国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

右側通行の車生活その2

あまり期待されていない車の運転状況報告第二弾です。

 

現地の運転免許取得から車購入までの辛い日々を経て、ようやく運転をし始めたのが、11月に入ってからです。

10月初頭の納車からしばらくは、まだつわりが少しではあるものの続いていたので、鬼教官を乗せて本当に近所のスーパーへ行ってみたりした以外はほとんど乗っていませんでした。幸い、日本人のお友達が二人もできたので(お子さんが娘と同い年)、隣の市Bまで遊びに行くようになったのですが、それもバスを使っていました。

日本でうっかり右側車線へ

そうこうしているうちに日本へ一時帰国する時期になり、10月後半は日本で過ごしました。実はその間、夫の実家で少しだけ(多分数百メートルくらい)運転する機会がありました。近くのおいしいパン屋さんへ、娘とお義母様と買い物に行こうとなった時に、突然雨が降り出したのです。お義母さんも運転が苦手で、何と今の家にある車は運転したことがないとのこと。私は、出国前数週間その車を借りていたことがあり、一人で運転したこともあったので、雨の中歩いていくよりはと運転を買って出たのでした。交通量が少ない田舎道だったのも大きいです。行きは良かったのですが、少し気が緩んだ帰り道、あろうことか交差点で左折するときにうっかり右車線に入っていってしまいました!遠くからですが対向車が来ていたので本当に焦りました。田舎道で命拾いしました…。

なんだかんだいって、もう右側通行で運転している距離の方が長くなってきたのかな、と思った瞬間でした。(日本でもたいしてしていなかったので)

最寄りの図書館へ

日本へ帰る直前から、つわりがすっかりよくなったので、アメリカへ戻ってからの運転に意欲が出てきました。まずはさっそく一人(娘と二人)で運転して近所のスーパーへ行ってみることから始めました。思ったのですが、隣に鬼教官がいるよりも気持ちが楽で快適です。それに、「自分の車」というのも思った以上に良いです。やっぱり愛着がわいてきます。

車が運転できたら、ぜひとも行ってみたかった所がありました。それは最寄りの図書館です。最寄りといっても、歩いて行くのはまず不可能な距離の住宅街の中にあります。私は日本にいる時から、(結婚してから引っ越しが多かったので)近所の図書館のカードを作って本を借りるようになると、その土地の住人になった気がしてほっとしていたので、ここでもそれをすれば少しは気持ちが落ち着くのではないかと思っていたのです(夫は図書館があまり好きではなく、読みたい本は全部買うタイプなので一緒に行ったことはほとんどありません)。

思った通り、娘の絵本などを借りてこられるようになると、気持ちが軽くなり、何でもできる気がしてきました。調べてみると、その図書館でも英語学習者向けの「talk time class」という無料の講座があり、 何とそれに通うようにもなったのです。(英会話についてはまた別の記事にします)

ついに高速へ!

季節はすっかり秋から冬になり、土地柄、雨が多く降るようになってきました。隣の市Bのお友達のところへ行くのにも、雨だとかなり面倒です。しかし、以前書いたように、隣の市へは、高速に乗らないと絶対に行けないのです。娘はお友達に会えることをとても楽しみにしているし、隣の市Bには雨でも遊べるショッピングセンターがあるので、何はなくともそこまでは一人で行けるようになりたい!という強い動機が私をついに動かしました。高速を走る決意をしたのです。

週末、夫についてもらって一度往復してみました。何度も助手席から見ていた道であったのと、ほとんど車線変更せずに出入りできたので、これはいける!と確信。次の週には、一人で運転して遊びに行くことができたのです。

それ以来、隣の市の中心部へは、娘と二人でよく行くようになりました。車に乗れるようになると、雨の日の外出に徒歩、などということはもはや考えられなくなります。

そこで得られた教訓。

怠惰は恐怖に勝る!

そしてまたも引っ越し

行きたかった最寄りの図書館と隣の市Bへ行けるようになって、体調もよくなり、順風満帆に見えたのもつかの間。程なくして引っ越しが決まったのです。隣の市Bとは反対側の隣の市Aの、よりによって中心部です。こちらの方が大都会で交通量も多く、高速道路は分岐が複雑…。この市へは、入るのも出るのも大変。また運転練習のし直しか…。しばらくは市内に閉じ込められる生活になるのか…(または、慣れない道を鬼教官にしごかれながら運転する日々か…)と、憂鬱な気分になったのは言うまでもありません。

只今、現在進行形で特訓中です。晴れて克服できたあかつきには、その3でご報告したいと思います。。。