国語の教員でしたが、アメリカで子育てをして、日本に帰国しました。

高校の国語科教員を退職し、長女が1歳の時に渡米し、2022年に帰国しました。3人目も無事出産しました。

娘の日本語状況 (3歳9ヶ月 在米2年)

この夏は、ありがたいことにリア充すぎて、なかなかブログが書けません。

もう2ヶ月も前のことになりますが、6月半ばに、私たちは渡米2周年を迎えました。

「2年間アメリカに住んでいる」とはいえ、丸2年間学校へ通い、英語で授業を受け続け、友達も英語、見るもの聞くもの全て英語、という環境だったらそうなってもおかしくはありませんが、親の私があいにくこういう状況(家では日本語、友達も日本語)なので、娘もそんなことはありません。

娘達はまだ、日本語優先で取り組んでいます。

 

前回、半年前の娘の日本語状況を書きましたが、

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今回はその半年後の現在までの変化です。

 

少し郊外へ引っ越し

それまで都心に住んでいたのですが、子どもの成長も考えて少し郊外の一戸建てに引っ越しました。メンテナンスやら何やら想像した通り大変なのですが、これまでにない自由を感じられて、それは何にも代え難いものがあると感じています。あと、ご近所づきあいみたいなものも発生してくるのですが、新しい土地は「ザ アメリカ人」という感じの人が多い印象で、マイノリティが少ないです。両隣も向かいのお家の人達も気さくで、表面的にだけでもフレンドリーに接してくれるので、一安心しています(実際は「変なアジア人が最近この辺りも増えてきたな」とか思ってるかもしれないですが)。何はともあれ、子ども達にも「善きアメリカ人」のふるまいを習得してもらいたいなと夫婦で思っています。

 

プリスクールが完全英語へ

引っ越しをしたことで、それまで通っていたインターナショナルプリスクールへ通い続けることができなくなってしまいました。朝の渋滞がひどくて、通うのに時間がかかり過ぎるのです。

近くにあるプリスクールを探して、良さそうなところの見学に行ったら、ちょうど長女の学年が一人分空いているということで、新年から通わせてもらうことになりました。日本の一時帰国から帰ってきてすぐです。

このプリスクールは、それまで通っていたインターナショナルとは違い、先生も通ってくる子もやはり「ザ アメリカ人」という感じの人が多くて、マイノリティはほぼゼロ。長女のクラスの中で英語が弱い子は、お母さんがドイツ人の子だけでした。アジア系人種は、英語ネイティブですらゼロです。こういう環境は私は初めてでした。もちろん長女もです。でも、先生達は、見学の時から、とても親身になって話をきいてくれるし、私のようなわけわからない英語を話す親にも嫌な顔せず説明してくれて、他の親達もとにかくフレンドリー。これが、私たち夫婦の考える「善きアメリカ人」!

見学の時に感じたものはやはり間違っていなくて、長女は初日から泣いたりすることもなく教室へ吸い込まれていき、半年間楽しんで通いました。フレンドリーなお友達と先生方にとにかく感謝です。

週4日午前中だけですが、半年通いましたが、長女の日本語が失われるようなことはありませんでした。まあ3歳までみっちりやったから、当然とは思うのですが。代わりにやはり、英語の方は思ったより身についてこないなという印象です。当たり前ですが、3、4歳だと、同じクラスのアメリカ人のお友達の英語はかなり達者で、早くも私は会話についていけません…。長女はどうやってコミュニケーションをとっているのか不思議です。子ども同士は言葉は関係ないのかな?

 

ディズニーの歌

通い始めたプリスクールの影響か、ディズニーの歌が大好きになりました。FrozenとMoanaの歌が人気のようで、娘もお気に入りです。図書館でDVDを借りて観たり、Alexaにかけてもらったりしています。ちなみにAlexaは英語の設定にしていますが、最近私よりも娘の言うことをよくきくようになってきました。

ディズニーの歌は日本語版もあるよと、youtubeで見せたら、日本語は数回聴くとすぐ覚えていました。英語はおそらく数十回は聴いて、何とかそれらしく歌うようになったのですが、やっぱり日本語だと意味が先に入ってくるみたいです。

 

地域の日本語プレイグループへ参加 

この地域は日本人がけっこう多い、と聞いていたのですが、通りを歩いていて出会うことはまずありません。日本語情報誌やネットなどで調べて、週1回、3〜5歳の子どもが日本語で遊ぶプレイグループを見つけたので、それに参加することにしました。週一回、集まって遊ぶだけではなくて、文字の練習をしたり、読み聞かせをしたりと、COOP形式のプリスクールのようなプレイグループです。お友達も5〜6人でちょうど良いかなという印象。娘も喜んで通うようになりました。両親日本人はうちだけなのですが、年上の子たちは日本語のおしゃべりも達者で、長女はたくさん刺激をもらっています。

 

寝る前に「お話の本」

以前、アニメ絵本シリーズが長女のお気に入りと書いたのですが、

 

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このシリーズは絵が多くてかわいい感じで、子ども受けはいいものの、文章がどうも…というものがあるのです。ものによっては読んでいると頭が痛くなってくるので、そろそろ卒業することにしました。でも、これのおかげで長女は昔話や童話が大好きになりました。アニメ絵本シリーズありがとう!ディスっているわけでは全然ないです!!

新たに導入したのは、こちらです。

 

頭のいい子を育てるおはなし366―1日1話3分で読める オールカラー

頭のいい子を育てるおはなし366―1日1話3分で読める オールカラー

 

 

これは良い本でした。毎日1ページ、違うお話が、挿絵と共に載っています。文章も、数ヶ月読んでみて全く問題を感じません!長編小説も、1ページに収められていたり、ものによっては3回シリーズになっていたりしますが、どれも元の文体の雰囲気を出そうとしているところや、日本文学だけでなく、世界文学や世界中の昔話、伝記、日本の落語、詩までバランス良く入っていて、親も知らない話があったり、面白いです。韓国やオーストラリア、アメリカの昔話など勉強になります。そしてオールカラーです。4月1日から読み始めたのですが、今や寝る前の日課となって、読むまで寝ようとしません。お出かけしていて読めなかった日があると、次の日に二つ読んだりしていますが、今のところ全部読んでいます。

娘はまだ自分で読もうという意欲は低いので、親が読み聞かせています。質問したり感想を言いながらきいてくれることが多いです。長女は少し長めの絵本でも、面白がってよく聴いているので、アメリカではけっこうほめられます。日本では普通かな?

 

「〜から…なの。なんで?」

3歳になってから、「なんで?」の連発は日常のことですが、親としてはなるべく答えてあげたいとは思うものの、何がわからないのかが、もはやわからないというところまで突き詰められることが増えてきて、けっこう辛いです。自分で理由を言っておきながら、「なんで?」ときいてくるのには、「何がわからないの?」と聞き返してしまいます。でも出来る限りは付き合ってあげたいと思っています。最近、「なんでだと思う?」というと、その理由を教えてくれたりして、「なんだわかってるのか」と思うことも増えてきました。しかし、こっちが調子に乗って話をした時に限って、最後に「なんで?」と聞いてくると、もうほとんどコントのようです。サンドウィッチマンの「いやちょっと何いってるのか全然わかんない(笑)」みたい。まあ実際そういうことなんだろうな。

 

う◯ち、お◯っこ…

上記の言葉を連発するようになりました…。日本のテレビもEテレだけだし、学校も英語だけ、日本語プレイグループでもそんなことを言っている子はいないのに…。やっぱりなるんですね。興味深いです。日本で保育園とか幼稚園行っていたら、お友達の影響かなーなんて思っていたでしょうが。もうこれは、完全に本人の性質なんでしょうね。唯一影響を与えているとすると、親なんですが。心当たりは…ないとはいいきれません。最近、次女がよく食べるし快便で、一日平均3〜4回大をします。それでどうしても口にしている、というのはあるかと思います。

ちなみに、英語では、うんちがpoo、おしっこがpeeなわけですが、これもやっぱり好きみたいです…。

うんこ漢字ドリル」でもやってみるか…。

日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生

日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生

 

 

ひらがなはほとんど読める、半分くらい書ける?

本をスラスラ読むことはまだできませんが、単体でならほとんど読めるようです。書きやすかったり、よく使う文字は、書けるようです。

日本語のお友達に手紙を書くのが好きで、お友達とお母さんの名前を書きたがります。教えてあげることもあれば、ひらがな表を見て勝手に書いていることもあります。

 

漢字も簡単なものが読めていた

「山」「三」など、お話のタイトルによく出てくるような簡単な漢字は、読めるようになっていました。概念と音が結びつけば、ひらがなカタカナよりは簡単なはずです。褒めちぎって、興味と意欲を継続させたいと思います。公文の漢字カード1、2を、種類分けしてリングに通して遊んでいます。

 

今後の課題はカタカナ

カタカナは、まだほとんど何も取り組んでいません。でも、本でも何でもよく出てくるし、外国生活していると使うカタカナも多いので、そろそろ取り組んでもいいのかな、と思っています。

 

おわりに

長女はもうすぐ4歳です。参加できるキャンプが増え、日本語英語両方、充実した夏休み期間を過ごしています。秋からはまた地元のプリスクールが始まります。キンダーまでの1年間にどんな成長をみせてくれるのか、楽しみです。

あと、1歳4ヶ月になった次女もいろいろしゃべったり、歩いたり、ベビーサインをしたりするようになったので、またそれも書きたいと思います。

娘の日本語状況(3歳3ヶ月 在米1年6ヶ月)

昨年末に書いて途中で放置していた記事を、完成させました。

今より半年以上も前の、長女の様子です。

 

昨年末の日本滞在中に気づいたり変化した、娘の日本語についてです。

 

昨年末、約1ヶ月半日本へ一時帰国して、私の実家に1ヶ月暮らしました。それほど長い間実家にいたのは、思い返せば上京して以来始めてでした。せっかくの日本での生活、日本語を強化する絶好の機会です。何かいつもと違うことを、と思い、日本では毎日ひらがなの練習をすることにしました。日本語強化月間です。

 

公文のワークブック

日本で買えば普通のお値段のひらがな練習ワーク。やるしかない!易しいものを一冊、毎日1ページずつくらいのペースで進めていきました。欲張りません!

実は、欲しかったのはオマケの巻末に付いている何度でも書いて消せるあいうえお表です。これだけでも持って帰国しようと決心していました。

実家に滞在していると、食事の用意や洗濯、掃除など全くしなくていいので(するべきなんでしょうか?)子どもたちと関わる時間が増えて嬉しかったです。朝ごはん食べたら片付けせずにそのまま「プリントやろう!」と言えるので、子どももその気になりやすいです。そう考えると、実家はパラダイスでした…。今のワンオペ状況だと、子どもと本当に一緒に遊べる時間って、働いていた頃とそう変わらないんじゃないかと思います…。

ワークの方は、最後の方は文字数が多くなってきて少々脱線気味でしたが、10ページほどの残りとあいうえお表だけ持って帰国となりました。

アメリカへ戻ってから、新しく通い始めたプリスクールでは、自分の名前をひらがなで作品に書いてくるようになりました。誰も読めないのですが。

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やさしいひらがな1集 (もじ・ことば 3)

やさしいひらがな1集 (もじ・ことば 3)

 

 

 

読める日本語、読めない英語

日本にいると、至る所に日本語があり、目に入ってくるので、読めるものは全部口に出して読もうとしていました。車のプレートにもひらがなが書いてあるのが面白かったみたいです。アメリカでも、目に入る文字は口に出して読んでいたのですが、まだアルファベットを単体で読んでいる段階なので、意味まではわかっていません。日本語は、まだ主にひらがなだけですが、読めれば意味がわかると感じていたようです。

 

日本で生活する同じ歳の子と比べると?

昔の友人達と食事する機会があり、子連れの子も多かったのですが、長女と同い年の男の子がすごく人懐っこくていろいろおしゃべりしてくれました。一方娘は、親の私から見ても人見知りがひどくて、初めて会う人がいる時や、たくさん人が集まる時にはだんまりを決め込むタイプです。思うに自意識が強すぎるのです。だいたいいつも2時間くらいすると本来の娘の姿が出てくるのですが、その頃にはおひらき…となります。その男の子の様子と、普段の娘の様子を簡単に比べてみると、まだそれほど日本語運用能力に開きはないかな、と思えました。

しかし、後ほど公園で小学生のお兄ちゃんがいる同い年の女の子に会った時は、その社交性と圧倒的なおしゃべりの量に愕然としました。性格もあるとは思うのですが…。アメリカにもずーっと一人でしゃべっている純日本人の女の子のお友達がいます(その子は突然英語に切り替わる瞬間があります)。

長女は昔から、しゃべるのは早くはないものの、大事なことを言う時は頭の中でよく考えて、文章を組み立てて、口に出しているように見えます。実際、「てにをは」を適切に使おうとしていて、間違えたら言い直します。でも…日本語のインプットがまだまだ足りないのかもしれません。実は私もあまりおしゃべりなタイプではないので、もっと話しかけることを意識しないといけないようです。私は普段から聞き役に回りがちなので。

 

にほんごであそぼ」と「えいごであそぼ

実家にいて一番違ったことは、テレビがよく点いている、ということです。我が家は東京にいる時にはテレビがなかったし、アメリカに行ってからもケーブルテレビを契約していません。日本のテレビをパソコンて観られるようにしたのですが、少し手間がかかるので、Eテレの決まった番組しか観なくなっていました。あとはDVDと、Fire TVです。

実家では、Eテレがいつもやっているので、夕方はずーっと観ていました。

その時にやっていた、おかあさんといっしょの「おまめ戦隊ビビンビーン」は、アメリカに帰ってからも度々「観たい」と言うようになり、ついにDVDまで購入しました。

1歳の頃からDVDを何本も買って観ている「にほんごであそぼ」も、リアルタイムで放送を観られて長女は喜んでいました。美輪様がレギュラー出演しているとは私は全く知りませんでした。衝撃。

そして、いつのまにかリニューアルしていた「えいごであそぼ」。これにも娘が食いついていました。けっこう、日本語発音を矯正するような内容になっていて驚きました。日本の子どもたちが厚切ジェイソンの指導の元、発音を練習する姿を見て、娘なりに何か感じるものがあったようです。「日本でも、日本人でも、英語を練習するんだ!」という発見があったのではないでしょうか。あと、コテコテの日本語発音をするアニメ(なぜか関西弁)の真似もしていました。

 

 

 

竹、田んぼ、米!

3歳になった頃に「ようちえんかんじかるた」を購入して、たまに出して一緒に見ています。

「身体の部分」「動物」「自然」など6つのカテゴリーに分けてジップロックへ入れておいています。

このかるたは、簡単な象形文字指事文字を、元になったイメージと一緒に覚えようというものです。しかし、日本にいたらたくさん見られるようなものが、アメリカにはありません。特に、太い青竹「竹」、田んぼ「田」、稲穂「米」。いずれは漢字を覚えるためにも、本物を見た方いいはずです。これらを見ることも、日本帰国の理由の一つでした。

母の田舎へ行く機会があったので、これでもかというくらい見てきました。日本の田舎は、竹、田んぼ、米!っていう風景が多いですよね。特に晩秋は、刈り取らないで残っている稲穂もあったので、よかったです。

娘は特に竹がお気に入りでした。竹林を見るたびに、「竹!」と叫んでいました。かぐや姫が中に入っていた竹、という意味で嬉しかったようです。長女は高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が今でも大好きです。

 

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ようちえんかんじカルタ ([かるた])

ようちえんかんじカルタ ([かるた])

  • 作者: 宮下久夫,篠崎五六,伊東信夫,浅川満,金子都美絵
  • 出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

アメリカへ戻ってから

くもんのあいうえお表を自主的に書き込んだり、プリスクールの作品にひらかなで名前を書くようになったりと、アメリカへ戻ってからも日本で得たものは着実に身についているようです。

実は戻ってきてから家を引越し、住む地域が変わり、プリスクールが完全英語の現地の子ども向けのところになったのですが、その後の長女の様子はまた別に書きたいと思います。

かわいすぎる米パンパース ハローキティ柄全種類

米パンパースのパンツ型オムツに関しては、かわいすぎると過去一度投稿したことがあったのですが、

 

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それ以後、また柄も変わったり、上のサイズまで全部ハローキティになったりしたので、誰が喜ぶかわかりませんが再び記事を書きたいと思います。

 

1歳になってオムツ替えにじっとしてくれなくなった次女に、少し早めですが2T-3Tのパンツ型オムツを試してみたところ、漏れもせず、ちょうどよかったのでパンツ型に切り替えました。

更に、もうすぐ4歳(!)の長女は、夜やお出かけの時はまだオムツをはきたがることもあるのですが、そろそろサイズアップかなと思い一つ上のサイズ4T-5Tを試しに買ってみたら、こちらもちょうどよかったです。しかも柄がお姉さん仕様でかわいい…!しばらくやめられそうにありません。

気づけば、2T-3T、3T-4T、4T-5Tと、販売中のキティ柄全種類が今我が家にある状態になったので、これも何かの縁かと思い、そのかわいい柄をご紹介してみたいと思います。

おしりを入れて広がらないと、図のかわいさがわからないので、おしりの代わりに風船を入れてみました。それぞれ2種類ずつ柄があり、上の写真が前、下が180度回転させた状態の後ろになります。

2T-3T

次女の手が入ってしまったけれど、そのまま掲載。オムツを履いた風船が気になって仕方ない子どもたちです。そりゃそうですよね。

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3T-4T

右側のカップケーキ柄がかわいすぎです。おしりにもミルクとカップケーキ。

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4T-5T

お姉さんらしくオシャレになってます。右の柄は、ピンクの細ベルトにネズミ(ジョーイという名前らしい)とキティちゃんのチャームが付いているデザイン。

後ろにはポケット(の柄)が付いています。

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右側のデザインがやはりかわいすぎるので、アップも撮りました。ピンクの細ベルトは金具が水色だったり、チャームは金のチェーンだったり、おしりのポケットにハート型のメガネ?サングラス?が入っていたり…オシャレ!オムツ履いてるのに!

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我が家はCostcoのオムツとパンパースを愛用しているので、他のをほとんど試していませんが、まず漏れないし、合っているのだと思います。

ハギースは確かディズニーのシンデレラなのですが、日本人としては何となくアメリカでのキティちゃんを応援したいと思います。

長女がSuzukiでバイオリンを始めました。その2

前回は、バイオリンを始めるに至った経緯で終わってしまったので、今回は実際に始めるまでを書いてみます。

 

先生との顔合わせ

時間は午後すぐなので、プリスクールのお迎えから直接教室まで行きます。プリは午前中なので、車の中でお昼ごはんを食べながら30分ほどの移動。しかしそれだと約束の時間には早く着いてしまいます。でも一度家に帰ると、またすぐ出ないといけないので効率悪い、微妙な時間…。

結局長女は車の中で昼寝に入ってしまい、ベビーカーで教室へ向かうもご機嫌ナナメ。あいさつどころか先生の顔も直接見られませんでした。

私も緊張したし、長女も何が何やら理解できていなかったのかもしれません。こういうとき、1歳になったばかりの次女は緩衝材というか、場を和ませてくれるので、ありがたい存在です。

私が「実は英語があまり話せなくて、すみません」と言う(言ったつもり)と、先生は、「メールでは全然わからなかったわよ〜」と言ってくれましたが…。

結構ご高齢?だと思うのですが、まったくそれを感じさせず、溌剌として超長身の女性の先生でした。ちょっと厳しそうな雰囲気かな?と思いましたが、ここはアメリカ。フレンドリーに楽しくレッスンをしてもらえそうでした。

「明日グループレッスンがあるけれど、見学する?」と言われて、願ったり叶ったり。これを見れば、長女はバイオリンをやる気になるに違いないと思っていたのです。長女は、バイオリンには自宅で触っていましたが、先生のところへ習いに行く、というのがまだ理解できていないようで、どういう風に練習したら弾けるようになるのか、どんなことをするのか、わからなくて不安で、行くのをちょっと嫌がっていました…。

 

グループレッスン見学

長女はこの日もベビーカーから降りられず。超警戒モードでした。

でも、時間になって子どもたちがたくさん教室に集まり、先生の号令で一斉に弾き出すのを目の当たりにして、かなり興味をひかれたようです。レッスン中から自分の楽器を弾きたいと言いだし、最後の方は出してちょっと弾いていました(笑)。娘の知っている曲があったのも、よかったようです。「きらきら星」だけでなく、「こぎつね」や「むすんでひらいて」など日本でもおなじみの童謡が練習曲になっています。

教室には16名ほどの子どもとその保護者が中にいたりいなかったり。1番小さい子は5歳とのことでした。上は小学校高学年くらいでしょうか。あまり大きくなると参加しなくなるのかな?と思いました。

私もすっかり忘れていたスズキのグループレッスンの流儀を、この日鮮やかに思い出しました。教本1巻の始めの曲「きらきら星変奏曲」から始まって、先生が指示した曲を次々とみんなで(ユニゾンで)弾いていきます(暗譜)。最初の方は全員弾けるのですが、そのうちまだ練習中とか習っていない曲になってくると、弾けない子は楽器を下に置いて座り他の人の演奏を聴くのです。

次第に立っている人が減っていき、最後はユーモレスクで二人になりました。この二人は音程も弾き方も抜きん出ていて、ビブラートもかけていたので、4巻以上に進んでいるのだと思います。興味深いのが、二人ともアジア系の男の子だったことです。アジア系はその子達だけでした。

グループレッスンの良いところは、自分が今後弾く曲を他の人が弾いているのを聴いてモチベーションを高めることができるところにあると思います。また、楽器を置いて座っているのは嫌なので、少しでも、たくさん曲を弾きたい!という気にもさせてくれます。

ただ、上手な人もそうでない人も一緒に弾くので、音程という面から見ると甘くなってしまいます。「これくらいでいいんだ」と思ってしまうとよくないかなと。

かく言う私自身も、昔は音程がメチャクチャ、というか、大学生になるまで音程の概念がほとんどなかったので、ある時期にうまく誘導してあげる必要があるのではないでしょうか。

 

トライアルレッスン

「試しにレッスンしてみるからおいで」と言われ、次の週に早速行きました。長女は、バイオリン自体はやる気になっているものの、まだ新しい先生や場所に慣れず、その日もベビーカーから降りられませんでした。

仕方がないので、母親の私が、子どもになったつもりで先生のレッスンを受け、その様子を見ていてもらいました。

家に帰ってからは素直に練習してくれました。これなら大丈夫かなと思い、先生に次のレッスンもお願いしました。

最初のうちは、週に2回レッスンすることをお勧めすると言われたので、その通りにやってみることにしました。子どもは柔軟なので、レッスン数が多いとその分進みが早いような気がします。というか、最初のうちは1回あたり10分ほどしかレッスンしない(年齢的にできない)ので、週1回だとほとんど進まないのです。

 

本格的にレッスン開始

年間の会費45$を払い、正式に入会。

スズキの教本1巻と、スズキ教育の心得をまとめた?本をもらいました。本の方はけっこうしっかりボリュームがあるので、ちゃんと読まないといけません…。まだパラパラと見ただけです…。

レッスンの最後にロリポップをもらってご機嫌。今まで食べさせたことがなかったのですが、ごほうびに特別ということで、あげました。帰りの車で無言で舐めていました。

 

親の宿題

それがこの本です。最近日本語の本でさえまともに読んでいないのに…!(リーフレットとかじゃなくて)ちゃんとした本じゃん、と夫も驚いていました。

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週2回、往復1時間

最初のうちだけとはいえ、平日、週に2回、往復1時間運転するのはかなり骨が折れます。実際、11時半にプリスクールのお迎えに出てから、帰宅するのが午後3時を過ぎるので、その日は外へ遊びに行ったりはできないのが現実です。親の自分が疲れてしまって…。プリでお外遊びをしているからいいのかな、とは思いますが。早く週1回にならないかな、と思っています。家での家事をする時間が減って、洗濯物がたためません…。

でも、たまに私も楽器を出して、一緒に練習するのはとても楽しいし、私の精神衛生上も良いように思います。

長女がSuzukiでバイオリンを始めました。その1

なぜバイオリンなのか?

最初は自分語りです、すみません。私にはささやかな夢があります。それは、娘が演奏するオケでブラームス交響曲4番を聴くことです。ただ単にこの曲(ブラ4)が好きなだけなのですが。「交響曲」というのはやっかいで、オーケストラでないと演奏できません。一人では演奏できないのです。

実は私は、3歳から11歳くらいまで、バイオリンを習っていました。物心ついた時にはもう始めていて、姉もやっていたし、そういうものだと思っていました。当時は親に勝手に連れて行かれるだけで、全く自主性もなく、特に楽しかったような記憶もありません。親も、「上手になって欲しいとかは望んでいないから、続けることに意味がある」と言って私に続けさせました(もうちょっとましなことを言って欲しかった)。中学に入るまでにはやめてしまったのですが、音楽は好きだったので、中学の部活ではブラスバンドに入りました(打楽器を担当しました)。

大学生になってから、なぜだか再びバイオリンをやってみようと思い立ちました。この時期、自分の中のコンプレックスと、一つひとつ向き合おうとしていたと思います。勉強のことや、容姿のことなど、それまでの自分にケリをつけていこうとしていました。その中で、心のどこかに引っかかっていた、バイオリンという存在。幼少期の8年間も費やしたのに、全く浮かばれることのなかったその経験と、せっかく習っていたのに全く楽しくなかった幼少期の自分を、思い出の中から救い出したいという気持ちをずっと抱えてきて、これを機会にと学生オーケストラに入りました。初心者同然でしたが、ここでセカンドバイオリンを経験しました。4年間でかなり鍛えられました。この経験が実に良かったのです。オーケストラは社会の縮図なんです。そこで、人、組織、人間関係を学びながら、感性も磨けます。何より、自分だけでなく、多種多様な人と楽器で音楽を奏でるって、こんなに楽しいことなのだと初めて知ったのです(中学生のブラバンでは感じられなかった何かがありました)。あと、それまでイマイチ、クラシックの曲が好きになれなかったのですが、それはどうも室内楽的な音楽だったようで、オーケストラの曲は面白くてカッコイイ曲が多いということにも気付きました。(ちなみに最初の見学の時に先輩方が練習していたのが「春の祭典」で、もうこれで全て心を持っていかれました)

オケって、カッコイイんです!できれば、娘にも一度は経験させてみたい、と思うようになりました。

どうせオケなら、実家に私のバイオリンがあるし、習わせてみようかな、と娘が生まれる前から勝手に思っていました。別に、娘が他の楽器をやりたいと言い出したら変えてもいいと思っています。

 

アメリカでもスズキ?

日本にいたら、何の迷いもなく娘が3歳になったら「鈴木メソッド」の教室に申し込んでいたと思います。私自身、鈴木で始めたので、それ以外の選択肢を考えていませんでした。親によると、私はスズキの先生のところへは楽しんで通っていたそうなのです。ところが、9歳くらいの時に先生を変えてから様子が変わったそうです。私も、二人目の先生はよく覚えています。その方は先生としては素晴らしかったのだと思いますが、私には合っていなかったのでしょう。今考えれば当然のことばかりをされていましたが、当時の私にとっては、とても厳しい先生でした。

そしてやって来た、突然の渡米。アメリカでの生活が始まってしまい、娘のバイオリンのことはしばらく考えられませんでした。

娘が1歳9ヶ月で渡米して、3歳を迎えた頃、やはりバイオリンを習わせてみたいと思うようになりました。自分の楽器も苦労して持ってきていたのですが、単純に、娘と一緒に弾けたら楽しいだろうなと思ったのです。それに娘は、1歳の頃から歌うのが大好きで、親バカフィルターがかかっているにしても、とても音程が良く、「子どもってこんなに上手に歌えるものなんだ!」とびっくりしたのです。音楽が好きなら、何とか伸ばしてあげたいという思いもありました。音楽は言葉の壁も越えますしね。

夫に「バイオリンを習わせてみたい」と相談すると、「英語の先生ならいいよ」との返答。日本人ではなくて、現地の子を相手に教えている現地の先生になら、習わせてもいいということでした。夫はそういう風に私を鍛える方向へ持って行ってくれるんです、ありがたいことに。。。

迷いに迷いました。実は日本人の、鈴木メソッドで教えている先生が、隣の市にいるのです。私は英語でのコミュニケーションにはまだまだ自信がないし、ましてや音楽のこととなると全くわかりません。どうせなら一から勉強するか…。

意を決して英語のサイトを調べてみると、何と、市内にも現地の鈴木メソッド研究所?教室?がいくつかあるようでした(公文式KUMONよりは教室数は断然少ないですが、これも世界に広がる日本式教育なんですね)。先生達の経歴を見て、鈴木慎一氏に直接指導を受けたと書いてある先生にメールを出してみました。私の方も、娘が現地のプリスクールへ通い始めたのをきっかけに、少し度胸がついてきたようです。

 それからトントン拍子に?話は進み、試しに先生に会いに行ってみることになりました。

 

 

長くなってきたので、その2に続きます

 

次回予告↓

先生との顔合わせ

グループレッスン見学

トライアルレッスン

本格的にレッスン開始

親の宿題

週2回、往復1時間

 

おまけ

私の考える、スズキメソッドの長所と短所

長所

  1. 手法が確立している
  2. 耳や集中力が育つ
  3. 個人レッスンとは別にあるグループレッスンでモチベーションアップ

短所

  1. 譜読みが弱くなる傾向有
  2. 音程が弱い傾向有

このへん詳述したいところですが、また書く機会があると思います。

 

米国出産体験記4 入院3日目〜緊急帝王切開編〜

出産体験記が全く進まないので、全部書くのは諦めて、ひとまず書き上げた部分のみ公開することにします。0時から5時くらいまでの怒涛の5時間です。

 

出産のための入院も3日目に突入し、この日、ついに生まれます。

 

0:00 いきみを休止

陣痛の合間にぐったりと身体を休め、ほとんど寝ながら陣痛がくるといきんでいましたが、日付が変わる頃、「いきむのをやめてみましょう」と言われました。

正直いって、いきまないと陣痛が辛かったのですが、前々日からの疲労もピークに達していたので、体力回復のためなのかな、と思ってなるべく休んでいました。

 

1:00 緊急帝王切開を告げられる

いきむのをやめて1時間ほど経った頃、医師がやって来ました。言われたことは、ざっと以下の通りです。

「あなたは今までよく頑張ったわ。でも、あなたがいきむ(push)と赤ちゃんの心音が低下し、やめるとまた、回復するのを繰り返していたので、やめて様子を見ていました。今、あなたは熱が高くなってきて感染症にかかり始めています。破水してから時間も経っていて、分娩が長引くと赤ちゃんも感染症にかかる可能性が高まります。赤ちゃんがまだ元気なうちに、取り出した方が良いでしょう。帝王切開を勧めますが、どうしますか?」

私は、これを聞いた時に愕然として、涙があふれてきてしまいました。わんわん泣いたと思います。もう何から手をつけていいのかわからない精神状態でした。少し時間を下さい、と言って、夫と話し合いました。

私がなぜ悲しかったのかというと、まず一つ目は、これまでの努力というか、忍耐と、それを支えてくれた人達の全ての苦労がまったく無駄になってしまった気がしたからです。ほぼ丸二日間、自分でこの子を産むんだ、ということを夢見て耐えてきたものが無駄であり、お世話になった医師、麻酔科医、助産師、通訳さん…達に申し訳ないという気持ちになったのです。二つ目は、大事な分娩をほとんど寝ながらダラダラやってしまったからなんじゃないかと、もっともっと頑張らないといけなかったんじゃないかと、自分を責めてしまったからです。

結論を出す前に、そういう私の気持ちを、医師に伝えました。すると、医師はこう言ってくれました。

「あなたのやったことは無駄ではないのよ。赤ちゃんが出て来られるかどうかは、全開になってみないとわからないの。あなたは十分頑張ったし、いきみも十分な強さだった。ただ、あなたが頑張ると赤ちゃんが弱ってしまっていたの。何らかの理由で出て来られなくなっているから、これ以上は頑張らない方がいいと思うわ。」

こういう場合、日本では有無を言わさず緊急帝王切開だったのではないでしょうか。でも、医師が「あなたはどうしたい?」ときいてくれるのがアメリカらしいなと思いました。

帝王切開をすることにしました。

 

2:30 緊急帝王切開

準備ができるまで少し部屋で待ったと思いますが、思ったよりも早くオペの時間がやってきました。

 

優しい助産師さん

最後の担当だった助産師さんは、まだ陣痛に耐えていた時にも一度担当してくれて、若いのだけれど本当に優しくて天使のような人でした。

 

3:00 手術、出産

ふたたびエピドゥラルが注入され、下半身の感覚が無くポカポカと暖かくなってきました。その上、二日間の寝不足もあったので、横になるといつでも意識を失いそうでした。

ほとんど目も開けていられなかったので、あまり覚えていないのですが、この手術の感想は、とにかく手際が良い、の一言に尽きます。誰もが適度にリラックスして、まるでカフェでお茶でもしているかのようにいつの間にか始まり、気付いたら生まれていました。日本で帝王切開した時も早いなあと思ったのですが(15分)、今回は緊急だったこともあるのでしょうか、10分かかっていないと思います。

 

仮死状態!

しかし、次女が生まれてから、現場の空気は一変します。何やら緊張感が漂い、慌ただしい雰囲気です。通訳さんが冷静にこう言いました。「息をしていません」

私はほとんど開けても焦点が合わない目を無理やり開けて、部屋の隅に運ばれていく娘を見ようとしました。今でも焼き付いているのは、小さな青白い身体が両手を大きく広げ、硬直してぴくりとも動かない後ろ姿です。それ以降、自分の記憶はあまりありません。ただ、漫画「コウノドリ」を読みすぎていたせいで、「またまた、どうせ大丈夫なんでしょ〜」と、妙に楽観的だったのを覚えています。

夫は生きた心地がしなかったそうです。だめだったか、と思ったと言っていました。このときの印象的だった出来事を、後から教えてくれました。オペ室には緊急用レバーがあって、看護師の一人がそれを引こうかどうしようか迷っていたそうです。するとすぐにもう一人(医師?)が、「早く引け引け!」と言って、レバーが引かれました。すると、扉が開き、ドヤドヤと人がたくさん出てきた(夫談)そうです。それまでも部屋にはたくさん医師や看護師がいたのですが、こんなにたくさん待機していた人がいたんだ、とびっくりしたそうです。なんか、ドラマみたいですね。全然覚えてないのですが。

その後、夫は次女について行くとのことで、外は出て行き、私は産後の処置を受けました。

また夫の話ですが、いつかは定かではないものの、夫が部屋を出た時は娘は息を吹き返していたそうで、移動中の廊下はお祭り騒ぎをしながら医師や看護師がものすごいスピードで走っていて、自分はついて行くのに必死だったとのことです。アメリカを感じるエピソードです。

 

5:30 産後の部屋に移動、通訳さんとお別れ

詳細は割愛

 

14:00 長女が初対面

詳細は割愛!!

 

この後もドラマがありすぎて、ちょっと私の力量では文章にしきれませんでした…。気が向いたら書くことがあるかもしれません。

 

長々とありがとうございました。

生まれた時には息をしていなかった子が、無事一歳になりました。感謝しかないです。

 

 

お久しぶりです

気がついたら年が明け、3月も半ばになっており、ただただびっくりしています。

昨年末以来全くブログの更新ができていませんでしたが、一応元気に生きています。

次女の出産体験を書いていましたが、そうこうしているうちにもうすぐ一歳になろうとしています…早すぎる!!誕生日を迎えるまでには、ブログでも出産したいと願っています。

昨年末の一時帰国から戻って以来、何があったかというと、一軒家に引越し、住む地域も娘のプリスクールも変わり、新しい友達づくりや日本語環境作りに励んだり、家の片付けをしたりしていました。それなりに充実していたのですが、ブログで皆さんと分かち合いたいことだらけなのに、全く記事を書けないのが苦しかったです。

次女もだいぶひとりで遊ぶようになってきて、そろそろまた記事が書けるようになってきたかな、と思っています。2018年もよろしくおねがい致します。

 

にこた