国語の教員でしたが、アメリカで子育て始めます。

高校の国語科教員を退職し、1歳の子どもを連れて、アメリカで生活を始めました。英語から最も遠い職業だった私の、渡航から英語の学習、米国での生活、子どもの教育等を綴ります。現在、上の子3歳。下の子1歳。

長女4歳バイオリン1年目の道のり

長女が3歳後半からバイオリンを始めて、もうすぐ1年経ちます。娘が通うアメリカのスズキの教室(先生はヨーロッパ系のアメリカ人)は、このような感じで進みました。険しかった長女のバイオリン道1年間の歩みです。(覚え書き)

 

始めた頃の記事↓ 

nicota-in-us.hatenablog.com

 

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4月17日

記念すべき第1回目のレッスン。先生に寄り付きもせず。海外版スズキの1巻と親向けの本を一冊もらう。

 

1ヶ月目(4月中)

  • 教室へ行っても、ベビーカーから降りられない
  • 親が代わりにレッスンを受けている様子を見せる
  • 家で親が先生役をやると、子どもは一応やってくれる
  • 個人レッスンのみで、グループレッスン不参加

 

2ヶ月目 (5月中)

  • 慣れるまでは週2回、各回10分ほどの個人レッスンを受ける
  • 場所と先生に慣れてきたのか、ベビーカーから降りられる日が増えてくる
  • バイオリンをアゴに挟んで、両手を離し「Look, mom! No hands!」と言わされる(娘は結局教室で言ったことは一度もない)
  • 弓を持って、立てたまま縦、横、円形に動かす
  • バイオリンをアゴに挟んだまま、左手の指で楽器の表面をトントンする
  • 引き続き個人レッスンのみで、グループレッスンは不参加

 

※週に2回、10分だけのために、渋滞を超えて往復2時間以上かけてレッスンへ通っているのに(家を出てから帰宅するまで3時間)、眠たがって車から降りない、教室へ行っても何もしないという日があると、さすがに精神・肉体の疲労感が酷く、イライラして言動がきつくなってしまいました。反省です。しかしこんなことが半年過ぎるくらいまで続きます…。

 

3ヶ月目 (6月中)

  • A線上でキラキラ星変奏曲「タカタカタッタ」の弓使い※最初はロングトーンじゃなくてデターシェなのか!と目からウロコが落ちました。確かに教本はこの順番になっています。ちなみに先生も「takataka tatta」と言っています。通称「Taka」(発表会等でこの通称が曲名として使われていました)
  • 1の指で押さえて音を出す練習(つまり英語でBの音 どうでもいいけれどドイツ音名はHハーなので、あれなんで?と最初混乱しました)
  • グループレッスンは不参加

 

4ヶ月目(7月中)

  • レッスンへ行っても眠くて?何もしないという日が続く ※もうだめかもしれない、子どもには負担が重すぎるのかもしれない、娘には合っていないのかもしれない、親のエゴで続けさせて良い影響などないに違いない、という思いが胸に去来する
  • 歌いながら、A線上で「タカタカタッタ」を3の指まで順番に押さえながら弾く ※「I can play a note A タカタカタッタ〜、I can play a note B タカタカタッタ〜、I can play the C# タカタカタッタ〜、I can play a note D タカタカタッタ〜」続いて逆を繰り返す
  • きらきら星のテーマに合わせて、指順を歌う「AAEE11E」(数字は指番号)のところだけ(口三味線みたい)※こういう指導(指使いを歌いながら覚える)は日本ではしていないらしい

 

5ヶ月目(8月中)

  • 先月の内容をできるようになるまで繰り返す
  • 指先(tippy toe)で押さえるように注意
  • 毎日、きらきら星のテーマを全部以下の通りに歌いながら右手を空振りするように言われる ※「AAEE11E 332211A EE33221 EE33221 AAEE11E 332211A」
  • 夏休み真っ最中のためかレッスンは少なめ

 

6ヶ月目 (9月中)

  • 娘4歳になりました
  • 個人レッスンが週1回で安定する
  • グループレッスンは月1回だけ初心者だけ集めたレッスンをするので参加 ※結局楽器を構えず何も弾かずに見ていただけだったが、本人は楽しかったらしい。普通のグループレッスンも週1回あり勧められたものの、ほとんどの曲に参加できないし、中学生くらいの大きい生徒もいて長女は萎縮して何もできないし、渋滞がひどく疲労が激しいので参加せず

 

7ヶ月目 (10月中)

  • EE33221を10回連続で弾いて練習。※きらきら星は、「Suzuki sandwich」なのだそう。最初の2小節のパンが、EE33221というチーズを2枚挟んでいると。発想がアメリカン。(AAEE11E 332211A = bread)(EE33221 = Cheese)
  • 月の終わり頃に他のリズムでも弾く練習を始める
  • 「タッタカタッタカ」のリズムは、通称「Down, children. Up children.」これを歌いながら弾く練習をする。以下同様
  • 「タタタ タタタ」の三連符は、通称「Strawberry bubblegum」もしくは「Pickles are cucumber」と呼ばれる
  • 「タタッタタタッタ」のリズムは、通称「Dr. Suzuki」。これには、曲全体に以下のような歌詞が付けられていることを後で知る(笑)※Dr. Suzuki said “Don’t to be lazy. Practice and practice and practice and practice.”  So practice and practice and practice and practice and practice and practice and practice and practice. Dr. Suzuki said “Don’t to be lazy. Practice and practice until you be crazy” , yeah!
  • そういえば、16分音符の通称は何なのだろう?通称は教室によっても違うようである

 

8ヶ月目 (11月中)

  • きらきら星変奏曲を、一通り独りで弾けるようになる
  • 実は発表会が予定されていたが、その存在を知ったのが直前だったものの既に予定が入っていたため出演辞退
  • 教室でのリハーサルだけ参加させてもらい、初めて人前で弾く経験をする ※長女の希望により、親はシャットアウトされました(涙)ドアの外に立派に「Taka」を弾いている音が聴こえてきて、涙が出ました

 

9ヶ月目 (12月中)

  • 移弦の時に音がかすれるのに注意。一度止めてから弾く練習
  • 「ちょうちょ」の最初2小節だけ教えてもらう「E22311 A123EEE」※ちなみに「ちょうちょう」の英語名は「Lightly Row」

 

10ヶ月目 (1月中)

  • 「ちょうちょう」を最後まで教えてもらう
  • 2週間日本一時帰国。楽器は持って帰らなかったです。甘いんでしょうか?
  • 戻ってから1回目のレッスンは眠くて何もせず

 

11ヶ月目 (2月中)

  • 「ちょうちょう」は卒業したらしく、「こぎつね」の最初4小節を教えてもらう ※「こぎつね」は英語名「Song of the Wind」
  • 大雪でレッスンがキャンセルになったので、親の私が自主的に「こぎつね」を最後まで教える
  • 「こぎつね」は少ない弓で弾く曲
  • 弓の返しを早くする練習 ※弓を返すことを「circle」というらしい。こういうことがいちいちわからなくて、知ると新鮮

 

12ヶ月目(3月中)

  • 発表会では「こぎつね」を弾くらしい
  • 近頃は車の中で寝てしまっても、起こすとちゃんと起きて、レッスンを受けるようになってきた

 

本当に厳しい1年間でした。最初は家で2〜3分ほどの練習でした。楽器出して挟むだけ。それからはあまり練習時間は増えていませんが、弾ける曲が増えてくると自然と弾く時間も長くなってきています。といっても10分くらいでしょうかね…。調子が良いと15分くらい弾き続ける時もあります。本人はバイオリンは嫌いじゃないようなのですが、どうもめんどくさいという気持ちがあるようです。弾きたくて弾きたくてしょうがないという強いモチベーションは特にないようです。でも、私は忘れられないのです。長女が左指で押さえる練習を始めて間もなく、まだ2、3回しか弾いたことのない時期に、B(シ)の音を外してしまった時、サッと正しい音程で押さえ直したんですよね。なかなかできることじゃないと思います。少なくとも私が3歳の時にはできなかったと思うのです。音感が良いと思うんですよ、親バカかもしれませんが。別に超絶技巧の曲とか弾けるようにならなくても良いから、好きなジブリやディズニーの曲を気持ちよく弾いて音楽を楽しめるようになってほしいです。そして、もし本人のやる気があれば、ユースオケに…。

 

3月下旬に初めての発表会。モチベーションの鍵です。衣装選びなど、発表会に関してはまた別に書こうと思います。