお値段は、なるべく平日毎日やりたいと思っていたら、破格といえるでしょう。あと、語学でマスクをしていると辛いものがあるので、オンラインでマスク無し、が一番良いと思います。

さらに、24時間というのが重要で、日本の子ども向け英会話だと平日の朝はレッスンを行っておらず、こちらの都合の良い時間にはレッスンを受けることができません。時差の関係でレッスンの時間が非常に限られてしまうのです。子どもの一日のリズムが崩れてしまうので、できれば夕方以降は避けたいのです。

ちなみに、もう一つの売りである「カランメソッド」のレッスンは、毎回予約が必要なので、カランで学ぼうと思うとレッスンのたびに追加料金が必要です。

 

興味を持たれた方は、7日間無料で体験できます。

 

では実際のレッスンはどうなのかというと、無料体験してみるとすぐにわかるのですが、「Native Camp」とは名ばかりで、本当の英語ネイティブのレッスンは基本料金で受けることができません。まず予約しないとレッスンを受けることはできないのです。南アフリカのネイティブは稀にオンラインで待機していることがあります。これも独特の南アフリカ英語ですが、ネイティブであることは間違いありません。それをいうならオーストラリアやニュージーランドも(以下略)。

思うに、アメリカやイギリス、カナダなどのネイティブは予約が入った時しかオンラインにならないのだと思います。予約をするにはコインが必要で、要するに追加料金が発生します。24時間いつでも予約無しでレッスンを受けることができる講師は、たいていフィリピンの講師です。その他、東南アジアやアフリカ大陸、セルビア等ヨーロッパの様々な国と地域にも講師がいますが(日本人もいます)、圧倒的に多いのはフィリピンです。それも経験がまだ浅めで、評価もまだ定まっていないような講師が、「流しのタクシー」のように待機しています。フィリピン人講師の中でも、経験豊かで評価の高い講師は、まず予約しなければレッスンを受けることができません。良い人はどんどん評価が高く、待機していることが少なくなっていきます。オンラインで待機している講師達は、早く経験を積んで、良い評価をたくさんもらい、常連となってくれる固定の生徒を持つために、日夜励んでいるのです。(講師を選ぶ際に、これまで行ったレッスン数や、受けた評価の平均が見られます)

 

予約をする際も、講師の国や地域によって必要なコインが違ってきます。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどのイングリッシュネイティブは一回の予約に500コイン必要で、これは1,000円分のコインということになります。ちなみに、日本人講師は400コイン、フィリピン人講師は100コインです。

私はというと、無収入の専業主婦なのでなるべく追加料金を払いたくありません。したがって、これまで欧米文化圏のネイティブ講師のレッスンを受けたことがありません。「今すぐレッスン」ができる先生だけにレッスンしてもらっています。子ども達も、英語のアウトプットを忘れないようにするためなので、暇な時、ちょっと話してもいいかなと乗り気の時に、15分だけフリートークをしてもらっています。

 

実はこのことによって、私の中で決定的に変わったことがあるのです。それは、「欧米圏のネイティブと話すのに1000円払うくらいなら、せっかくアメリカにいるんだから、ネイティブと話す機会があったら面倒くさがらずに話すべき!」と考えるようになったのです。

「病院の予約か…めんどくさいな〜」から、「病院の予約⁉︎これってNative Campじゃない?」というマインドへ変換できるようになったのです。結局行かないことにしたデイケアのZoomオープンスクールも、あえてキャンセルせずに、「話だけきいてみよう」という気持ちになったり、Trader Joe’s(フレンドリーなスーパー) の店員さんともっと話してみようと思ったり。間違い電話や詐欺の電話にも対応してみようと思ったり(よくかかってきます)。

 

ダイエットのためにお金払ってジムへ通うことで、食生活にも気をつけるようになるのと似ているかもしれません。通ったことないから分からないのですが。

 

肝心の内容ですが、様々な教科書がオンラインで用意されていて、自分で買う必要はなく、その場で好きなものを選べるのが良いと思います。私はかなり初心者向けのものから始めましたが、1か月してから、やはり易しすぎることに気付き、途中から中級者向けに切り替えました。会話とESLの教科書を交互にやっています。あと、TOIECのリスニング対策レッスンもあり、聞き取りのトレーニングになります。(ちなみに、このレッスンを受けて、自分のリスニングが向上していることに初めて気づきました。実生活では全く何言ってるかわからないことも多々あるのですが、テスト用の音声くらいは聞き取れるようになってきているようです)

 

8月31日まで5000円分のコイン(2500コイン)がもらえるとのことで、紹介コードも特に必要ないようです。「ネイティブ」のレッスンが無料で5回も受けられます。

 

キャンペーンが終わった後も、私の紹介コードを使っていただけると、1000円分のコイン(500コイン)がもらえるみたいです。もしよかったら使ってください。使っていただけると、紹介者にもコインがもらえるようです。もしもらえるようなことがあったら、ネイティブのレッスンを予約してみようと思います。

 

豆知識

始めたらすぐに気づくと思いますが、講師はそれぞれ英語の発音にかなりバラつきがあります。レッスン前に紹介動画を見て、ご自身の学びたい英語に近い発音の先生を素早く選ぶことが必要になります。

私の場合は、アメリカ英語を学びたいため、最初のあいさつで「Good day!」 と言っている人は選択しません。また、「Hi! Welcome to Native Camp.」の「Camp」が、「カンプ」という発音になっている人も、イギリス式なのか、アクセント(訛り)が強いので選択しないようにしています。

これは単に私個人の必要からしていることで、それぞれの留学先や滞在先の英語を学びたいと思っている人にはそれだけ選択肢があるということで、すごいことだと思います。しかし、インド英語をマスターしたい方には残念ながら、意外にもインドの講師はかなり少数です。夫はアメリカに来てから、インド英語をマスターしたので、いつも得意げに頭を横に揺らしながら(インドの人が激しく同意している時の仕草らしい)インド英語を披露してくれます。

 

子ども達は夏休みの間だけでいいかなと思っていますが、楽しいので私はもう少し続けようと思います。