国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

どうなる大統領就任式

月曜日は祝日で三連休だったアメリカですが、次女は水曜日まで五連休になってしまいました。次女のプリスクールは私立で対面指導をしてくれています。

なぜ火曜日と水曜日も休みになったかというと、何と大統領就任式に予想される混乱のためなんです。

そのプリスクールは教会の敷地内にあり、現地の子ども向けの完全英語のところです。ヨーロッパ系(要するに白人)の家庭が多く、比較的余裕のありそうな家が多い地域です。

プリスクールの園長先生によると、その教会が、トランプ支持者のターゲットになるかもしれないとのことで、教会を前日から締めると言われたそうです。

具体的に脅迫を受けたりとか声明が出ているとかではないとのことなんですが、穏やかではないですね。

先日の議会で首都があんなことになっちゃったので…念のためということでしょうか。大統領選挙の日は、ダウンタウンは大々的に厳戒態勢になってましたが、あれはトランプ勝利への抗議に備えてた感があります。今回は、トランプ支持者の抗議ですから、もしやるとなったらどんなことでもやりそうで相当やばい…ということでしょう。あいつら何するか分からない…という、アメリカ人に対するアメリカ人の危機感を、見た気がします。トランプ大統領になってから、「まさかそんなことしないよね」ということが現実になり続けているから、アメリカ人がある種のアメリカ人に対して深く絶望しているようです。この不信感、絶望感が、今回の休校につながっていると思いました。

仕方ないので2日間、先生達はzoomミーティングをセッティングしてくれました。小一時間ほどですが、何もなくなっちゃうよりはよかったです。


しかし、本当、どこの国の話かと思ってしまいます。ひと昔前なら、他国でこんなことが起こったら間違いなくアメリカが干渉してきたんじゃないでしょうか。私の中のアメリカは、そういうイメージでした。良くも悪くも。資本主義、民主主義、自由と人権擁護。そういうアメリカとは、だいぶ違っていることを、ひしひしと感じます。アメリカの議会がアメリカ人の暴徒に蹂躙されるなんて…。

今首都警備に派遣されている州兵も、中にはトランプ支持者が混ざっているという話もあり、実際混乱状態になったらどうなるのか…。もう映画の世界です。

20日(現地)は、混乱なく終わってくれることを祈ります…。