国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

アナ雪2をアメリカと日本で観ました

えーと、ステマではありません。Frozen2が思いの外良かった、という話です。ちょっと長くなっちゃいましたが、お付き合いください。


子ども達がFrozen2を好きすぎる

この一年半くらい、子ども達は姉妹そろって「Frozen(アナ雪)」が大好きです。長女5歳、次女2歳です。私は実は、アナ雪を日本で観たことがありませんでした。渡米してから、子ども達と一緒に「Frozen」として観てきたので、英語版を「Frozen」と呼ばせていただきます。(「塔の上のラプンツェル」も、英題は「Tangled」なんですよね)

日米同時公開だった「Frozen2」は、もちろん公開2日目に観に行きました。日本一時帰国中にも、長女の強い希望で日本語で観ました(英語だと全部はわからなかったとか。親の私も全く同感)。そして、今、毎日サントラを聴いています。Alexaにお願いするとかけてくれちゃうものだから、暇になると長女がお願いしています。そして歯磨きの時もYouTubeで歌の動画をかけると素直に磨かせてくれるので、一人につき一曲分観せて磨いています。長女は「Into The Unknown」と「Show Yourself」を英語で歌っています。次女もサビだけですが歌っているのが何とも可笑しいです。私も洗脳されてきたのか、聴けば聴くほど良い曲だなーと思っています。

子どもがディズニー映画をよく観るようになって、2年が経とうとしています。それまではジブリ一辺倒だった我が家なのですが、長女が英語のプリスクールへ通うようになり、アメリカで暮らしていると、やはり、ディズニーは避けて通ることはできないようです。

長女は最初に「Moana」(邦題・モアナと不思議の海)の歌にハマり、図書館でDVDを借りてきては何回も観ました。私も映像の美しさと音楽の良さ、そして悪人が出てこないストーリーに心奪われました。

その後、遅れて「Frozen」ブームがやって来たのです。ちなみに、去年のハロウィンは姉妹でアナ雪コスチューム(姉妹あるある)。

日本で流行っていたのは長女妊娠前だったはず。それが今、自分の子ども達が喜んで二人で観てはFrozenごっこをしているとは、と感慨深く思ったものです。最初に観たとき、正直、ストーリーはあまり感心しませんでしたが、やはり映像の美しさと音楽はそれを補って余りありました。また、ストーリーも、ディズニーとしてはかなりチャレンジしているんだな、と何度か観て考えを改めました。

そしてなんと、ついにFrozen2が公開されるということで、これは観に行かないわけにはいきません。実写版ライオンキングで練習したので、ひたすらおやつを用意しておけば次女は大丈夫ということもわかりました。

今回は日米同時公開ということで、公開2日目にアメリカで、その後日本への一時帰国中にいとこの子ども達と日本語吹き替え版を観ることになりました。1回目と2回目に観て感じたことや、それぞれの国で観て感じた違いなどについて書いてみます。

 

あまりはっきりとは書かないつもりですが、ネタバレになってしまうところもあるかもしれないので、まだ観てない、まだストーリーを知りたくない、という方はここから先は後でぜひ読んでくださいね。

 

 

 

Frozen2鑑賞 一回目(英語版)

観客が爆笑

公開2日目、観客は熱いファンが多かった印象です。しかもアメリカ。笑うところはみんな大爆笑でした。特に後ろの人!オラフは大体映ると笑わせてくれてました。(後半の1シーン以外は!)


前作を茶化しすぎでは

ちょっと前作を茶化すようなところが多すぎかなーとは思いました。Let it goのエルサや、ハンスもネタとして2回も出てくる。1回ならいいけど、2回はなくてもよかったかなと個人的には思います。


クリストフのプロモ風歌唱シーン

何か様子おかしくない?と思ったら皆大爆笑。トナカイがコーラスに入ってくるたびに客席大爆笑。トナカイに乗って駆け抜けるクリストフに大爆笑。ここ笑っていいんですよ!


泣けた

けっこう笑わせにきてるなと思いきや、途中で3回は泣きました。船のところと、「Show Yourself」のところと、オラフのシーンです。「Show Yourself」は「Into The Unknown」より好きです。二重唱になるところとか何度きいても鳥肌立ちます。もうすでに早くミュージカルで観たいと思ってしまうビッグナンバー。


アメリカのコンプレックス

先住民とのエピソードは、北欧をモデルにしてはいるものの、そのままアメリカの先住民コンプレックスを見ているようでした。何というか、住んでみて初めてリアルに感じられるものがあるなあと思ったんです。


最後が衝撃的過ぎて疑問が残る

最後にエルサが下した決断が観客には若干唐突に感じられ、ええー!?と思いながら終わってしまった感じでした。


米国版エンディングは男声のロックアレンジ

原曲キーのまま男性が歌ってる!?それもすごくないですか。そしてかっこいい!ヒロインのテーマソングをエンディングに男性が歌う!全く違和感ない!新しい!それくらいパワフルなパンチのある歌をエルサは歌っていたんだなあ。エルサは恋愛もしないし、型破りな新しいヒロインなんだなーと思いました。


Frozen2のテーマソングは覚えにくいし、難しくて歌いにくい?

そうかもしれませんが、それが良い、とあえて言いたいです。2は「成長」が一つのテーマになっているようです。映画自体も、あえて子ども向けに作るよりも、使う言葉やストーリーを複雑にして、成長したファンにチャレンジを問い続けている姿勢に好感を持ちました。テーマソングは少し覚えにくいし、難しいかもしれないけど(サビ以外のところが)、良い歌ですよね。子どもはそういうのにちゃんと反応して、頑張って覚えようとするんですよ。子どもはすごいです。作り手の、居心地の良いところに留まっていない、大変かもしれないけれど、飛び出していこう、というメッセージを強く感じました!

 

二回目(日本語吹き替え)

やっぱり泣けた

二回目として観ると、最初の母親の子守唄で全部言ってたんだ、とわかっていきなり涙が流れました。

そしてその後やっぱり3回泣きました。


映像の演技

あと、最後のシーンでも涙。なんでかな、と思ったら、エルサの表情です。エルサは正直何考えてるかよくわからないキャラだと思うのですが、2では「Show Yourself」のところで感情が溢れ出すところと、最後のアップですごーく人間らしい良い表情をしているんです。それで、ああ、よかったね、と涙が出てしまいました。CGも進化したんだなとびっくりします。人間じゃなくなって、初めて人間らしく感情を持って生きられる、というエルサのパラドックス愛する人達と一緒にいて、満ち足りているはずなのに、何か違う、という違和感を、感じてもいいんだよ、あなたの生きるところは他にあるかもしれないよと問いかけ続けてくる声に、子ども達も耳をすますようになるんでしょうねこれからの時代は。


歌が良い

夏にブロードウェイのFrozenを観てから、映画も素直に「ミュージカル」として楽しむ自分がいるなと思いました。これ生オケで歌ってるの聴いたら良いだろうなーと思うような良い歌ばかりです。ディズニーのミュージカルアニメは、昔からちゃんとミュージカルとして作られているんだなあと改めて素晴らしさを感じました。最近自分のミュージカルに対する熱が高まっていて、また改めてそれについても書きたいです。


日本語吹き替えで疑問解決

アメリカで観たときに、オラフが何かしゃべるたびに客席がドッカンドッカン沸いていたのですが、正直早口で、英語字幕もないし、何て言ってるのかわからなくて全然笑えない箇所が何箇所かあって寂しい思いをしました。自分もけっこう英語に慣れてきたつもりだったけど、子ども向けのアニメでこんなにわからないなんて、と密かにショックを受けていたんです。でも、日本語で観て疑問が解決しました。そういうところは、オラフはけっこう難しいことを言っていたんです!オラフが難しい言葉を使って理屈をこねくり回すようなことを言うから、おかしくてみんな笑っていたんだなーと、納得がいきました!英語でわからなくてもしょうがない、と開き直れました。

アメリカにいると、本当自分が知能低すぎだと思うことばかりで、辛いんですが、日本だと…わかる!よかったーと嬉しくなりました。でもなんか、語彙力落ちてるなと感じます。


あれ、笑ってない?

日本で観ると、観客の笑いが少ないかな、と思いました。これが普通だったか、それとも伝わっていないのか…。特にクリストフ、あれ?みんな面白くない?カッコイイと思ってる?それともキュンとしてる?誰も笑ってる人いなくて逆に私は笑いが止まらなくなりました。肩が震えに震えて、迷惑な人だったんでしょうね…。

 

おわり

書き出すと長くなってしまいました。これで書きたいこと一つ消化。道のりはまだ長い。

 

〈書きたいと思っていることリスト〉

日本の大学入試制度、記述式試験について

公平な試験について

アメリカの幼稚園で最初に習うこと

地元の公立幼稚園で最初に習うこと

アメリカと日本で「アナ雪2」を観ました

ブロードウェイミュージカル「Frozen」を観ました

NY旅行

ミュージカルにはまりました

同世代

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読みました

三鷹の森ジブリ美術館へ行きました

横浜アンパンマンミュージアムへ行きました

富士サファリパークへ行きました

次女の日本語、英語

生きている英語

自分の英語の勉強進捗状況

次女のアレルギー食

長女の口笛

長女の雲梯

長女のバイオリン発表会

 

 

2020年!

2020年、始まりました!

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

のんびりペースのこのブログですが、いつか誰かのお役に立つことを願って、少しずつ記事をアーカイブするつもりで書いています。

毎年言っているような気もしますが、今年こそはもう少し頻繁に書きたいと思っています。


昨年は、長女がキンダーガーテンへ入学し、義務教育が始まり、楽になるかと思いきや長女と次女の送り迎えや習い事で大忙しの毎日になってしまいました。今年は水泳をお休みさせて、バイオリンと日本語教室と、家庭学習メインで、夏までは落ち着いてやっていきたいと思います。あと、なるべく外で遊ぶことを目標にします。自分が家の中が好きなので、頑張らないと外へ出ていけないんです。


書きたいことが溜まってしまってムズムズしているのですが、少しでも形にできるように自己管理をしてやり遂げたいです。


〈書きたいと思っていることリスト〉
  • 日本の大学入試制度、記述式試験について
  • 公平な試験について
  • アメリカの幼稚園で最初に習うこと
  • 地元の公立幼稚園で最初に習うこと
  • アメリカと日本で「アナ雪2」を観ました
  • ブロードウェイミュージカル「Frozen」を観ました
  • NY旅行
  • ミュージカルにはまりました
  • 同世代
  • 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読みました
  • 三鷹の森ジブリ美術館へ行きました
  • 横浜アンパンマンミュージアムへ行きました
  • 富士サファリパークへ行きました
  • 次女の日本語、英語
  • 生きている英語
  • 自分の英語の勉強進捗状況
  • 次女のアレルギー食
  • 長女の口笛
  • 長女の雲梯
  • 長女のバイオリン発表会

 

 

5歳長女の日本語状況 (5歳0ヶ月 在米3年2ヶ月)

現地キンダーへ行き始める直前の、5歳になったばかりの頃の長女の日本語(など)状況です。

ありがたいことにリアル生活の充実が続いていて、あまり記事を書く時間がないのですが、このままだと後悔するなというくらい、子どもの変化が大きいので少しだけでも記録を残しておきます。

前回、4月からZ会小学生コース一年生を受講していると書きましたが、その影響が大きいと思います。渡米3年経ちましたが、日本語で順調に育っていっています。英語はまあ後からついてくる、と開き直ってやっています。

 

日本語

ひらがなとカタカナはほとんど自由に読める

テストしていないので、多分単体では読めていないものもありそうですが、文章で読むと推測が働くのでだいたい読めています。そうやってだんだん読めるようになってくれればいいなと思って、特に文字練習のワークなどは現在取り組んでいません。(Z会で精いっぱいともいえる)

1年生レベルの絵本や文章は音読できる

図書館で借りてきた「こまったさんのオムレツ」が気に入って、何度も読まされ、しまいには自分で読んでいました。

低学年向け児童書は、文字が多めの絵本よりも文字あたりの絵が多いので、自分で読むのに適していますね。絵が毎ページにあるので読み進めやすいです。最初、分厚さを見て「まだ早いんじゃない!?」と思いましたが、ほとんど絵だし文字も大きいので。本人には、読んだという満足感が感じられるみたいです。

簡単な漢字は読める

Z会のテキストは、夏が過ぎると漢字が登場してきました。長女はふりがなを鉛筆で塗りつぶして消しながら読んでいます。本人によると、読めるから、らしい。ほんとか!?

句読点を自己流だが付けて文章を書く

文節ごとに付けていないかというくらいたくさん読点を付けていますが、句読点を自分で付けながら文章を書くようになりました。

カタカナは基本書かない

今のところ、本人の名前の一部以外はカタカナを書くことがありません。まだカタカナの使い方にピンときていないのかと思います。これは、同学年の日本人家族のお友達も同じようでした。

「ルー語」になってはいない?

英語の発達とともにみられるという「ルー語」現象。うちの子は、ひいき目にみているかもしれないですが、日本語の文と英語の文ははっきり頭の中で分けて作文しているようです。だから、語順や助詞は日本語風で、単語が英語、ということは全くありません。たまに、英語でしか知らない名詞や動詞は英語を日本語風にしています。「カットされた」とか。多分順番抜かし、横入りのことなんです。

 

算数

繰り上がりのない1桁同士の足し算ができるようになりました。

英語

簡単な単語は読むことができるようです。

よく使うフレーズや、簡単な英作文をして話すことができます。

単語は音から推測してデタラメに書いています。まだ文は書けませんが、現地英語ネイティブの子もそんな感じなので「書き」に関してはネイティブレベルのようです。(もちろん、「聞く・話す・読む」は、ネイティブの子達が先を行っています)

バイオリン

レッスンを受け始めて1年4ヶ月。ようやく1巻アレグレットまで進みました。

水泳

足から飛び込んで、自力で浮く。仰向けになって20秒浮くことができる、というくらいで一旦終了。次の夏の間にキャンプに参加して泳法は習わせようかと思っています。

Z会

5歳0ヶ月の時点では良いペースで進んでいました。毎月けいけん学習を真っ先に取組んで楽しんでいます。最近はちょっと難しくなってきましたが、近況はまた別記事にします!

 

日本へ一時帰国!

12月は日本へ一時帰国します!親戚巡りやジブリ美術館アンパンマンミュージアムなど、子ども達がいろいろ楽しめる年齢になってきたので、家族みんなで心待ちにしています。

Z会小学生コース一年生を受講しています。

Z会小学生コース一年生

アメリカでは8月になると、そろそろ長かった夏休みも終わりに近づき、新年度 (back to school) だね、という雰囲気が漂ってきます。州によっては、8月から新年度が始まるところもあります。

今年は長女はkindergartenいわゆるキンダー入学です。今のところ、地元の公立小学校附属のキンダーへ入ることになっています。アメリカでは、ここから義務教育が始まります。

キンダー入学へ向けて、我が家では何をするべきか、色々考えましたが、結論として、「家では日本語で親(主に母親)が教えることしかできないから、日本語でできる限りの学習は進めておこう」ということになりました。その手段として採用したのが、Z会です。海外受講の制度を利用しています。

なぜZ会なのか?

Z会を私自身は利用した事はなかったのですが、評判は聞き及んでいました。勤務校でも学校として一部採用し、希望生徒には学校単位で受講し、添削も提出していました。生徒の返却されてきた添削を見て、私自身研究したりもしました。高校講座の話ですが、添削にはしっかりとしたマニュアルがありそうで、「そこまで手書きで書くんだ!」と思うほど細かくびっしりと赤ペンで書き込まれた添削が戻ってきます。字も機械で書いたようなきれいな字で、添削用紙がそのまま参考書になるというくらい書き込んであります。

我が家も添削を出して、漫然と家庭内だけで学習するよりは、「日本の先生に出して見てもらう」というモチベーションがあった方が良いだろうと考えました。

夫は高校生の頃受講したことがあり信頼しているし、静岡県の本社と地縁もあるので、ぜひ利用したいという気持ちもあったようです。

また、教科書準拠の内容ではないというのも選択理由の一つです。海外でも日本国総領事館で教科書はもらえるのですが、当然、該当学年にならないとその教科書はもらえないので、長女の年齢では小1の教科書がもらえるのは再来年になってしまいます。

なぜ幼児コースではなく小学生コースなのか

幼児コースでは、添削は体験学習の絵を描いて提出して、先生からお返事が来る、というスタイルです。より本格的な添削が始まるのは、小学生コースからです。我が家は、家での学習の結果(文字や計算の頑張り)を親ではない先生に見てもらって、ほめたり励ましたりしてもらいたいと考えました。それに、経験学習を絵や文字で報告する課題は、小1にもあります。ですから、大は小を兼ねるではないですが、小は幼を兼ねる、という感じがしたので、小学生コースを選びました。

講座内容を見てみても、長女ならできそうな感じがしたので、できなかったら途中で切り替えればいいと思い、ひとまずやってみることにしました。

海外受講

海外受講にすると、通常の国内受講料の2倍近い料金になってしまいます。ですから、人によってはこういった通信教材を日本の親の実家へ届くようにし、何ヶ月かおきにまとめて送ってもらっている人も多いと思います。我が家は、季節感を大切にしたいし、その時期に合った教材の方が子どもがやる気を出しやすいと思ったのと、どちらの両親もそれぞれの生活に忙しそうなので、ちゃんとやってもらえなかった時にイライラするのが嫌だったので、あえて頼まない手段をとりました。毎月30日に、翌月号が届き、大変満足しています。

丸4ヶ月以上受講してみて

日本ではまだ年中クラスにいる年齢の長女ですが、取り組む内容で全く無理なのは今のところ「みらい思考力ワーク」だけです。ちょっとこれは無理すぎました。来年以降にとっておきます。また、「自分でやっておいてね」と言ってもできないので、基本的に全部親と一緒に取り組むことになるため、自主学習用の「ドリルZ」は全部やり切れません。ですから、カラーでシールもたくさん貼れる「わくわくエブリスタディ」と、楽しい「けいけん」と、仕上げの「てんさく」だけは毎月完了するようにしています。

受講してみて感じたのは、一般的に言われているように、学齢期になる前に、幼児期に色々な体験をしておくこと、たくさんの本を読むまたは読み聞かせることは本当に大切だ、ということです。国語は音読の課題もあるし、算数だって文章題があります。どちらも音読するためには、その言葉の意味がわからないとか、全く聞いたこともない言葉は正しく発音できませんし、もちろん理解もできません。国語の読解でも、算数の文章題でも、わからない言葉だらけだったらもう取り組むこと自体が苦痛になってしまうと思います。学校の勉強で初めて文字を読んで意味を考えたり人物の気持ちを想像するよりは、それまで楽しんで本を読んでもらったり自分で読んだりしてきた方が、円滑に学習に取り組めるでしょう。

それから、これまではあまり算数を意識していませんでしたが、「匹、羽、回」などの「助数詞」は、日本語で算数の問題を解くという場面では大切なんだということがわかりました。学年が上がってからも「答え」には単位を付けて回答する必要があるからなのでしょう。私は日本語として助数詞を大切にしたいと考えていたので、なるべく子どもと一緒に適当な助数詞を付けて物の数を数えるようにしていました。花は1輪、2輪というように。英語には無い表現です。「1ぴき、2ひき、3びき…」と「匹」の読み方が変化するのは、理屈じゃなくて言い易さなので、使わないとなかなか身につかないと思います。日本で暮らしていたらなんてことない表現ですが、外国語環境では意識して使った方が良いなと思いました。

4月の最初はたどたどしく、大きな声で音読できなかった長女ですが、最近は読むスピードも上がり、よく聞こえるようになってきました。最初の方は、読み始める前に、目で一度読んでいるように見えます。また、算数の文章題も、式を書く前に「これは足し算!」「これは引き算!」と宣言しています。算数の「お話を作りましょう」(自分で文章題を作る)という課題が面白いと思ったようで、普段の生活の中でお話を作ってみています。文章題作りはオススメです。

 

8月は、更にワークが一冊増えている!

夏休みということで、「わくわくエブリスタディ」と「ドリルZ」に加えて「なつやすみエブリスタディ」が付いてきました(涙)!全部やるのは無理だと思ったのですが、これ、毎日1ページずつ日付が書いてあり、毎日シールが貼れます。31日まで毎日やれば、最後のページにシールの絵が完成し、表彰状になります。長女は表彰状が大好きなので、今のところ毎日取り組んでいます。31日まで続けられるかな?頑張れ長女と私!

↓2問目頑張ったけれど間違ってる。
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「Z」の読み方

Z会はもちろん「ぜっとかい」と読みますが、「ゼット」はイギリス読みで、アメリカでは通じません。とはいえ固有名詞なので「ぜっとかい」と我が家では読んでいますが、「ドリルZ」を初めて見た時に長女が「ドリルズィー」と読んだため、何となくそのままそう呼び続けています。夫はこの間オーストラリア出身の職場の同僚が「Z」を「ゼット」と読んでいて、本当に読むんだと感動したらしいです。オーストラリアは、発音や使用する単語がイギリスに近いですよね。

超実写版ライオンキングを家族で観てきました。

日本でも公開されたところみたいですが、ようやく超実写版ライオンキングを観てきました。

 

約半年前に、現地版のミュージカルを観て感動し、それまで観たことのなかったアニメ版の中古DVDを何十回と観ていた長女です。サントラも何度もかけるほど大好きです。そんなライオンキングの実写版を、長女は長い間心待ちにしていました。

実は映画館へ家族で行くのは今回が日米通算初めてでした。次女が大丈夫か心配でしたが、次女も長女と一緒にアニメ版を何度も観ていたので、登場人物の名前や話の筋がわかるし、歌も知っているし、最初の1時間くらいはじっと観ていました。後半はおやつで何とかしのいで、最後の方まで大丈夫でした。

アニメ版が好きな人にとっては、納得の内容だと思いました。違いは、悪役スカーのコミカルな要素が減って、全体的に悲壮感が漂っているところかと思います(悪役らしい高笑い無し)。そこは好き嫌いが分かれるかなと。子ども達はスカーの歌 "Be prepared" も大好きなので、ちょっと変わってしまっているのが残念だったと後で言っていました。「歌がちょっとだったね」と。でも、アニメでははっきりと描かれなかったスカーとサラビの関係性など、人間関係が掘り下げられていたのはよかったです。

劇中歌は、全部ではないのですが名曲は一通り聴けたし、映像とミュージカル要素がとても自然に実写で再現されていて、すごいなと思いました。

実はこの夏休み、ニューヨークで Frozen(アナ雪) のミュージカルを観て、本当はそっちの感想を書きたいところなんですが、時間ができた今直近で起きた出来事を書いています。

そのミュージカル、という形式が、ここアメリカでは本当に重要なんだなー、と近頃つくづく思います。ミュージカルの本場アメリカ。そのことについては、また別の機会に書けたらなと思っています。

 

次女2歳になりました。

だいぶ時間が経ってしまいましたが、次女が、3月末に2歳になりました。次女が生まれてから、これまでのブログ記事です(少ない!)↓

 

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1歳になってから、もう本当にかわいくて、2歳になってますますかわいい。人間って、こんなにかわいい時期があるんだね、って、長女の時も思っていたはずなのに、忘れてしまうものなんですね。長女のかわいさまで思い出させてくれる次女です。(長女は長女で、その時が一番かわいいと思ってしまうので)

 

次女も長女に負けず劣らず歌や音楽が大好きです。長女が歌っている歌はほとんどコピーするようになりました。

2歳になった記念に、1歳のうちに歌えるようになった歌や、手遊び歌を記録しておきます。正式なタイトルではないものもあると思いますが、ご了承下さい。

ちなみに、長女の記録はこちらです。もうこの時すでにアメリカに引っ越していたんだな…。

 

 

nicota-in-us.hatenablog.com

 

  1. 大きな栗の木の下で
  2. 小さな畑をたがやして
  3. 上がり目下がり目
  4. だるまさんだるまさん
  5. おてらのおしょうさんが
  6. げんこつやまのたぬきさん
  7. とんとんとんとんひげじいさん
  8. むすんでひらいて
  9. おおきなたいこちいさなたいこ
  10. さかながはねて
  11. きらきら星
  12. ABCの歌
  13. ちょうちょう
  14. ぞうさん
  15. きのこ
  16. おとうさん指どこです
  17. こぎつね
  18. かくれんぼ
  19. 豆まき
  20. おんまはみんな
  21. あめふりくまのこ
  22. メリーさんのひつじ
  23. ごあいさつの歌
  24. ベビーサインの歌
  25. 鬼のパンツ
  26. ゆき
  27. たこ
  28. おにぎりおにぎり
  29. ハッピーバースデー
  30. ガボット(おむすびころりん)
  31. さんぽ
  32. もののけ姫
  33. 崖の上のポニョ
  34. 君をのせて
  35. 雪だるま作ろう
  36. Let It Go
  37. How Far I’ll Go
  38. You’re Welcome
  39. Can you feel the love tonight
  40. Itsy Betsy Spider
  41. Old Macdonald had a farm

 

他、替え歌各種

 

数えてみると…長女の方が多かった! (約50曲)

これは、長女の方がテレビを観ていた時間が長かったから、番組オリジナル歌などが多いのだと思います。次女は、上の子が相手してくれるとか、長女のテレビ(DVDとfire TV)のお付き合いで観るので、あまり赤ちゃんらしいものを観ていないのかもしれません。いないいないばあも好きだけど、日本に帰った時くらいしかほとんど観ていません。

30番の、ガボット(おむすびころりん)とは、ゴセックのガボットが、バイオリンのスズキ1巻最後の曲なのですが、車でCDをかけていたところ、長女が「おむすびころりんすっとんとん」と合わせて歌い出し、それを覚えてしまったのです。

長い歌は、サビだけのものももちろんあります。

替え歌は、人名などを入れ替えて何でも歌っていますが、先日急に「Let It Go」のサビのメロディーで、「お肉〜お肉〜お肉を食べましょう〜」と歌い出して大爆笑してしまいました。このように、知っている言葉とメロディーを組み合わせて、無限に替え歌を作っています。不思議なのが、自然とメロディーと言葉の音数が合っているのです。本能的にやっていることなんでしょうけれど、面白いです。

まだ保育園も幼稚園も通っていないので、長女の影響は大きいです。(ジブリとかディズニーとかバイオリンの曲)

秋からは長女が通っていたプリスクールへ入学する予定です。(記事にできるかわからないですが、長女無事卒業しました!)どんな風に変化するのか、楽しみです。

 

そうか、長女は「年少」なんだ

皆さまのブログを拝見していると、3月ということで、日本は卒業進級の季節なんだなあと思い出しました。春ですね!アメリカは9月なので、進級はまだまだ先なのですが、何だかソワソワしてきてしまいます。

 

長女は、9月から、アメリカの義務教育が始まります。kindergarten 通称キンダー、入学です。キンダーは、私立もありますが、普通は公立のelementary に併設されていて、授業料は無料です!

 

アメリカでは、小学校よりも義務教育の始まりであるキンダー入学を盛大にお祝いするようです(facebookで流れてくる写真を見てもよくわかります)。長女ももうすぐ義務教育の始まりということで、私は何だか小学校に入学する子どもを持つ親の気持ちになっていました。キンダーでは本格的に読み書きを習うようなので、下準備は必要なのか、どれくらいのことができるようになっていないといけないのか…。

 

長女は、8月末生まれなので、アメリカでは「早生まれ」になります。クラスで一番小さい子、若い子、になってしまいます。そうなる場合、アメリカでは一年学年を遅らせる人も多いとききます。そういうところがフレキシブルでいいですよね。実際、長女のプリスクールの同じクラスに、ほぼ同じ誕生日で一歳年上の子がいます。男の子だと、学習能力面からも一年遅らせる子が多いとききましたが、女の子でもけっこう普通にいます。我が家としては、なるべく早く授業料のかからない義務教育を受けてほしいと思っているし、プリスクールの先生からも必要はないのではと言われているので、遅らせることは考えていません。(よほどの必要性がない限りは、結局、親と本人の希望次第なんです)

 

そういうわけで、プリスクールでは最高学年だし、今年からキンダー入園…ということで、長女はずいぶんもうお姉さんなのだと思い込んでいました。

ところが、日本語補習校のキンダーは4月が年度の変わり目なので、こちらのキンダー入学は来年の4月になってしまうのです。ということは、この4月から長女は日本でいうところの年中ということ?え、ということはつまり、長女はまだ今は年少なの!?

 

そんな単純なことに、最近ようやく気づきました。

 

長女はまだ年少さんなんだ…。日本でも保育園に通っていたし、アメリカでもいろんなところに通ったので、集団生活がずいぶん長いように感じていましたが、まだ年少…。なんだか、いろいろな事に焦ってはよくないな、と思いました。4月からようやく年中。焦らずじっくり母語での理解や読み書きの能力を育てよう…。キンダーに入ると途端に日本語が怪しくなるという話をたくさん聞くので…。アメリカでは、どの先生も皆一様に「母語を家庭ではしっかり教えることが大切」と言われます。近所にアメリカ人の小学校の先生と高校の先生がそれぞれ住んでいるのですが、二人とも全く同意見でした。母語の土台がしっかりあれば、外国語はいずれその能力に追いつくと。うちは親が(私が)英語できないので、それを願うしかないという感じです。

 

ちなみに、次女は3月末生まれで、日本の「早生まれ」になります。長女とは、アメリカでは3学年差、日本では2学年差になります。住む国によって学年が変わっちゃうんですね。制度に子どもを合わせる必要はないと思ってはいますが、焦ってもしょうがない、時が来るのを待つしかないということもあると思った今日このごろでした。子ども達の能力と興味に合った教育を考えていかないといけないなと思います。