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国語の教員でしたが、アメリカで子育て始めます。

高校の国語科教員を退職し、1歳の子どもを連れて、アメリカで生活を始めました。英語から最も遠い職業だった私の、渡航から英語の学習、米国での生活、子どもの教育等を綴ります。現在、子ども2歳。4月に下の子を出産予定。

今さら過ぎる「シン・ゴジラ」の感想

生活 日本 英語

今さらなのですが、日本へ帰った時に娘をホテルの託児所へ預けてまで夫婦で観に行ったゴジラについてです。

たいした感想は書きませんが、DVDが出てから家でじっくり楽しみたい方など、内容を少しでも知りたくない方はお戻り下さいね。

なぜこのタイミングで書くことにしたかというと、先日ランチをした日本人のお友達が全米公開期間中に観たというので、感想をきいたからです。私は日本で観た時に、日本で(しかも東京駅の近い日比谷で)観られてよかったなあと思った反面、アメリカで観てみたかったなあという思いもあり、最寄りの映画館ではどんな反応だったのか気になっていました。

 

 

自分の感想

ゴジラを知らなくても楽しめる、という前評判通り、いきなり観ても十分面白くてワクワクする、後味が悪くない良い映画でした。実は、ゴジラはなぜか第1作だけは観たことがあったのですが、それもまた良かったのかもしれません。でも、知らなくても十分だと思いました。

夫の影響で、「国家モノ」の映画やドラマを観ることが多くなってしまったのですが(スパイか軍人か警察か銀行員か政治家がだいたい主人公の話)、怪獣ものではなくてそういうので硬派な作風が好きな人はハマるのかなと思いました。ちなみに夫婦でハマった代表的なドラマは過去に「ハゲタカ」「外事警察(ソトゴト)」(←両方劇場版まで観た)「警察の血」などがあります。

あと、キャストが豪華過ぎて、予習無しで観て「あれ、この人あの人かな?まさかね?」と思って本当に出ていたのを最後に知る、という感じだったので、確かに何度か観に行きたくなるのも頷けます。

個人的には、最初に第二形態が遡上してきた川が、日本で最後に住んでいた自宅マンション付近を流れていた川だったのでもう最高でした。これまで住んできた区ばかりがよく出てきたので、何だか悲しいような、嬉しいような。まあ、ゴジラに壊されるとみんな嬉しいんですよね。そういうのがよくわかりました。

元国語教師としてやはり気になったのは牧教授の残した「春と修羅」ですが、これを「修羅」だけ取り出して議論するのはどうかなと思います。やはり、宮沢賢治の「自己犠牲」の思想があったのではないかと思うのですが。

娘はというと、託児所のいろいろなおもちゃで遊んだり、他の赤ちゃん(乳児)を眺めたりと、楽しんでいたようです。(全く振り返りもせずに入っていって、もちろん泣いたりしなかったとのことで、親は少しだけ寂しい…)

 

アメリカでのゴジラ

さて、ゴジラが公開されたアメリカ自宅の最寄りの映画館は、私が住んでいる市の隣の市で、人種の多様性に富んでおり、富裕層も多いところです。ここは、日本人も少数派ながら、割と多く住んでいます。

お友達が観に行った時は、映画館には人がよく入っていて、日本人というよりも現地の観客が多かったようです。

笑いが起こったポイントは、「さすが米軍だな」というところで拍手喝采。カヨコの「私が大統領になる頃に…」で失笑、だったとのことです。まあ…3世とはいえ、日系アメリカ人、しかも女性が大統領に当選する日はそうそう来るとは思われないでしょうね…この調子では。

字幕もだいぶはしょられていたとのことです。そりゃそうでしょう。米→日でもけっこうはしょられる(らしい)から、ましてやあの情報量では…。

 

英語について

カヨコの英語が物議をかもしている、という記事をいくつか目にしたのですが、私は普通に「すごい練習したんだろうな〜」と感心したレベルでした。英会話スクールの広告塔として、決して恥ずかしいようなものではなかったと思います。「ルー語」といわれてしまうのは脚本の問題だろうし。ただ、「ものすごく練習した英語」と、「ネイティブの英語」との間には、何とも表現のしようのない壁があると感じています。でもそれはどうしようもないものではないかと。カヨコが何かおかしいとしたら、たとえ日系3世であっても、アメリカ名門一族ならアメリカで教育を受けただろうし、英語ネイティブだろうに…練習した英語だね、というくらいのものですが、それは映画を観ているアメリカ人には特に変には感じなかったのかもしれません。いろんな英語に慣れているでしょうから、日系人だったらこんなもんかなくらいにしか思わないと思います。

逆に、日本人は海外の映画やドラマで日本人役の日本語がどう聞いても日本人の発音をしていないと、気になって気になって仕方なくなりますよね。どこかで書こうと思っていたのですが、米amazon制作で日本では非公開のドラマ「The Man In The High Castle」という、第二次大戦で日独伊の枢軸国側が勝った後の世界を描いたドラマがあります(原作はSF小説の古典で、ドラマは現在第1シーズン終了)。これも、あまりドラマを観ない私達夫婦(というか私)が珍しく二人で観ているドラマなのですが、日本とドイツがアメリカを分割統治している設定なので、日本人がたくさん出てくるわけですが、みんな日本人の日本語なので感心しています。(でも日本では絶対に人気出ないというか公開されることはないんだろうなあ、という内容です…日本は当然制作協力していないみたいだし、もちろん知っているような俳優も出てきません。日本は比較的まともに描かれているとは思うのですが。ドイツに比べたら…。)

 

 

ゴジラからだいぶそれてしまいましたが、夫は「シン・ゴジラ」のサントラまで買って目覚ましに鳴らすくらいにはのめり込んでいます。娘も朝からノリノリです。家族みんなで、DVDの発売を心待ちにしています。