国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

娘の日本語状況 (2歳11ヶ月 在米1年2ヶ月)

8月末に3歳になった長女の、2歳最後の日本語状況です。

 

渡米してから一年以上が経過しましたが、最近は日本語を話すお友達が着々と増えており、母子共々ますます英語を使う機会がありません。しかし、永住組親子は日本語優先、という流れに乗って気楽に過ごしています。3歳までの娘の成長をメモしておきます。

 

「さしすせそ」の発音

「ちゃちちゅちぇちょ」になっていて可愛かったのが、いつの間にかちゃんと言えるようになっていました。自分の名前もちゃんと言えるようになりました。昔の発音の真似すると、訂正されます。おかげで、言っていること(の生意気さ)がストレートに伝わってきて、可愛さ半減。こちらの言い方も厳しくなることが増えてきてしまい、自己嫌悪と反省をする頻度が増しました。

 

過去を振り返る

◯◯、赤ちゃんだった時、〜してたよね。

昨日、〜したね。

昔、〜したね。

これ、懐かしいね!

など、過去に起こったことをよく思い出して話してくれます。一年くらい前までははっきり記憶があるようです。昨日と昔の区別はまだあまりないようで、数ヶ月前のことも「昨日」と言う時があります。

 

「もう」と「まだ」を使い分ける

最近、使い方に気をつけるようになり、間違えると言い直すようになりました。

 

アニメ絵本シリーズを全巻制覇

渡米前に日本で(中古で)全巻仕入れておいた「日本昔話アニメ絵本」と、「世界名作アニメ絵本」。2歳半頃から急に興味を示し初めて、少しずつ出しながら読んでいっていたのですが、ついに全巻出し終えました。寝る前に持ってくるのは、必ずこのシリーズです。どれも楽しんでいますが、「ヤマタノオロチ」だけは怖かったのか、最初の数回だけでその後はほとんど触れようとしません。グリム童話アンデルセン童話、イソップ寓話にも最初に日本語で触れられたのは、よかったと思います。その後英語で読んだとしても、「あ、これ知ってる」と思えるといいなと思います。英語のfairy taleの絵本を借りてきても、知っている話だと興味を持つようです。といっても英語で読んでも全然聞かないですが。(私も自分の変な英語を聞かせるのはどうかと思います)

日本の昔話も大好きです。最近よく読んで欲しがるのは、「おむすびころりん」と、「ぶんぶくちゃがま」。

※ただし、このシリーズ、中には文章が良くないものもあるので、全巻はオススメしません。

他に、こぐまちゃんシリーズ、ぐりとぐらシリーズも全巻揃えて日本から持ってきて、全部出し終えています。

 

宮崎アニメも全編制覇

これも渡米前に日本で仕入れておいた、宮崎駿全集です。全て最低一回ずつは観ました。再生回数は、ハウル、ポニョ、千と千尋あたりが多いです。お友達がハウルが好きだということで、影響されてよく観ました。怖いと思うんですけれどね…。親はトトロが好きなのですが、意外と観ていません。

最近図書館で米林監督作品を発見して借りているのですが、そのへんのこともまた記事にしたいです。

 

DVDは日本語で!

英語だと理解できないのが気になるらしく、日本語再生できるものは日本語にしてもらいたがります。図書館で借りるDVDは基本英語なので、気に入ったものはあきらめて?文句言わずに観ていますが。

 

干支を唱える

お正月に一度教えた干支を、最近になって唱え始めました。やはりアニメ絵本がきっかけです。自分は午年、というのも言うようになり、妹や親やお友達の干支もきいてきます。面白いです。干支は、中国の文化がルーツなので、アメリカなど西洋文化圏では陰暦の正月の時に登場することが多いと思います。日本のとは微妙に動物に違いがあります。羊はヤギのこととか。イノシシじゃなくてブタとか。

 

車の中ではCD

退職する時に先輩の先生からいただいた日本語の童謡や手遊び歌のCDを、保育園の行き帰りに車の中で聴くようにしたら、喜んで、ほぼ全曲覚えて歌っています。車の中は退屈なので、CDは良いです。 他のCDも増やしたいです。

 

 助数詞

何かを数えるときは、なるべく助数詞を使って数えています。「いっぴき、にひき、さんびき…」「ひとり、ふたり、さんにん…」「いちまい、にまい、さんまい…」こういうのは、覚えるというより、慣れですよね。

 

文字や数字

あまり進歩は見られないように感じます。自分で読もうという意志が無いようなのです。相変わらずの丸暗記でしのいでいます。さすがにひらがなはだいぶ読めるようになってきたようです。

 

秋からインターナショナルプリスクールへ

この夏で、お世話になった日本語保育園を退園し、主に英語を使うインターナショナルプリスクールへ行くことになりました。基本は英語なのですが日本語、中国語、スペイン語の先生がそれぞれの言葉で話しかけてくれる面白いところなので、通い始めたら娘の様子をご報告したいと思います。